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アルピーヌブランドのDNAを継承した電動スポーツファストバックモデル「A390」が初公開。日本への導入も検討中

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アルピーヌブランドのDNAを継承した電動スポーツファストバックモデル「A390」が初公開。日本への導入も検討中

 仏アルピーヌは2025年5月27日(現地時間)、電動スポーツファストバックモデルの「A390」を発表。また、アルピーヌ・ジャポンは5月28日にA390の日本への導入を検討していることを告知した。

 アルピーヌとしてはA110、A290に続く3番目、またアルピーヌのBEVとしてはA290に続く2番目のモデルとなるA390は、アルピーヌ車を特徴づける爽快なドライビングプレジャーを実現するとともに、ファストバックならではの高い実用性を具現化したことが特徴。グレードはGTSとGTの2タイプを用意し、デビュー記念モデルとしてGTSをベースとするA390プルミエール(Première)を設定している。

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 エクステリアに関しては、クーペとSUVをクロスオーバーさせたファストバックスタイルを基調に、アルピーヌならではのスポーティさとエレガントさを感じさせるデザインで仕立てたことがトピックだ。フロント部は山をイメージした三角形のエアインテークやエアカーテンを組み込んだ新デザインのバンバー、シャープな造形のLEDヘッドライト、“コスミックダスト(Cosmic Dust)”と称するイルミネーテッドトライアングルのクラスターなどを配備して、精悍でインパクトの強いマスクを創出。先端中央部には先進安全機能を司る高性能カメラを組み込む。一方でサイドビューは、彫刻的で力強いボディラインと抑揚のあるパネル面に、流麗な弧を描くルーフラインを組み合わせて、エレガントかつ力感あふれるフォルムを実現した。そしてリアセクションは、ヘルメットバイザー型でアレンジしたリアウィンドウにバックライト付きの“ALPINE”ロゴを組み込んだガーニッシュと横長のLEDコンビネーションランプ、フロントのライティングに呼応した“コスミックダスト”などを配備して、個性的で印象深い後ろ姿を演出する。足もとにはGTSに新デザインの21インチフォージドアロイホイール+ミシュランPILOT SPORT 4Sタイヤ(245/40ZR21サイズ)を、GTに20インチダイヤモンドカットアロイホイール+ミシュランPILOT SPORT EVタイヤ(245/45ZR20サイズ)を装着。アルピーヌとミシュランが共同開発したPILOT SPORT EVタイヤには、専用タイヤの証である“A39”マーキングを刻印した。

 エアロダイナミクス性能にも徹底してこだわる。アルピーヌのモータースポーツ活動で培った技術を応用した専用デザインの前後バンパーやディフューザー、前後オーバーフェンダーおよび幅広サイドスカート、17°のルーフ角度、リアウィンドウのベースに組み込んだブラックのスポイラー、エアガイドを配したホイールなどを採用して、空力特性を最大限に高める。ボディサイズは全長4615×全幅1885×全高1532mm/ホイールベース2708mm/最低地上高152mmに設定。ボディカラーはアルピーヌビジョンブルー(Alpine Vision Blue)、アルジャンメルキュール(Argent Mercure)、ノワールプロフォン(Noir Profond)、ブルーアビス(Bleu Abysse)、ブラントパーズ(Blanc Topaz)、グリトネールマット(Gris Tonnerre Matte)という計6色をラインアップした。

 “スポーティ コクーン”と称するインテリアについては、スポーティなアレンジを施すとともに快適性と品質にこだわったオリジナリティあふれるキャビン空間に仕立てる。内装色はブルーを基調とし、ダッシュボードやセンターコンソール、ドアパネルはレザーでコーティング。洗練された雰囲気のライティングも採用した。また、コクピットはドライバー指向でアレンジ。下部をフラット化したレザー巻きの3本スポークスポーツステアリングホイールやF1レースの世界にインスパイアされたアルミニウム製のボタンおよびロータリーノブ、A110のアイコニックなデザインを踏襲するセンターコンソール、R/N/Dトランスミッションコントロールなどを配して、ドライビングに集中できる空間を創出する。ドライバー前には様々な情報を見やすく表示する12.3インチインストルメントスクリーンを、インパネ中央にはインストルメントスクリーンと一体でアレンジするとともにドライバー側に傾けて配置した12インチセンターインフォテインメントスクリーンを装備した。オプションとして、DEVIALETオーディオシステムやマイクロファイバーヘッドライナーなども設定する。シートについては、前席にサポート性を高めたスポーツタイプを、後席に分割可倒式シートを装着。表皮にはレザーやアルカンターラを採用する。オプションでカーボンツイルまたはリアセクションカーボンインサートを選択することも可能だ。ラゲッジ容量は後席使用時で532リットルを確保。充電ケーブルが収納できるフロア下スペースも配備している。

 注目のパワートレインは、GTSに最高出力345kW(470hp)/最大トルク808Nm、GTに最高出力295kW(400hp)/最大トルク650Nmを発生するフロント巻線型同期モーター×1/リア永久磁石同期モーター×2という3モーターで4WDシステムを構成するとともに、総電力量89kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載。また、アルピーヌが独自に開発したトルクベクタリングシステム(各ホイールのトルクを変化させる機能)によって、ダイナミズムと俊敏性、そして安全性を高める。さらに、ドライブモードとしてSave/Normal/Sport/Persoのほか、新たにTrackモードを設定。ドライバーに提供する音声フィードバックには、専用セッティングの2種類のAlpine Drive Soundトーンを採用した。性能面ではGTSが最高速度220km/h、0→100km/h加速3.9秒を、GTが同200km/h、4.8秒を実現。一方、航続距離は欧州WLTPモードで520km(21インチホイール装着車)~555km(20インチホイール装着車)を達成する。充電に関してはAC普通充電の11kWおよび22kWと、190kW以上のDC急速充電に対応させた。

 基本骨格については、ルノー・日産アライアンスのAmpR Mediumプラットフォームをベースに、ハイドロリックストップ付きのサスペンションを配した専用セッティングのアルピーヌシャシーを採用。また。制動機構にはアルピーヌ初の6ピストンキャリパーを備えたΦ365mmディスクブレーキをフロントに配備する。車重は2121kgプラスに仕上げ、低重心化を図るとともに前後重量配分を49:51に設定した。

 なお、A390は「アルピーヌ ドリームガレージ」と称する今後アルピーヌがラインアップする予定の7つのBEVモデルのうちの1台に位置。すでに発表済のA290を含めると、あと5つのBEVモデルが登場する見込みである。

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みんなのコメント

1件
  • taka.
    アルピーヌやロータスさえもSUVの流行の波に呑まれる時代が来ようとは...
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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