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【10年ひと昔の国産車 41】シビック タイプR ユーロは和製タイプRとは異なる魅力がたっぷり

「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前の国産車は環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は「シビック タイプR ユーロ」だ。

ホンダ シビック タイプR ユーロ(2009年)
待望の新型シビック タイプRがやってきた。英国工場で製作されるこのモデルはこれまで欧州専用車だったが、今秋(編集部註:2009年秋)から日本では「シビック タイプR ユーロ」の名で発売される。ただし、2010台のみの限定販売だ。

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では、走り出してみよう。まず感じたことは、乗り心地の良さ。しかもこの手のクルマにしては室内が静かだ。その原因はすぐに判明した。国内向けの和製タイプRのタイヤはグリップ重視のBS RE070だったが、こちらはRE050Aを装着。さらにエンジンにはタイプR系では初めて2次バランサーを装着してノイズと振動を激減している。また、ドアのロアにリップシールを加えた3重シール構造とするなど、ノイズやバイブレーションの対策を施してある。

やはり、欧州ではただホットな性能だけのハッチバックでは生き残れない。ライバルはBMW 1シリーズやゴルフGTIだ。ラグジュアリーな乗り味も重要となってくる。しかし、日本では「タイプR」と名の付く限り、「らしさ」も必要にはなってくる。

まずエンジンはバランサーが付いたおかげで、とてもスムーズに感じる。最高出力は201psだが、VTECのハイカムへ切り換わるポイントが5400rpmへと下げられ、結果トルクバンドが広くなったこともあり、下からとてもスムーズに加速する。

悪く言えば、タイプRにしてはおとなしい。しかし、6速MTの1-2-3速をよりワインディング重視でエンジン回転が上がる方向に変更しているから、ワインディングではしっかりとその性能を使い切れる。逆に4-5-6速は高速走行用に回転数が下がる方向にセッティングされている。シフトもショートストロークでタッチも素晴らしい。リズミカルなシフトが走りにもメリハリを生む。

車体もブレーキングからターンインまでは若干のノーズダイブを伴い、文句のない姿勢を保ってくれる。ただし、横Gがしっかりかかってフルにロールすると、バンプラバーによってかなり強引にロール量が押さえ込まれる。これはスプリングを柔らかくして路面への追従性を上げ、それによって増えるロールを抑えるための手法だ。

ニュルブルクリンクのオールドコースのようなバンピーな路面では、このレベルの柔な足まわりにしないと飛び跳ねてしまう。逆に路面コンディションの良い日本では、和製タイプRのように尖がったセッティングの方が通用するのだ。

和製タイプRは、グローバルな視点からは見直す時期に来ているようだ。今回のタイプRユーロに乗って強くそれを感じる。欧州で通用するタイプRの姿は日本に持ってくると、ともすればタイプSのようにも思える。しかし、どんな路面もこなし、より間口を広げることこそが、グローバルなタイプRの姿だろう。普段の足としても使うのならば、タイプR ユーロの方が適している。

■シビック タイプRユーロ 主要諸元
●全長×全幅×全高:4270×1785×1445mm
●ホイールベース:2635mm
●車両重量:1320kg
●エンジン種類:直4 DOHC
●排気量:1998cc
●最高出力:148kW<201ps>/7800rpm
●最大トルク:193Nm<19.7kgm>/5600rpm
●トランスミッション:6速MT
●駆動方式:横置きFF
●10・15モード燃費:11.6km/L
●タイヤ:225/40R15
●当時の車両価格<税込み>:298万円

[ アルバム : シビック タイプRユーロ はオリジナルサイトでご覧ください ]

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