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アウディが新型「Q5/Q5 Sportback」シリーズを発売、MHEV plusを全モデルに採用

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アウディが新型「Q5/Q5 Sportback」シリーズを発売、MHEV plusを全モデルに採用

アウディ ジャパンは、2025年7月24日、プレミアムミッドサイズSUV「Q5/Q5 Sportback」シリーズを発売した。また、新型Q5シリーズの発売を記念したグローバル限定モデルedition oneも同時に発売する。

新型Q5シリーズは、新世代内燃機関のPPC(プレミアムプラットフォームコンバッション)をベースとする初めてのSUVモデルとして、プレミアムミッドサイズSUVセグメントで新しい基準を打ち立てる。Audi DesignのDNAを受け継ぎながらも現代的な進化を遂げ、優れた適応力と日常使いに適した実用性を組み合わせている。

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また、限定的な条件において完全な電動走行を可能とするMHEV plusテクノロジーをシリーズ全てのグレードに搭載し、効率的かつ強力なエンジンにより、将来を見据えたプレミアムモビリティの方向性を示している。さらにヒューマンセントリックをテーマとするインテリアには、最新のコネクティビティとインフォテインメントシステムを統合した「デジタルステージ」を設置。また、プログレッシブステアリングや、快適性と路面追従性を高めるFSD(frequency-selective damper system)を採用している。

ダイナミックなエクステリアデザイン

新型Q5/Q5 Sportbackは、より立体的で彫りの深い、エッジを減らした連続的な面構成による力強い抑揚をもったボディラインが特徴的。ヘッドライトとテールライトをつなぐショルダーラインは直線的で、力強いシルエットをつくりだし、車両をより長くみせダイナミックな存在感を放つ。

そしてヘッドライトは鋭く彫刻的で洗練された印象を与える。フロントのシングルフレームは幅広で高い位置にあり、縦方向の機能的なエアカーテンに挟まれ、シングルフレームの下部の大きなエアインテークには、センサーが収められている。一方リヤデザインは、高い位置にあるリヤバンパーや鋭く傾斜したリヤウィンドウにより、シャープでスポーティな印象を強化。リヤビューはミニマルなラインで構成され、滑らかな面処理とシャープなカットが調和し、先進的かつ力強い印象を与える。さらに、マフラーエンドを内蔵するデザインへと回帰し、絞り込まれたテールとともに印象を際立たせている。

このQ5/Q5 Sportbackには、「advanced」と「S line」の2バージョンを設定し、スポーツグレードのSQ5 Sportbackには、独自のエクステリアが与えられており、ウィンドウトリムは、標準でアルミ調仕上げとなる。「advanced」バージョンは、ラジエーターグリルとフロントエアインテークのインレイは、スカンジウムグレー、ディフューザーはマットブラック、そしてリヤのインレイはセレナイトシルバーなど、スタイリッシュなアクセントによるダイナミックな要素を備えている。また、18インチの5アームツイストデザインのアルミホイールが標準装備となる。

「S line」パッケージとSモデルは、フロントエアインテークがより大きく、リヤディフューザーもよりスポーティなデザインになっている。シングルフレームならびにロッカーパネルトリムは、S lineパッケージがマットクロームルックアンスラサイト、Sモデルがマットクロームルックシルバーとなり、スポーティな印象を強調。さらにSモデルのシングルフレームには、マットクロームルックシルバーのL字型インレイが施されている。

居心地の良さを追求したインテリアデザイン

新型Q5/Q5 Sportbackは、アウディのインテリアデザインの4つの基本特徴を踏襲している。第1に「ヒューマンセントリック」であること。ユーザーの見やすさを大切にしたレイアウトは、第2の特徴である「視覚的な明快さ」に寄与。水平に構成されたコントロールパネルなどから、機能性と美しさが細部に至るまで融合された、明確なデザインアプローチが感じられる。

ドアにかけてゆるやかな曲線を描くコントロールパネルは、高品質な素材で作られたさまざまなパートで構成され、「デジタルステージ」とエアベントのベースとなっている。センターコンソールからドアにかけては、コントロール部分がアルミ調の湾曲したデザインで囲われ全体と調和し、Q5の堅牢でスポーティなSUVの哲学を強調している。

