ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤは、MotoGP開幕戦タイGPのプラクティスで、タイムを誤って抹消されてしまったため憤慨している。
2月28日に開幕したMotoGP。初日に行なわれるプラクティスで、バニャイヤは終盤のアタック時に、フランコ・モルビデリ(VR46)がレーシングラインをスロー走行していたことでスローダウンしなくてはならず、13番手タイムでセッションを終了……予選はQ1スタートになってしまった。
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ただ、バニャイヤがQ1スタートとなった真の原因は、モルビデリとのアクシデントではなかった。その少し前に、バニャイヤが記録した1分29秒492(9番手タイムに相当)のタイムが黄旗の影響で抹消されていたことにある。
このタイムが抹消された原因は、マルコ・ベッツェッキ(アプリリア)がターン3で転倒したことで出された黄旗とされていたが、バニャイヤはベッツェッキの転倒よりも早く当該セクターを通過していたのだ。
バニャイヤはセッション終了後、レースコントロールへこの件を話しに向かった。彼らは過失を認めたものの、抹消されたタイムを元に戻すことはできなかった。
そのため結局バニャイヤは予選をQ1から始めることになった。彼としては、モルビデリとの一件よりも、この誤ったタイム抹消に憤りを感じているようだ。
「レースディレクションにはフランキー(モルビデリ)との間に起きたことよりも憤りを感じるよ。彼らは今日、とても大きなミスを犯したんだ」
バニャイヤはそう語っている。
「彼らは誤ってターン3からターン8までイエローフラッグを振っていた。誰もそこでクラッシュはしていないのに。僕に対して彼らは『OK、君が正しい。我々はミスをしてしまった。だがラップタイムを君に返すことはできない』と認めたよ」
「僕にしてみればこんなのは間違っている。他のライダー全員にとっても同じことだ。なぜなら、僕達はほんの5分前にセーフティコミッションでこの件について話していたからだ。彼らと同意できないのは、これが初めてのことじゃない」
なぜ抹消されたタイムが復活されなかったのか、レースディレクションからどうやって正当化されたのかについて尋ねられたバニャイヤは、更にこう続けた。
「抹消されたからだ。だから彼らはラップタイムを戻す事ができないんだ」
「彼らは、もしラップタイムを復活させると、ラップタイムを抹消したときに、ラップタイムについてもっと議論することになると言っていた。僕はライダーがクラッシュしていたのなら、それを受け入れると言ったよ。実際バルセロナ(2021年)で僕はポールポジションを失ったんだ。ポールポジションに十分なラップタイムだったけど、黄旗でキャンセルされた。でも、今日はそうじゃない」
この問題を受け、MotoGPレースディレクターのマイク・ウェッブは声明を発表。バニャイヤがQ2へと進めなくなった“人的ミス”を謝罪した。
「レースディレクションは、バニャイヤが抹消を受けたラップでは、イエローフラッグが誤って表示されていたと判断した。これは人的ミスによるものだ」
「我々はこの不幸な状況と、ペッコの週末に与えた影響に対してとても残念に思っている」
「ライダーがイエローフラッグ(区間を)通過すると、そのラップは自動的にキャンセルされる。この影響を今日は様々なライダーが受けていたが、不運だったのはそれがバニャイヤの同セッションにおけるファステストラップだったことだ」
「ラップがキャンセルされるのはイエローフラッグを通過したことによるもので、ライダーがクラッシュした区間を通過したからではない」
「イエローフラッグを視認したライダーのラップ抹消を復活させることはできない。我々にできるのは、バニャイヤとドゥカティ・レノボ・チームに対して人的ミスの謝罪をすることであり、彼らに謝罪する」
一方でスロー走行していたモルビデリとの一件も、その後審議対象とされていたが、この件ではモルビデリに3グリッド降格ペナルティが科されることになった。
モルビデリはペナルティは妥当だと受け入れつつも、当時はベッツェッキのクラッシュ後、マシン回収にマーシャルがイエローフラッグ無しで出ていたため、前方のライダーが減速して自らも危険な状態だったのだと釈明した。
「実際に危険な状況だったんだ」とモルビデリは言う。
「僕はアタックに入っていたんだけど、ターン3に差し掛かったとき、(マーシャルが)まだベッツェッキのバイクを回収していたんだ。でもイエローフラッグは出ていなかった。それで、僕の前を走っていたライダーがターン4でかなり減速したんだ」
「ターン4に差し掛かると、前のライダーは通常より5秒は遅く走っていた。だから僕もスローダウンしたんだけど、すぐにペッコが後ろから迫ってきた。あのラップは彼がQ2に進むために必要不可欠なものだったから、彼は減速していなかった」
「こうした危険な状況では、何が起きてもおかしくはなかった。僕はもっとスローダウンできたかもしれないし、僕らはともすれば接触していたかもしれなかった。何が起きてもおかしくなかったんだ」
「これはフェアなペナルティだと思うよ」
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