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【世界のEVメーカーをめざして】ジャガー・ランドローバー 新EV生産工場へ、1300億円投資 2021年稼働開始か 英国

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【世界のEVメーカーをめざして】ジャガー・ランドローバー 新EV生産工場へ、1300億円投資 2021年稼働開始か 英国

EV専用生産拠点設立へ

text:Hilton Holloway(ヒルトン・ホロウェイ)

【画像】ジャガーIペイス、Eペイス、Fペイス【比べる】 全48枚

ジャガー・ランドローバーは、歴史ある英キャッスル・ブロムウィッチ工場を、EV専用生産拠点へと改築し、世界有数の電気自動車メーカーの1つとしての、地位を確立しようとしている。

情報筋によると、2021年末までに、3つの新しい電動モデルが生産され、ジャガーIペイスと並び販売される予定となっている。

キャッスル・ブロムウィッチ工場と、JLRのソリハルにある工場へは、10億ポンド(1310億円)もの投資がされる予定となっており、両工場は新しいMLAプラットフォーム導入に備え、大幅に改造される予定となっている。

ジャガーの新しい電動モデル

昨年のジャガー売り上げは、2018年比10%減の16万1601台で終えていたものの、ジャガーの2つの新しいフラッグシップモデルが大幅な伸びを見せている。

JLRは、高級サルーンのジャガーXJの後継が、電動モデルとなることを明らかにしている。

また、キャッスル・ブロムウィッチ工場では、さらに2つのクロスオーバーモデルの生産が予定されている。

ランドローバーの新しい「ロードローバー」と、新型フラッグシップとなるジャガーJペイス・も純粋なEVとして生産される。

3つの新しいモデルはすべて、MLAプラットフォームをベースとしており、電動バッテリー、プラグインハイブリッド、および従来の内燃エンジンの3種類のドライブトレインで提供される。

内部関係者は、Iペイスは、独自のプラットフォームを使用し、オーストリアで製造する方式が継続され「通常の長さのモデルライフ」を持つと語る。

MLAプラットフォームは、次世代のレンジローバーとレンジローバー・スポーツ、およびディスカバリー6にも採用される。

ますます厳しくなるCO2排出規制に対応するため、これらのモデルのほとんどはプラグインハイブリッドとしての販売が予想される。

また、新しいXJは、今年の終わり頃に発表され、2021年春にキャッスル・ブロムウィッチで生産開始となると予想されている。

クロスオーバー投入か

ジャガーの新デザインディレクター、ジュリアン・トムソンは、今年の初めに、新しいXJが、既存のエグゼクティブ・サルーンとは異なる方向性を持つことを明らかにしている。

トムソンは、そのスタイリングについて「ありふれたものではない、素晴らしいルックスのクルマ」だと表現している。

「美しく、運転が楽しく、穏やかでさわやかなキャビンの雰囲気を持ち、高級なインテリアを備えたクルマになるでしょう」とトムソンは言い、ドライビングの楽しさを求めたモデルであることをアピールしている。

「ロードローバー」という非公式なニックネームで知られる新しいランドローバーと、新型車のJペイスに関する詳細は、明らかになっていない。

どちらもEVモデルとなるため、従来の大きなSUVではなく、ローライディング・クロスオーバーになると予想されている。

電動モデルでは、航続距離が非常に重要となってくるため、これらの新世代モデルのフロントはより小さくなる傾向にある。

より豪華なインテリアと、先進的なスタイルで、2021年にフェイスリフトが行われるFペイスとは差別化されるが、Iペイスに極端に似せてくることはないだろうと予想されている。

最終的には、Jペイスの内燃機関のパワートレインも、提供される予定となっている。

このバリエーションは、MLAプラットフォームを使用する新しいレンジローバーの姉妹モデルと共に、ソリハルで生産される可能性が高い。

Jペイスのこの内燃機関バージョンには、レンジローバー・スポーツのフェイスリフトにすでに搭載されている、直列6気筒ガソリンユニットを含む、新しいハイブリッドオプションが採用されるだろう。

XFおよびXEサルーンの売り上げを大きく上回る成功をおさめた、Eペイス、Fペイスに、Jペイスが加わることで、ジャガーは、ポルシェとボルボに対抗するSUV主導のブランドに生まれ変わる道が開けるわけだ。

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