MotoGPは第5戦フランスGP開催を迎えているが、レプソル・ホンダは今戦からチームマネージャーのアルベルト・プーチが現場に復帰した。
プーチは体調面で問題を抱えていたため、開幕戦から第4戦までを欠場していた。そのため今回のフランスGPが2021年シーズンで初めて現場に顔を出す機会となったが、ポル・エスパルガロは彼の復帰が成長を続ける上で非常に重要だと考えている。
■乱立する“仕様違い”がホンダ理解の妨げに? エスパルガロ弟「パッケージが悪いのか自分が悪いのか……混乱する」
エスパルガロは今季ホンダへと移籍してきたが、厳しいレースが続いており昨シーズンのKTM時代のような表彰台常連となれるパフォーマンスは示すことができていない。
彼はホンダの開発体制に関して、ライダーごとに別方向を向きすぎていると不満を感じていたが、プーチの復帰によって変化があることを期待している。
「これは日本人スタッフと僕とのコミュニケーションが上手くいっていないとかの話じゃない」
エスパルガロはそう語る。
「確かに日本人の文化というのはヨーロッパ側とはかなり違っているし、問題を説明する上でも、アルベルトより日本人スタッフに話すほうが難しいのも確かだ」
「でもそれは関係性の問題だと思うんだ。僕にとってアルベルトがチームに居ることはとても重要で、それは彼がまず第一に“ライダー”だからなんだ」
「そういったこともあって、彼は常に僕らライダーの気持ちを理解してくれている。たとえ上手くいっていないときでもね。技術者は全てを数字で捉えている時があって、僕もたくさんある変数のうちのひとつに過ぎないことがある」
「そうなると、まあ厳格だ。でもアルベルトが居ると……彼と話すとより人間的なんだ。彼と話をすると、問題を別レベルで把握できると感じている。僕は彼に説明できて、彼は日本人スタッフに“翻訳”してくれるんだ。彼は僕以上に(問題を)理解しているんだよ」
「だからアルベルトが戻ってきたことは、僕にとってより重要なことなんだ。必要不可欠なものだと思う。アルベルトとよく話すことで、彼は僕のことをよく理解してくれる。彼が居てくれるのはとても重要なんだ」
なおエスパルガロは、フランスGP初日に4番手タイムをマーク。好調な滑り出しとなった。
彼は5月初旬のスペインGP終了後にヘレスで行なわれたテストで90周と精力的に走行を重ねており、悩まされてきた問題の解決に繋げられたという。
「ヘレステストでは90周とたくさん周回して、多くのことを理解できたよ」
「今日はヘレスで試したことの多くが役に立っているのは確かで、特に自信の面で助けになっている」
「ライディングをより快適に感じられるようにすることをたくさんテストした。問題はいくつかあったけど、テストでの改善もあって、ここではそれも無いよ」
「例えばコーナー進入時のリヤグリップが弱点で、走っているときはかなり不快だった。テストではそうした問題を改善することができたから、ここではそういうことはないんだ」
「それがトラックによって変わるのかは分からない。だからより理解していくためにムジェロやバルセロナへ向かう必要がある」
「ヘレスで問題を解決して、ここでは問題が起きていない。それが今回のリザルトの理由の一部なのは確かだと思う」
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