初の女性F1レースディレクター誕生なるか？ 史上最年少で”レースディレクター・スーパーライセンス”を取得したクレア・ダベルマン

　クレア・ダベルマンがモータースポーツの頂点であるF1に夢中になったのは、幼少期に父親のヒューブの影響を受けたからだった。ヒューブ氏は自動車ジャーナリズムに約20年間携わった後、メルセデス・ベンツ・オランダなどの広報マネージャーとして働いた人物。その影響でダベルマンは1990年代初頭、わずか4～5歳の頃からF1を観戦し始めた。

「幼い頃、F1を観るために父が私を起こしてくれました。もちろん、私自身が頼んだんですけどね。オーストラリアGPが当時の開幕戦だった頃も、父と一緒に早起きしてレースを観ていました」

　ダベルマンはそうかつてを振り返る。