シャルル・ルクレールは、フェラーリのような大規模チームに存在するチームの“力学”を完全に理解するのに1年近くを要したと述べている。
フェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)のメンバーだったルクレールは、2019年シーズンを前にアルファロメオ・ザウバーからフェラーリに移籍した際、チームには多くの親しいメンバーがいた。
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慣れ親しんだ環境だったためチームに容易に馴染むことはできたが、2度のグランプリ勝者であるルクレールはそれでもなお、フェラーリの内部の仕組みを完全に理解するのに長い時間が必要だったという。
「僕は最初からリラックスしていた」とルクレールは最近の『Beyond the Grid』ポッドキャストで語った。
「学ぶべきことがたくさんあったが、でも人間関係についてはすぐに彼らと知り合えるだろうと感じていた」
「そしてあれほど大規模なチームの仕事のやり方に慣れたのは? おそらく1年くらいかかったと言える。チームの力学を完全に理解するのに1年近くかかった。どのようにトラブルに対処するか、どのように問題に反応するかということをね。そう、ほぼ1年くらいかかったかな」
ルクレールは、適応期間は実際には早く過ぎていったと述べた。それは彼が集めた知識の量のおかげだという。
「長い時間だった。とてもとても長い時間だったけれど、すごく興味深いことでもあった」
「その期間はとても短く感じられる。すべてのステップを感じることができるし、何かを学んで適用するたびに、あらゆることがどう機能するかということをより深く学べるんだ。それに状況をさらにコントロールできると感じる」
2019年にフェラーリから華々しいデビューを飾ったルクレールは、その年に2度のF1優勝を果たしたが、2020年シーズンは現代のフェラーリ史上最悪の、パフォーマンス上のスランプに耐えた。
だが冬の間のマラネロにおけるハードワークは、今シーズンの大幅な進歩へとつながった。チームの前進は、ルクレールが第5戦モナコGPと第6戦アゼルバイジャンGPでポールポジションを獲得したことと、第10戦イギリスGPでの活躍によって証明された。
良い時も悪い時もあったこの3年間を通じて、ルクレールは自身がドライバーとしてだけではなく、一個人としても成長したと語っている。
「僕はドライバーとして、またひとりの人間として大きく成長したと思う」とルクレールは話した。
「どれだけよくなっただろう? 数字で表すのは難しいけれど、でも間違いなく、デビュー当時よりは優れたドライバーになったと感じているよ」
「難しいレースが終わるごとに、またいいレースの後もどれだけ詳細を検討するかということだ……。でもそれはとてもおもしろい作業だ」
「このスポーツで僕は常に学んでいるし、グリッド上のどのドライバーも走るたびに学んでいると思うよ」
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みんなのコメント
他のチーム(メルセデス除く)が頑張って頑張って1秒を削り取ってるのに、フェラーリだといきなりパワーアップするもんね。
自分の人なら、なんで!?ってなるよね。
分かるよ