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FDJ史上初のSUVドリフトマシン! ケングシ選手がレクサス「LBX MORIZO RR」で挑んだFDJ2026開幕戦で体感したニューマシンのポテンシャルとは!?

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FDJ史上初のSUVドリフトマシン! ケングシ選手がレクサス「LBX MORIZO RR」で挑んだFDJ2026開幕戦で体感したニューマシンのポテンシャルとは!?

乗り込みわずか2回でも予選通過! ケングシ選手とレクサス「LBX MORIZO RR」の新たな挑戦が幕を開けた

現在アメリカ在住のプロドリフトドライバー・ケングシ(具志健士郎)選手が、2026シーズンからレクサス「LBX MORIZO RR/Drift」に乗り換え、フォーミュラ・ドリフト・ジャパン(FDJ)に挑んでいます。マシンへの乗り込みはわずか2回だけだと言います。それでも富士スピードウェイで開催されたFDJ開幕戦で予選13番手を記録し、TOP16まで勝ち進んだFDJ史上初のSUVマシンでの奮闘をレポートします。

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レクサスLBXでFDJ開幕戦に挑む! 調整不足を抱えつつ富士スピードウェイで新型SUVマシンの実戦投入へ

沖縄出身のケングシ(具志健士郎)選手は1歳の時に渡米し、現在もアメリカ在住だ。16歳でプロのドリフトドライバーとなり、米国のフォーミュラ・ドリフト(FD)に参戦。2022年からは日本とアメリカを行き来しながら、アメリカのFDとフォーミュラ・ドリフト・ジャパン(FDJ)の両シリーズにフル参戦を果たしているドライバーだ。

そのFDJには、Team KAZAMA with Moty’sから参戦している。ケングシ選手は2023年から3シーズンにわたってIS500(LEXUS IS500 F SPORT Performance/DRIFT)を使用してきたが、今季からレクサスのコンパクトSUVのハイパフォーマンスモデルであるLBX MORIZO RR(LEXUS LBX MORIZO RR/Drift)に乗り換えることになった。その初戦となるFDJ2026シーズン開幕戦が、2026年4月24日(金)~26日(日)に静岡県の富士スピードウェイで行われた。

ゼッケン21をつけるLEXUS LBX MORIZO RR/Driftは、2026年1月に行われた東京オートサロンで初お披露目された。その後、大阪オートメッセへの出展を経て、ショーカーとしてではなく戦闘マシンとして本格的に車両が仕上げられたのは、1カ月ほど前だったようだ。

そんな状況で、基本的にアメリカ在住であるケングシ選手にとって、この開幕戦のレースウィークが2度目の走行だった。「実は今回で2回目なんですね、コレに乗るの。東京オートサロンで展示はしてたんですがまだ乗れる状況ではなくて、3月のテストで1回乗って、それ以後乗れていないんです。シェイクダウンで乗った時は、ほんともう『コレ、どうなるかな』っていうくらい乗れなくて…。で、そこから足まわりとか作り直してもらったり、セッティングを変えたりしてもらったんです。やっぱニューカーということでドライバーとしてもいろいろ手こずっちゃったりしてはいます」と、そんな状態で開幕戦を迎えることになった。

LBXのポテンシャルを模索! 練習走行でセッティングを煮詰め、新境地のSUVドリフトマシンで更なる高みへ!

レースウィーク初日となる24日(金)の練習走行から、走りながらセッティングを煮詰めていく。「もう毎回足を変えたり、アライメントの変更をしたり、バネ変えたり、いろいろあったんですけど、毎回走行周回を重ねるたびに、メカニックの皆さんが結構いい風に仕上げてくれて、徐々に良くなってはきています。でもまだまだ乗り味のスタイルが合わなくて。クルマのポテンシャルが高すぎるんで一旦限界を超えなきゃわからないなっていう状態でもあります。なので、ひたすら周回を重ねて詰めていくしかないですね」

大きくて車重の重いIS500と、軽量でショートホイールベースのLBX。車両の性格は全く異なる2台だ。「去年まで乗させていただいていたISもかなり最後の方は仕上がってきていて、乗りやすくて、しかも戦闘力も高くてチャンピオン争いもできた車両だったんで良かったです。でもこのLBXという新たなチャレンジですし、他と違う全然変わったクルマでやっていきたいなっていう気持ちもありますからね」

新型LBXで13位予選通過! 決勝はチャンピオンに惜敗も、デビュー戦で追走勝利をSUVマシンで挙げ手応え掴む

そんな発言を聞いていると、この開幕戦は苦戦するのだろうと思われたが、単走の予選セッションでは1本目からしっかりときれいな安定した走りを見せた。LINE:24、ANGLE:26、STYLE:24の合計74ポイントを獲得し、暫定11番手につけた。2本目はLINE:23、ANGLE:29、STYLE:26の計78ポイントとさらに高得点をマーク。最終的には13番手で予選を通過した。

続く決勝トーナメント。TOP32での対戦相手は、ポップ選手(No.89 nexzter & drive to drift academy/S15 SILVIA)との追走となった。先行では早くから振り出し、きれいにトレース。後追いでは100Rからポップ選手の懐に飛び込み、終始ぴったりと張り付いて走り切った。ポップ選手も大きなミスはなかったものの、ケングシ選手がここを勝ち上がった。

続くTOP16の対戦相手は、この開幕戦を制した中村直樹選手(No.999 TEAM VALINO x N-STYLE/ZN8 GR86)との追走だ。後追いからスタートしたケングシ選手だが、非常に速い中村選手に離される形で1本目を終えた。続く先行ではスタート直後の100R出口から中村選手に近い距離で付かれ、残念ながらグレート8への進出は果たせなかった。

熟成途上のLBXで確かな手応え! ケングシは悔しさ糧に、3週間後のFDJ第2戦鈴鹿ツインでの巻き返し誓う

決勝走行後、ケングシ選手は「今日(決勝日)も走るたびに色々変えてもらってたんですが、まだ全然LBXのポテンシャルを引き出せてないんじゃないかなって思いますね。追走を走るのは今日が初めてでしたが、この慣れてない分が結果に繋がっちゃったんだと思うんで、悔しさもあります」と、若干残念そうな表情を見せた。

ただ、すぐに第2戦(5月16日~17日/鈴鹿ツインサーキット)がやってくる。「3週間後には鈴鹿ツインですね。そこまでにまた乗る機会はないままレースウィークを迎えてしまいます。LBXは戦闘力高いんだなと感じてますし、今回色々試してみて学んだことを車両に落とし込んで、次に向けて仕上げていきたいと思います」と次戦へ向けた抱負も語った。LEXUS LBX MORIZO RR/Driftの熟成に期待したい。

文:Auto Messe Web 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)

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