■現地ユーザーからも感激の声
ホンダのタイ法人であるホンダオートモービル・タイランドは、2025年11月11日に現地で、日本から正規輸入する「ステップワゴン e:HEV」の予約受け付けを始めたと公表しました。タイ市場において、ステップワゴンは実に13年ぶりの再登場となります。
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このステップワゴンは、ホンダのラインナップを象徴するミドルサイズのミニバンとして知られています。1996年にデビューした初代モデルは、「家族みんなが自由に楽しめる」をコンセプトに掲げて開発されました。オデッセイに続く「クリエイティブ・ムーバー」シリーズの第3弾として、乗用車専用設計のミニバンとして大ヒットを記録した経緯があります。
2022年5月に発売された現行の6代目モデルは、箱型のスタイルを継承しつつ、シンプルでクリーンなデザインに刷新されています。
パワートレインには2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」が設定され、俊敏な走行性能を実現するとともに、最新の先進運転支援パッケージ「ホンダセンシング」の採用で高い安全性も確保しています。
現行モデルの際立った特徴として、ホンダが日本国内で販売するクルマの中で最大の室内空間を確保している点が挙げられます。どの座席に座っても乗員が広がりを感じられるよう視界が設計されており、クルマ酔いを軽減する効果も狙った水平基調のインテリアデザインが取り入れられています。また、2列目シートは広範囲にスライドでき、3列目シートは床下に格納可能な「マジックシート」システムを備えるなど、多彩なシートアレンジも大きな魅力です。
日本でのラインナップでは、人気のエアロタイプ「スパーダ」は継続しつつ、標準モデルに代わってシンプルさとモダンさを追求した「エアー」という仕様が設定されています。
今回、タイ市場へ正式に導入されるモデルは、e:HEVを搭載したスパーダグレードです。このモデルは、2リッターエンジンと2モーターハイブリッドシステムのe:HEVを組み合わせることで、力強い走行性能と優れた燃費性能を両立させています。
内装には、合成皮革素材のプライムスムースと、撥水・撥油機能を持つファブテックを組み合わせたシートが採用されており、上質な質感と心地よい手触りを実現しています。2列目にはオットマン付きのキャプテンシートが備わり、日本仕様と同様に快適性を重視した豪華な装備が標準で搭載されています。
その他にも、両側電動スライドドアや電動開閉式テールゲート、前席左右と後席で個別に温度調整が可能なプラズマクラスター機能付きトリプルゾーンオートエアコン、エレクトリックギアセレクターといった装備が搭載され、日本で販売される上級グレードと同等の充実した仕様となっています。
運転席には10.2インチのTFTデジタルメーターが備わるほか、安全装備としてホンダセンシングに加え、コーナリング時の視界を補助するアクティブコーナリングライトも搭載されます。
タイでの正式な発売日に関する詳細情報については後日発表される予定で、価格は170万バーツ台、日本円で約838万円からの設定となります。
タイはホンダにとって重要な市場であり、クルマのシェアは高く、二輪部門ではさらに大きな存在感を示しています。今回のステップワゴン復活は、そうした背景を持つタイのホンダユーザーやファミリー層からの要望に応える形で実現しました。
日本から輸入される高い品質、充実した装備内容、そしてハイブリッドシステムがもたらす優れた環境性能は、タイのミニバン市場で大きな強みとなるでしょう。
同モデルに対し、ネット上やSNSでは、原点回帰とも言えるボクシーなスタイル(四角いボディ)に対し、現地タイや日本のファンからも「この形が良い」「クールだ」といった好意的な意見が上がっているほか、長らく正規販売が途絶えていたため、「懐かしい!」と復活そのものを喜ぶ声もあるようです。
また、日本国内価格(300万円台~400万円台)と比較して倍近い価格設定になっていることに対し「誰が買えるんだ」「アルファードより高いのでは」といった衝撃を受ける意見も見られました。
タイなどの東南アジアでは自動車輸入関税が非常に高額(完成車輸入の場合など)であるため、今回のステップワゴンも例外ではありませんが、この価格設定が現地の消費者にどのように受け入れられ、受注状況にどう影響するのかが注目されます。(くるまのニュース編集部)
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