2020年はスーパーGT、スーパー耐久、そしてアジアン・ル・マン・シリーズに参戦したD'station Racing。彼らは2021年からFIA世界耐久選手権(WEC)にフル挑戦することを明らかにした。
D'station Racingは、アミューズメント施設『D'STATION』を展開するNEXUSグループの代表であり、ジェントルマンドライバーとしても活躍する星野敏が率いるチーム。彼らはチーム発足当初よりWEC、そしてル・マン24時間レースへの参戦を目標としていたといい、今回それがついに実現した形だ。
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参戦するクラスはLM-GTE Amクラスで、車両は2019年よりD'station Racingがパートナーシップを結ぶアストンマーチン・レーシングのマシン、アストンマーチン・ヴァンテージ GTEだ。カーナンバーはWECの2021年シーズンより3桁ナンバーが登録可能となったため、NEXUSグループの創業日(平成7年7月7日)にちなんだ『777』を採用した。このナンバーはスーパー耐久などでも使用している。
ドライバーに関しては、チームオーナーでブロンズドライバーの星野、同チームでスーパーGTやスーパー耐久に参戦してきたゴールドドライバーの藤井誠暢が乗ることは決定しているが、シルバードライバーに関しては交渉中とのことで、2月下旬の決定を目指しているようだ。
また今回のWEC参戦にあたりD'station Racingは、2020年のル・マン24時間のLM-GTE Amクラスで優勝したTFスポーツと提携。WECプログラムにおける拠点をイギリスに置き、TFスポーツとアストンマーチン・レーシングの技術サポートを受けることになる。なお、藤井はマネージングディレクターとしてチームのWECプログラムを統括していくとのことだ。
そんな藤井はD'station RacingのWEC参戦にあたり、プレスリリースに次のようにコメントを寄せた。
「本日、 2021年FIA世界耐久選手権 (WEC) シリーズおよび第89回ル・マン24時間レース参戦を正式に発表でき感極まる思いです。我々がこのWECおよびル・マン24時間へ自らのエントラントで参戦することは、チーム発足当時からの大きな目標のひとつでした。実現にあたり、Aston MartinやAMR、そしてTF SPORTのトム・フェリエとは長い時間をかけて、このプロジェクトのスタートへ向けた数々の準備を共に行ってきました。彼らのサポートに心から感謝をしています」
「そして、我々のチームオーナーでありグループ代表である星野敏は、事業創業前はフェンシングで全日本選手権を制したのち、 世界選手権に3度出場した実績を持つ生粋のアスリートです。事業経営においても、 アミューズメント事業の創業から駆け足で国内のリーディングカンパニーまで成長させた人物でもあります。その目標達成への原動力の一つに、 この挑戦への目標もありました。世界中のモータースポーツを愛する誰もが憧れる「ル・マン24時間」、そしてWECで世界選手権をD’station Racingとして挑戦できる時を迎えられて、今は期待と希望に満ちています」
「もちろん、世界で最もコンペティティブなこのチャンピオンシップを戦うには、 数々の試練が待ち受けていることも十分に覚悟しています。先ずは一つ一つを学び、成長を続けながら、この舞台でのリザルトを掴めるようにチームとして邁進していきます。そして、今は早く競争力の高い「Aston Martin Vantage GTE」で(開幕戦の)セブリングを走る事を心から楽しみにしています」
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