マクラーレン・レーシングとの訴訟問題に直面している4度のインディカー王者アレックス・パロウが、10月10日、高等法院の審問において、証言を行った。マクラーレンはパロウおよびそのマネジメントを相手取り、インディカー契約に違反したことを理由に2070万ドル(約31億円)の損害賠償を求めている。しかしパロウは、マクラーレンとの契約は、彼らが将来のF1シートを保証したために結んだが、それが実現されなかったと反論している。
パロウは宣誓供述書の中で、2022年9月にマクラーレンがオスカー・ピアストリを2023年シーズンのランド・ノリスのチームメイトとして起用することを発表するSNS投稿を見た瞬間について、次のように振り返った。
マクラーレンとパロウ側が法廷で真っ向対立。契約違反で30億円の賠償求めるブラウンに対し「F1を餌にだました」との糾弾
「マクラーレンが私ではなく別の新人ドライバーを起用したことに、非常に動揺し、不安と怒りを覚えた」
F1参戦への希望が潰えたと感じたパロウは、慌てて彼のマネジメントを担当するモナコ・インクリース・マネジメント(MIM)の担当者に連絡を取り、マクラーレン・レーシングCEOザク・ブラウンに状況を確認するよう依頼した。
「私は、MIMに、ザクと話して何が起きているのかを確認してほしいと頼んだ。9月22日に彼らはザクと話し、ザクは2023年に速く走れるドライバーが必要だったと言ったが、それでもこのことは私がF1に行くチャンスを妨げることにはならないと説明したそうだ」とパロウは述べている。
■F1参戦の夢とマクラーレンとの初期交渉
パロウは、最初からマクラーレンと契約を結ぶ目的はただひとつ、F1への道だったと説明した。彼によれば、マクラーレンとの初期の話し合いは、アドバイザーのダニエレ・アウデットを通じて行われたという。
「2021年末、ダニエレとの会話や、彼が見せてくれたザクとのメールから、マクラーレンは私をインディカーのドライバーとして起用できるかどうか情報を求めていたことを理解した」とパロウは述べた。マクラーレン側は、話を持ちかけたのは自分たちではないと主張している。
パロウは「私はMIMに、自分はマクラーレンでF1に参戦することだけに興味があると伝えるよう指示した。2021年10月か11月に、ダニエレはその話をザクとしたと言っていた」と述べた。
「自分を引きつけたのはF1だけだった。F1は世界最大のシングルシーターシリーズであり、そこで走ることが私の野心だったのだ」
「マクラーレンでテストをした際、ザクは、それを実現できると思う、私がF1に行くために必要な準備はすべて用意する、と言った。当時の私は、彼は真実を話していると思っていた」とパロウは語った。
だが、ピアストリの存在が明らかになった時点で、その信頼に疑念が生じた。
■ピアストリについての説明と、アルファタウリとの交渉
パロウの疑念が頂点に達したのは、2022年10月、ウォーキングに位置するマクラーレン本社(MTC)近くにあるビーバーブルック・ホテルでブラウンと夕食を共にした時だった。
「MTCの近くにあるビーバーブルックでザクと夕食を取った」とパロウは述べた。「ザクは『オスカーを採用するという決定は自分の判断ではなく、(当時の)チームマネージャーであるアンドレアス・ザイドルの判断だった』と言った」
「『2024年に向けて、ピアストリのパフォーマンスは君と比較して評価される。自分としては、君のF1入りのチャンスはオスカーによって影響を受けないと思う』とザクは言った」
「しかし私は、すべてが変わってしまったことを理解していた。その時点から、CGR(チップ・ガナッシ・レーシング)に残ることをより前向きに考えるようになった」
そして、マクラーレンへの移籍からガナッシ残留という方向転換が、この大きな注目を集める契約紛争を引き起こすこととなった。
マクラーレンでのF1の道が閉ざされたように見えたパロウは、別の可能性を模索した。アルファタウリからの関心を示唆する報道が、彼にわずかな希望をもたらした。
「メディアで、アルファタウリがF1ドライバーを探しているという噂があり、私の名前も候補に挙がっていた」とパロウは述べた。
「2023年6月にヘルムート・マルコと電話で話をした。ヘルムートは私が彼らのために走ることに前向きで、マクラーレンとの契約解除の条件を尋ねてきた」
しかし、この希望の火はすぐに消えた。パロウの意に反して、彼の代理人が、マルコが関心を示していることをブラウンに伝えてしまったのだ。
「ザクは直接ヘルムートに電話をかけ、ヘルムートはザクに『もう興味がない』と言ったようだ」とパロウは明かした。
「その会話で何があったのかは分からないが、確実に状況は悪化した。突然、ヘルムートは興味を示さなくなってしまったのだから……」
■マクラーレン側の反論
一方のブラウンは、パロウに対して、F1シートに関するいかなる約束もしていないと強く主張している。
「私は彼に、F1でどのような機会があり得るかを話しただけだ」とブラウンは今週初めの証言で述べた。「彼が検討対象になるとは一度も言っていない」
ブラウンはまた、パロウの突然の解約破棄によってマクラーレンのインディカー部門が『危機的状況』に陥り、スポンサー契約やドライバー契約を減額して再交渉しなければならなかったと主張している。
[オートスポーツweb 2025年10月12日]
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