この記事をまとめると
■最近流行りの「チル」を体験できるクルマを5台ピックアップ
走る以外に何もできない! 人生に飽きたら試してほしい「実用性皆無」の「キワモノ」趣味カー4選
■チルとは癒しやリラックスを意味する言葉
■ドライブすることで日常とは離れて癒やしを得ることができる
クルマを使って「チル」してみよう!
SNSをはじめいろんなところで、「チルする」という言葉をよく聞くようになりました。英語のchill(チル)またはchill out(チルアウト)に由来していて、意味としては「のんびりする」「まったりする」といった感じ。「チルい」と表現されることもありますね。心が疲弊することが多い時代だからこそ、みんながどこかで癒しをくれるものや時間を求めているのかもしれません。
今回はそんな「チルしたい」人にぴったりな、乗るだけで心が開放されるクルマたちをご紹介したいと思います。
1台目は、軽自動車でめっちゃ小さいのに、本格的なオープンスポーツカーとなっているダイハツ・コペン。クリッとした目のようなヘッドライトが小動物のようでもあり、名前をつけて可愛がっているオーナーも多いクルマです。660ccのガソリンターボなので、どんなにがんばってもスピードやパワーではスーパーカーに敵いませんが、コペンに一度乗ってみると、もうそんなことを競い合うのがバカらしくなるほど、十分に満足できる楽しさ。
きれいな景色を見ながらのんびりとドライブするだけで、最高にチルなのです。コペンに乗っていると、「人は上を見るから苦しくなる、ダメになるんだな~」なんて悟ったりするかもしれません。
また、乗るだけでなく「着せ替え」ができるのもコペンの面白いところ。なんと、3タイプある外板を付け替えると、まったく別のデザインに早変わり。時には気分を替えることができるのもまた、楽しいですね。
今までに見たことない景色や体験でリフレッシュ!
2台目は、一見するとハードなイメージかもしれませんが、大自然の中をゆったりを走り、景色のいい場所に停めて昼寝をするだけでも楽しいのが、トヨタ・ハイラックス。キャビンと荷台がわかれている、ピックアップと呼ばれるクルマです。
バイクやウインドサーフィンなどを趣味とする人が、ギアを荷台に積んで走っているのを見かけることも多いと思います。ランドクルーザー並みの高い走破性を持っているので、オフロードも頼もしく走れます。なので、普通のクルマでは行けないような絶景ポイントだって、ハイラックスなら行けちゃうのです。
折りたたみベッドを積んで行って、絶景ポイントでボーッとするなんて、最高にチルいですよね。2.4リッターのディーゼルターボは、昔ながらの音と振動があり、それがまたいい味を出しています。
3台目は、ちょっとレトロなモノや場所が好きな人におすすめしたい、モーガン・プラス4。見た目は戦前の映画に出てくるようなクラシックなオープンカーそのもので、眺めているだけでも癒されるかもしれませんが、乗ってみると現代のクルマとは思えない味わいの豊かさを感じるはず。
というのも、1909年に創業したモーガンは、今でも伝統的なハンドメイドでクルマを作っている希少な自動車メーカーなのです。それを走らせるとどんな感覚なのか、これはもう、乗ってみてのお楽しみ。エンジンこそBMW製になりましたが、独特の手触り、音、操作感を全身で感じる時間は、なかなかほかでは体感できないと思います。
4台目は、両側のドアをぜんぶ開け放って、オープンカフェのような開放的な空間が手に入る、マツダ・MX-30。
ドアが真ん中から左右に開くようになっている、「フリースタイルドア」を採用している珍しいコンパクトSUVなんです。
そして、マツダが創業時にコルクを作っていたことへのオマージュを込め、SDG’sに配慮したインテリアとして、シフトレバーまわりにコルクを使ったり、製造過程で環境を汚す溶剤を使わないエコレザーや、ペットボトルからリサイクルした素材を使ったインテリアは、今の時代の気分に合った心地いい空間です。2リッターエンジン+モーターのハイブリッドと、100%モーターのEVが選べます。
5台目は、見た目はスーパースポーツカーなのに、乗ってみるととても紳士的で癒しのドライブも得意なシボレー・コルベット。2020年に登場した新型は、コルベットの伝統的なFRレイアウトからミッドシップに生まれ変わり、502馬力/637Nmというパワーを秘めた6.2リッターのV8エンジンをキャビン後方に収めています。
クーペとコンバーチブルがありますが、クーペでもルーフパネルを取り外して、簡易的なオープンカー気分が味わえます。ただ、ルーフパネルはラゲッジに格納することになり、荷物はほとんど入らないのでご注意を。フロントのボンネット下に、女性のショルダーバッグくらいは収納可能です。
運転してみると、市街地でのストップ&ゴーもまったくストレスにならないので、見た目とのギャップに驚くはず。でも、その気になれば生粋のアメリカンスーパースポーツのプライドが目を覚ましますので、スカッとしたい時にもおすすめです。
ということで、実用性はあんまり期待できないけれど、チルすることにかけては自信あり、と言えるクルマたちをご紹介しました。チル旅、チル部屋、チル友なんて言葉も出てきていますが、それらをぜんぶひっくるめて表現できるのがクルマなのかもしれないですね。
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みんなのコメント
2年後には死語になってるよ。
そろそろ筆を置かれてはいかかでしょうか。