2025年10月7日、UCC上島珈琲とトヨタが初のコラボレーションを実施し、クラウンの4車種の性格をイメージしたオリジナル「水素焙煎コーヒー」が誕生しました。環境配慮と五感で楽しむブランド体験を融合させた、新しい取り組みを紹介します。
クラウン70周年を祝う、新たなコラボレーションの背景
2025年は、日本を代表するフラッグシップモデル トヨタ クラウンの生誕70周年となる記念すべきイヤーです。そんなアニバーサリーを迎えるにあたり、UCC上島珈琲とトヨタが手を組んで、「水素焙煎コーヒー」を共同開発することになりました。
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両社は異なる領域ながら、共通して「未来への価値創造」「環境配慮」「新しい体験の提供」というテーマを掲げています。UCCは2040年までのカーボンニュートラル実現を目指し、水素焙煎などの技術開発を進めています。一方、トヨタはクラウンシリーズにHEVやPHEV、FCEVなど多様な電動車両を展開しており、とくにFCEVでは水素社会の実現を見据えています。
このプロジェクトは、単なる記念商品ではなく、両社の技術とブランド哲学を融合させた「挑戦」とも言えるでしょう。UCCが2025年4月に世界で初めて量産を開始した水素焙煎技術「HydroMaster」を活用し、従来とは異なる焙煎方法でコーヒーの風味を引き出す試みは、環境面と味覚の両立を狙った革新的アプローチです。
クラウン4車種を「味覚」で表現するブレンド設計
今回のコラボレーションでは、クラウンの4車種であるセダン、クロスオーバー、スポーツ、エステート、それぞれの特徴をコーヒーの風味で表現することに挑戦しました。
CROWN SEDAN BLEND(豆の原産国:エチオピア、コロンビア)
落ち着きと王道感を持つセダンを、ソフトな口当たりとクリーンな余韻で表現。伝統性を感じさせる味わいです。
CROWN CROSSOVER BLEND(豆の原産国:エチオピア、コロンビア)
セダンとSUVの良さを兼ね備えたクロスオーバーは、香りの広がりとキレのある後味でバランス感を表現。上質さと豊かさの両立が特徴です。
CROWN SPORT BLEND(豆の原産国:エチオピア、ブラジル)
スポーティで躍動感ある車種を、明るく華やかな風味と抑揚のある味わいで表現。複雑さとキレを意識した設計です。
CROWN ESTATE BLEND(豆の原産国:エチオピア、ブラジル、コロンビア)
SUV的な安定感と余裕をもつエステートは、どっしりとした後味と長い余韻で表現。華やかさと穏やかさのバランスを追求しています。
開発プロセスもユニークで、約10ヶ月にわたり進められた開発では、まずUCCがコーヒー知識をトヨタ側に共有。その後トヨタはUCCを下山テストコースへ招待し、クラウン4車種を試乗して特徴を体感してもらいました。
UCCコーヒーアカデミー専任講師で今回のプロジェクトでコーヒーの選定を行った土井 克朗氏のもと、その感覚を香味設計に反映させ、2回の試作協議を経てようやく完成に至りました。こうした共同開発によって、単なる商品開発を超えた「ブランド体験の創造」を互いに作り上げることができたといいます。
五感で楽しむブランド体験と未来への示唆
このプロジェクトの最大の魅力は、「乗り心地=飲み心地」を対応させた新しい体験です。クラウンの性格をコーヒーで表現することで、味覚を通じてブランドの世界観を体感することができます。さらに、水素焙煎を活用することで環境配慮というメッセージ性も含まれています。UCCの2040年カーボンニュートラル目標と、トヨタの水素社会構想が接点化され、未来志向型プロジェクトとしての価値が生まれているといえるでしょう。
今回のクラウン70周年を祝うUCCとのコラボレーションは、コーヒーと車という意外な組み合わせながら、技術・環境・ブランド体験を融合させた挑戦的な取り組み。五感で楽しむ新しいブランド体験として、多くの注目を集めることは間違いなさそうです。
この記事では、クラウン70周年と水素焙煎コーヒーの意義、4車種ごとの味覚表現、そして環境・ブランド体験としての価値を詳しく紹介しました。車とコーヒーが出会った新しい世界を、ぜひTHE CROWNで体験してみてはいかがでしょうか。そして、そこでクラウンの世界を実車とともに体感することで、クラウンというモデルの価値をさらに理解することができるでしょう。
[ アルバム : トヨタ クラウン × UCC水素焙煎コーヒー はオリジナルサイトでご覧ください ]
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みんなのコメント
泣ける
庶民とは言え認知機能低下者向けだからな