日本最大級のVWミーティング「Street VWs Jamboree」が千葉で開催
千葉県のフェスティバルウォーク蘇我で2025年6月1日(日)、クラシック・フォルクスワーゲンの日本最大級のミーティング「Street VWs Jamboree」が開催。今年で18回目を数える空冷VWの祭典には約300台がエントリーし、さらに正規インポーターのフォルクスワーゲン グループ ジャパンも協賛して、新旧のVWが顔をそろえた。
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2025年はゴルフ日本上陸から50周年
「タイプ1(通称ビートル)」「タイプ2(通称ワーゲンバス)」「タイプ3」「カルマンギア」といった、空冷フラット4エンジンを搭載していたクラシックVWたちが集まる大規模なイベントとして毎年恒例となっている「Street VWs Jamboree」。2025年もフェスティバルウォーク蘇我に約300台が集まって、オーナー同士の交流やスワップミート、抽選会などで終日盛り上がっていた。
近年は正規インポーターであるフォルクスワーゲン グループ ジャパンも協賛しており、「国民車=みんなのクルマ」として愛され続けるVWの歴史と文化が最新モデルまで受け継がれているブランド・ヘリテージをアピール。今年も会場で「ティグアン」「ゴルフ」「ゴルフヴァリアント」といった最新モデルの試乗会を行い、VWファンたちも実際に走って進化ぶりを確かめていた。
さらに2025年は「ゴルフ」の日本正規輸入開始から50周年という節目の年となることを記念して、初代ゴルフ1から最新ゴルフ8まで歴代ゴルフが展示されるとともに、ゴルフでエントリー可能な特別エリアも用意され、新旧VWオーナーがそれぞれのクルマをチェックして交流を温めていた。
フォルクスワーゲン グループ ジャパンとしては、かつて商用車ベースの実用車として世界的にヒットしたタイプ2を現代的にリバイバルしたEV「ID. BUZZ」の日本導入を間近に控えており、このイベントはクラシックVW乗りと最新モデルとを結びつける架け橋となっているのだった。
カルマンギア生誕70周年記念も特集!
また、今年は1955年に発売された「カルマンギア」の70周年でもある。そこでStreet VWs Jamboreeでは「カルマンギャラリー」と題した特設コーナーを用意し、カルマンギアを生んだドイツのコーチビルダー「カルマン社」が手がけたモデルが集結した。
日本ではカルマンギアといえば、年配の人なら「アグネス・ラムの乗っていたクルマ」として記憶している人も多く、近年ならNHKの朝ドラ『カムカムエヴリバディ』の劇中車としても登場。また、クエンティン・タランティーノ監督の映画作品にも登場率が高い。
イタリアのカロッツェリア・ギアがデザインした流麗なボディをまといながらも、シャシーやエンジンなどコンポーネントの多くをタイプ1と共用しているためVWならではの高い信頼性とパーツの豊富さで安心でき、クラシックカー初心者にも扱いやすいのがカルマンギアの魅力といえる。実際、この会場にも、最近カルマンギアに乗り始めたという若手オーナーが何人もエントリーしていた。
タイプ1のカブリオレも実はカルマン社によるもの
カルマン社は19世紀に創業した老舗のコーチビルダーであり、じつはタイプ1カブリオレ(コンバーチブルとも言う)をはじめとしたオープンモデルのスペシャリストでもあった。タイプ1カブリオレを受託したことからVWとの関係が深くなり、そこでカルマンギアが企画されたという流れだ。
以降はカルマンギア・カブリオレも架装を手がけ、ゴルフのカブリオレも歴代を担当。2009年にリーマンショックの影響を受けてカルマン社は倒産してしまったが、オスナブリュックの工場はVW社が引き取って、現在もオープンモデルの架装のほか、VWグループ内でも特別なモデル、たとえばポルシェ「ケイマン」の一部の組み立ても、旧カルマン社の工場で行われているのである。
そんなわけで今年のStreet VWs Jamboreeには、タイプ1カブリオレのオーナーたちもこぞって参加。晴天に恵まれたおかげでどのクルマも幌をあけて、オープンカーならではの開放感をアピールしていたのだった。
ベスト・オブ・ショーは希少な23ウィンドウ・右ハンのタイプ2
日本最大級のVWイベントであるStreet VWs Jamboreeでは、厳正な審査による各アワードも見どころ。オリジナル志向でもカスタム志向でも、VWオーナーにとってここで受賞することは大きな名誉なのだ。今年のベスト・オブ・ショーを獲得したのは、大橋さんの所有する1962年式タイプ2。世界的にプレミア価格も高騰している23ウィンドウモデルで、しかも右ハンドルという極めて希少な個体である。
元はまったく違うボディカラーだったそうで、大阪の空冷VW専門店ガレージビンテージによってオリジナルに近づけてレストアが実施され、ほぼ新車のような美しい仕上がりとなっていた。
遠からず日本に上陸するであろう最新EV、ID. BUZZと並んだ姿も見てみたい……そう思わせるほどに、クラシック・タイプ2の魅力を凝縮させた個体だった。
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