■まるでガンダムみたい!メカメカしさ全開のクルマ5選
かつて放送されていた「機動戦士ガンダム」は、日本を代表するロボットアニメで、1979年に第1作目が放送されました。その後、現在に至るまで多くの関連作品が制作されています。
そして、国産車のなかには、ロボットなどを彷彿とさせる機械的な見た目から「ガンダムっぽい」と称される独創的なデザインをもつクルマが多数存在。今回は、そんな男心をくすぐるガンダムっぽい国産車を5台紹介します。
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●ホンダ「シビックタイプR」
ホンダ「シビックタイプR」は、歴代モデルの多くが「ガンダムっぽい」といわれるほど、メカメカしいデザインをしています。
初代のEK9こそハッチバックのシビックにエアロパーツを付けただけという印象でしたが、代が進むごとにデザインが洗練され、エアロパーツもよりゴツいものに進化していきました。
初代シビックは1972年に発売され、1974年に高性能モデルのRSが登場。1.2リッター直列4気筒エンジンで最高出力76馬力、これがシビックのスポーツタイプの歴史の始まりです。
現行モデルは、5ドアハッチバックに2リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載。320馬力を発揮し、2020年10月9日にはマイナーチェンジモデルが発売されています。
なお、タイプRのイメージカラーであるホワイトのカラーリングも「ガンダム」のイメージと重なることも、ガンダムっぽい印象を強めている要素だといえます。
●三菱「スタリオン」
見るからにガンダムっぽい角張ったデザインを持つのが、1982年に三菱から発売された「スタリオン」です。
1970年からアメリカ市場に進出していた三菱が、1980年代に販売強化を狙うため、アメリカ人にウケるようなクルマを開発しようと試みます。その代表がスタリオンでした。
ヘッドライトをモーター駆動のリトラクタブル式にしているほか、巨大な衝撃吸収バンパー、バンパー下部にエアダムスポイラー、直角三角形状のリアクオーターウインドウなど当時の最先端をいくスタイルが特徴でした。
また、モデル末期になると「ブリスターフェンダー」のボディが採用され、ますますメカっぽい見た目に変化しています。
その近未来的なデザインは一定の人気は獲得するものの、販売は振るわず1990年に販売が終了。そのメカニカルさは後継である「GTO」に受け継がれました。
なお、1980年代登場のクルマのため、現在中古車市場でも流通台数はわずかで、最終モデルの2.6リッターエンジン車「GSR-VR」を中心に、ごく少数が販売されています。
■C-HRもガンダムっぽい? GRSPORT仕様が激似!?
●トヨタ「C-HR」
トヨタのコンパクトSUV「C-HR」もガンダムっぽいといえるデザインを採用。発売前のコンセプトカー時点から派手な見た目が話題となっていました。
2016年の発売後、奇抜で近未来的なデザインやリアドアのハンドルが隠れていることによって、4ドアでありながら2ドアのクーペにも見える斬新なスタイルが従来のSUVとは一線を画すこともあり、人気を博します。
さらに、2019年10月のマイナーチェンジで追加された「C-HR GRスポーツ」はフロントバンパーの左右部に縦型のベゼルを採用したことで、ますますガンダムっぽいデザインとなりました。
●三菱「ランサーエボリューションシリーズ」
WRC世界ラリー選手権用のマシンとして「ギャランVR-4」に代わって登場したのが、三菱「ランサーエボリューション」シリーズで、全10世代に渡って販売されたモデルですが、どのモデルでもガンダムっぽいデザインを採用していました。
外装にプラスされたリアスポイラーを始めとしたゴテゴテとした造形・デザインのエアロパーツがガンダムらしいと話題を集めました。
2015年にシリーズ最後となる「ランサーエボリューション ファイナルエディション」を発売し、日本でのランサーエボリューションの歴史に幕を閉じました。
●スバル「WRX」
スバル「WRX」は、現行の新車ではほとんど採用されなくなった大型のリアスポイラーを搭載しているのが特徴です。
そもそもWRXは、世界ラリー選手権(WRC)参戦車両に与えられた名前で、それまでラリーに参戦していた「レガシィRS」に代わり、「インプレッサ」で参加し、輝かしい成績を残しました。
市販モデルとしては、1992年に発売されたインプレッサの最上級グレードに、はじめてWRXが設定されます。
インプレッサの後継車で現行型の「WRX S4」に至るまで、比較的コンパクトなボディにも関わらず走行性能が高い点が評価されているほか、日常の使い勝手も人気を集めています。
※ ※ ※
最近では、クルマのデザインは多様化し、国や地域の嗜好に合わせた専用デザインも多数登場しています。
「ガンダム」や「エヴァンゲリオン」などのロボットアニメ大国である日本では、今後も私たちをあっといわせてくれるメカメカしいデザインのクルマが登場するかも知れません。
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