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スズキの快進撃はココから始まった? 軽自動車メーカーから脱却した今を支えるクルマ

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スズキの快進撃はココから始まった? 軽自動車メーカーから脱却した今を支えるクルマ

 21世紀に入っても、スズキというメーカーの顔はワゴンRやジムニーといった軽自動車だった。小型車販売はもちろんしていたが、スズキの小型車の武器は廉価であること。軽自動車製造の延長線上にあった登録車は、つくりの面で苦戦している印象もあった。

 しかしそこから20年も経たないうちに、現在のスズキは小型登録車で魅力的なクルマを数多く作り上げてきた。このきっかけを作ったのが、世界戦略車として名高いあのクルマだ。

【画像ギャラリー】今やスズキの看板的存在のスイフト!! こう見るとだいぶ進化したよなぁ(8枚)

文:佐々木 亘/画像:ベストカーWeb編集部

泣く子も黙る79万円からの大きな進化

 スズキを大きく変えたのはスイフトの存在。それは初代のHT51S型ではなく、2代目の方。初代は、軽自動車を乗用車サイズまで大きくしたようなクルマであり、その売りは安さにあった。「泣く子も黙る79万円」というCMを打ち出し、当時の一般的な軽自動車を下回る最低価格が、大きな注目を集めた。

 次いで2004年に登場した2代目スイフト。これが、スズキの未来を切り開く存在となった。

 スズキの世界戦略車として登場したZC11S型スイフトは、登録車専用の新設計プラットフォームを導入し、クルマの質が格段に上昇。スズキのコンパクトカーは、ここから大きく刷新されていったのだ。

十分すぎる登録車を作る! この気持ちが現在へとつながる

 初代と比較して、ワイドトレッド、低重心、ばね下重量の低減を行った2代目は、走行性能を重視したコンセプトが高次元でマッチングし、スズキのイメージを大きく変えた。

 筆者も6年程愛車として乗っていたが、手応えのあるシャープな操作フィールは、当時のどの国産コンパクトカーよりも上だったと思う。

 塊感のあるボディとは裏腹に、コクピットはシンプルそのもの。スポーティなシートに身を委ねると運転に集中する環境が出来上がる。決して派手さは無いのだが、スズキというメーカーの真面目さが十二分に感じられるインテリアだった。

 さらに2代目スイフトには、スズキらしい遊び心も満載だった。

 例えばタコメーター、0が時計の6時の位置にあり、針は真下を指した状態からアクセルONとともに上がっていく。時計の9時の位置まで針が上がればシフトチェンジのタイミングを迎え、さらに12時の位置を迎えると、ちょうどレブリミットに達する。

 この表示方法はバイクのメーターを思わせるもの。エンジン回転数の勘所がつかみやすく、針の動きにもワクワクさせられたものだ。

 上質だけど廉価、シンプルなようで遊び心満載という、現在のスズキが得意とするクルマづくりが、2代目スイフトには溢れていたぞ。

 スイフト誕生以降、登録車でも強さを発揮するスズキ。コンパクトSUVのSX4、欧州で高く評価されたスプラッシュなどを生み出しながら、スズキが軽自動車開発の裏に隠していた、小型自動車製造での地力を発揮するようになっていった。

引き継がれる歴代スイフトの思い

 2023年12月6日に公式発表されたスイフトのフルモデルチェンジ。今回で5代目となり、スイフトの走りにはさらに磨きがかけられた。しかし高級路線には乗らないのがスズキのスタイル。

 車両本体価格は172万7000円からスタートし、国産コンパクトの中でもハイクオリティかつロープライスという抜群のコスパマシーンになっているのだ。ここに、スイフトらしさを感じるとともに、スズキの価格に対するあくなき挑戦が見える。

 ただ、残念なことに派生車であるスイフトスポーツは、2025年3月にファイナルエディションを発表し、同モデルは11月までの期間限定生産となっている。標準モデルも生産をすでに終えており、スイフトスポーツは、一時的に市場から消えることとなってしまう。

 スイフトとスイフトスポーツは、対になって真価を発揮する存在。近い将来、次期型スイフトの登場と共に、スイフトスポーツの復活もお願いしたいところ。スイフトは、スズキの小型車をこれからも牽引していく存在だ。

文:ベストカーWeb ベストカーWeb
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みんなのコメント

3件
  • sam********
    スイフトの他にも良い普通車はあったけど、スズキはPRが下手かな。
  • zpf********
    スズキはパクリしかない
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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