夏服はコンビニで買う？！ファミマ「コンビニエンスウェア」の春夏アイテムをチェック

ファミマのアパレルライン「コンビニエンスウェア」が、2025年春夏の新作アイテムを発表。今季はデニムショーツやポロシャツ、セットアップまで、コンビニで手に入るとは思えないアイテムが揃う。展示会で実際に手に取ったなかから、GQエディターが気になったアイテムをピックアップ。

ファミリーマートが展開する「コンビニエンスウェア」は、ファッションデザイナー・落合宏理を迎え、2021年からスタートしたオリジナルアパレルラインだ。“いい素材、いい技術、いいデザイン。”をコンセプトに、日常に寄り添うリアルクローズを提案してきた。

2025年春夏シーズンは、「ふだんを、ちょっと新しく。」をテーマに、撥水性やUVカットといった機能性に、春夏らしい色味や軽やかな素材感を掛け合わせたアイテムがラインナップ。コンビニで手に入るとは思えない、そんな“ちょうどいい”服が揃っていた。

展示会で実際に手に取ったなかから、GQエディターが気になったアイテムをピックアップして紹介する。

ポロシャツブランド初登場となるポロシャツ。90年代風のゆったりとしたシルエットに、オーストラリア産のオーガニックコットンを使用した一枚は、まさかコンビニで手に入れたとは思えないクオリティ。吸水速乾性と形態安定性を兼ね備えており、真夏のワードローブに一枚あると便利。“コンビニで買えるポロ”のイメージを覆す仕上がりだ。

デニムショートパンツ累計販売数約20万枚を誇る人気のショートパンツに、なんとデニム素材が仲間入り。適度な厚みと肌触りの良さを備えた11.5オンスの生地を使用し、ウエストは紐で調整可能なユニセックス仕様。ワイドシルエットとイージーウエストの組み合わせが、まさに今っぽい。コンビニでデニムショーツを買うという選択肢。新しいけど、これなら全然アリだ。

ジップアップジャケット & ジョガーパンツ軽量で撥水、UVカット、ストレッチ入り──三拍子そろった“ちょうどいい”セットアップ。ゆるめのシルエットながら、袖のギャザーや裾のバランスによって、きちんとタウンユースにも馴染む仕上がりになっている。移動やアクティブシーンにも使えそうだ。

長袖フォトTシャツ写真家・映画監督の奥山由之とのコラボレーションによる長袖フォトTシャツは、奥山のプロジェクト「東京シークエンス」の写真を大胆にプリントした一枚だ。シンプルなアイテムが多いラインナップの中で、感度の高い存在として際立っていた。薄手でレイヤードにも使いやすく、春夏のワードローブにさらっと加えたい。

ハットUVカット、洗濯OK、サイズ調整可能。実用性全振りかと思いきや、計算され尽くされた美しいシルエットにも驚いた。ミニマルなデザインで合わせる服を選ばず、これから増えてくるフェスやアクティブなシーンでも重宝する。約2000円とは思えない完成度な一品。

2025年春夏の新作は、全国のファミリーマート店舗で4月より順次発売中。

編集と文・後藤昌平（GQ）