■これからのキャデラックのデザインはこうなる!
キャデラックは、2020年8月6日(アメリカ東部時間)、EVコンセプトカーの「リリック」を発表した。すでにその生産化は決定しており、2023年モデルとして2022年後半にはプロダクションモデルが姿を現す見込みだ。
【画像】圧巻の33インチディプレイ! 近未来的なコクピットはこれだ!(19枚)
新型コロナウイルスの影響で、当初計画されていた4月の発表から遅れ、今回もオンラインでの発表となったリリック・コンセプトについて、GMのノース・アメリカのスティーブ・カーライル社長は、次のようにコメントした。
「リリックをラインナップに加えるキャデラックは、今後10年間でアメリカの高級車を革新的なEVの新しいポートフォリオで再定義することになるだろう。
我々はカスタマーの興味を引きつけ、欲望を予測し、カスタマーが特別な経験、旅に出ることを可能にすることを提供します」
リリックは、そのボディ・シルエットからも分かるように、クロスオーバー車としてデザインされたモデルだ。これまでのキャデラック車が、力強く、前衛的で、そしてまた楽観的なデザインを意識していたのに対して、リリックのデザインには新しい時代を意識させるエレガントさが加わっている印象を受ける。
それは2016年にカリフォルニアのペブルビーチで発表されたコンセプト・カー「エスカーラ」のデザイン・キューを採用した魅力的なスタイルでもある。このデザインは、今後キャデラックのニューモデルに派生していくのだろう。
リリックは今後、商品化に向けてのさらなる改良を施していくことになるが、キャデラックによればすでに80-85%の生産準備は整っているとのこと。今回は詳しいスペックの発表には至らなかったが、新型のプラットフォームはこれから続々と誕生するEVラインナップに使用されることが決定されている。
では、気になる航続距離などの性能は、どれほどなのだろうか。
■DC高速充電可能、フル充電での航続可能距離は?
搭載されるバッテリーは韓国のLGケム製で、今回発表されたコンセプトカーには100kWhのパックを搭載。キャデラック独自のテストによれば、フル充電から300マイル(約483km)以上の航続距離を可能にするという。
ちなみにリリックは150kW以上のDC高速充電など、さまざまな充電オプションがサポートされるとのことだ。
斬新なフロントグリルの内側には、各種センサーが搭載されており、GMの最新版ハンズフリー・ドライブ・アシスタンス、スーパークルーズの機能を担う。
さらに注目したいのはキャデラックのロゴだ。リリックにはマルチカラーではなくB/Wの単色ロゴが与えられ、これは将来EVシリーズを意味するものになるのかもしれない。
インテリアのデザインも実に未来的だ。インストゥルメント・パネルは33インチのLEDからなるもので、その発色数は33億色以上。ディスプレイにはドライバーが走行に必要とする情報のほかに、オーディオやエアコン、あるいはスマートフォンとの統合も可能となっている。
フロントウインドウに表示される「デュアルプレーン拡張現実強化ヘッドアップ・ディスプレイ」も興味深い装備のひとつだ。車速はウインドウの下側に、ナビゲーション情報は上側にとフロントウインドウを使い分けるそれは、リリックの実用性を大きく高めてくれそうだ。
リリックには、この100kWh仕様のほかにも、数タイプのバッテリー容量、そしてハイパフォーマンスを望むカスタマーのために2モーターの4WD仕様なども設定されるという。EVの新時代を築くキャデラック。はたして日本でその実力を味わえる日は訪れるだろうか。
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