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スバル、新型BRZ発表。GR 86開発陣と切磋琢磨し、究極のFRピュアスポーツカーを実現

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スバル、新型BRZ発表。GR 86開発陣と切磋琢磨し、究極のFRピュアスポーツカーを実現

 スバルは7月29日、水平対向エンジンを搭載したスポーツカーモデルの2代目となる新型『SUBARU BRZ』を発表した。価格は308万~343万2000円(税込)だ。

 今シーズン、すでに国内最高峰シリーズのひとつであるスーパーGTのGT300クラスに登場し、オフシーズンから大きな注目を集めていた新型BRZ。その市販モデルが正式発表された。

スバル、新型『BRZ』の日本仕様を発表。日本では2021年夏の販売を予定

 2代目となるスバルBRZは、先代と同じく『トヨタGR 86(初代はトヨタ86)』との共同開発によって誕生した。この新型ではトヨタと“もっといいクルマづくり”を追求。クルマのベースを共有しながらも、それぞれの個性を際立たせる異なる走りの味を持たせることに注力し、新型GR 86開発チームとお互いに切磋琢磨した結果、「誰もが愉しめる究極のFRピュアスポーツカー」を実現させたという。

 トピックスのひとつに挙げられるのは新しいボクサーエンジンの採用だ。新型BRZは初代モデルから排気量を拡大した新開発の2.4リットル水平対向4気筒エンジンをフロントに搭載。

 このエンジンは徹底した吸排気性能の強化とフリクション低減によってトルクが向上し、レスポンス良く滑らかに高回転まで吹け上がるスポーツカーらしいフィーリングとともに力強い加速をもたらす。

 また、6速AT搭載車ではSPORTモードの制御が進化し、クルマがスポーツ走行中と判断した際には、ドライバーの意思や操作に応じて最適なシフト操作を自動的に行い、よりダイレクト感のあるコーナリングを可能とした。

 車体側ではスバル・グローバル・プラットフォームの開発から得たノウハウを取り入れるとともに、インナーフレーム構造や構造用接着剤などを採用しボディを再構築。初代モデルに対しフロント横曲げ剛性が約60%、ねじり剛性は約50%向上した。また、ステアリング操作への応答性を高め、より軽快な動きを実現するとともに旋回時のトラクション性能も向上している。

 車体の軽量化に係るところではルーフやフード、フロントフェンダーの素材に軽量なアルミが採用された。エンジン出力や安全性の向上にともな重量増を抑制すると同時に、前後左右重量の適正化やさらなる低重心化を実現し、BRZが持つ運動性能がさらに高められている。

 一新されたエクステリアは、より低くよりワイドに設置されたヘキサゴングリルが低重心を主張する。グリルから始まり後方へ連なる芯の通った造形で、体幹の力強さが表現された。

■“R”と“S”の2グレード展開で、それぞれに6速MTと6速ATを用意

 インテリアは、シンプルな水平基調のインストルメントパネルや低く設置したメーターバイザーにより、広い視界が確保され、ドライバーが集中して運転を愉しむことのできる室内空間となった。シートは高いホールド性とフィット感をもたらすスポーツシートが採用されている。
 
 インパネには7インチカラー液晶とLCD液晶を組み合わせたデジタルメーター(BOXERメーター)が導入され、必要な情報をわかりやすく表示し、日常の運転からスポーツ走行時まで、あらゆる状況下で直感的に情報を把握することを可能に。

 運転支援システムではスバル自慢の“アイサイト”をAT車に標準装備。プリクラッシュブレーキや全車速追従機能付クルーズコントロールを含む先進技術が、安心で快適なドライブをサポートする。

 新型スバルBRZのグレードは“R”と“S”のふたつで、それぞれに6速MTと6速ATが用意された。駆動方式はFRのみ。価格は前述のとおり308万~343万2000円(税込)となっている。ボディカラーはクリスタルホワイト・パールやWRブルー・パールなど全7色から選択可能だ。

■新型スバルBRZ 主要諸元
全長×全幅×全高(mm)4265×1775×1310ホイールベース(mm)2575トレッド[前・後](mm)1520・1550最低地上高(mm)130車両重量(kg)1270*6エンジン種類2.4L水平対向4気筒(筒内直接+ポート燃料噴射装置 <TOYOTA D-4S>)内径×行程(mm)94.0×86.0総排気量(cc)2387圧縮比12.5最高出力[kW(PS)/rpm]173(235)/7000最大トルク[N・m(kgf・m)/rpm]250(25.5)/3700燃料タンク容量(L)50トランスミッション6MT・6AT駆動方式RWD(後輪駆動)サスペンション形式[前・後]ストラット式独立懸架・ダブルウィッシュボーン式独立懸架ブレーキ[前・後]ベンチレーテッドディスクホイール18インチアルミホイールタイヤサイズ215/40R18(ミシュラン・パイロットスポーツ4)

新型スバルBRZ:https://www.subaru.jp/brz/brz/

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みんなのコメント

4件
  • 安く楽しめるように作ってあるのだからこれを皆が安いと思えないとおかしいのだが日本だけ給料が上がらないおかげで高いと感じる人も多いでしょう
  • この先 電動化は受け入れる時だと思う時に二社で協業して水平対向エンジンにFR駆動を販売して点は ポルシェ以上と思います!
    ヒルクライムとかサーキットなど趣味的に楽しめる86BRZ存続してもらいたい気持ちがあります。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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