夜間も明快さは際立ち、ダッシュボードやドア輪郭を彩るライトはインテリアの幅を強調しセンターコンソールなどにある間接照明は、浮遊感を作り出す。さらにダイナミックインタラクションライトのLEDライトストリップが、クリアにデザインされたインテリアを囲み、車両のロック・アンロックやダイナミックインジケーターライト等を視覚化してくれる。

第3の特徴となる「デジタルステージ」は、インテリアの中心的な要素。運転席と助手席の前に設置されているMMIパノラマディスプレイは、スリムで独立しながらもインテリアに完璧に統合されている。そして曲面OLEDテクノロジーを備えた11.9インチのアウディバーチャルコックピットと、14.5インチのMMIタッチディスプレイを搭載している。オプション装備の助手席専用の10.9インチMMIパッセンジャーディスプレイは、アクティブプライバシーモードのシャッターテクノロジーにより、ドライバーの視線を妨げることなく、インフォテインメントシステムを自由に使用できる。また、ナビゲーションなどでドライバーをサポートすることもできる。

そして第4の特徴は「マテリアルドリブンデザイン」。デジタルやテクノロジーとのコントラストとして、ソフトラップエレメントがドアからドアまでダッシュボード全体にわたって広がり、ドアのファブリックパネルやアームレストとともに、居心地の良い雰囲気を作り出している。素材は機能性を重視して選ばれていると同時に、インテリアのそれぞれのエリアのデザインを明確に区別。快適さを重視したエリアは、表面を広くとってソフトな素材で強調されている一方で、コントロール部分は緻密にデザインされている。

全モデルでレザー/アーティフィシャルレザーシートを標準装備し、S lineではスペシャルオプションとして、カスケード(cascade)クロスシートを選択可能となっている。これはウールのような手触りとダイヤモンドステッチによる高いデザイン性を両立したサステナブル素材で、サブ素材のインプレスムクロス(Impressum cloth)にもリサイクルプラスチック繊維を採用するなど、環境意識の高いお客様に配慮した選択肢となっている。

実用的なスペースコンセプトと快適さ

新型Q5シリーズの違いは、初めて乗ったときからでも感じられる。新しいインテリアコンセプトに基づいて、ヘッドルームとレッグルームが十分に確保され、快適な空間を提供。特にSportbackは、後席ヘッドルームがより広くなった。

さらに第1の実用的な特徴は、フルに調整可能なリヤシート。このシートは前後移動とチルト(傾斜)するため、トランク容量を増やし、後部座席乗員の快適さを向上させ、かつ3人が快適にリヤベンチシートに座ることができる。通常の状態では520リッターを確保し、リヤシートを倒すと最大1,473リッターまで拡大が可能となっている。またQ5 Sportbackでは、通常の状態で515リッター、リヤシートを倒すと最大1,415リッターの広大なスペースが現れる。

そしてラゲッジコンパートメントカバーは、ラゲッジコンパートメントの床下に用意された収納スペースに格納でき、さらなる荷物の収納スペースを提供し、カバーを安全に保管。もうひとつの実用的な特徴としては、先代モデルと比較してさらに大きくなったセンターアームレスト下の収納スペース、サングラスやキー等の小物を収納する多数の小型収納エリア、15 Wの充電パワーを持つフロントセンターコンソールの冷却機能付きワイヤレス充電トレイ、そしてUSB-Cポートは前部に2つ、後部に2つ設置。

特定の条件下で完全な電動走行が可能なMHEV plusを全モデルに採用

新開発の48V MHEV plusマイルドハイブリッドシステムは、SQ5シリーズを含む新型Q5シリーズの全モデルに採用されている。この新しいMHEV plusシステムは、内燃エンジンの効率を向上させ、走行性能をサポートし、CO2排出量を削減しながらパフォーマンスとドライブの快適性を向上させる。

システムを構成するPTG(パワートレインジェネレーター)は、最大230Nmの追加駆動トルクと最大18kW(24hp)の出力を生成し、減速時には最大25kWのエネルギーを回生。その結果、特定の条件下で完全な電動走行が可能となり、燃料消費の削減に寄与。さらに、48Vのシステムにより電動エアコンプレッサーが作動し、車両が信号待ち等で内燃エンジンがオフになっているときでも、エアコンを作動することができる。

また、MHEV plusシステムを搭載するモデルには、ブレーキペダルとブレーキの油圧システムが完全に切り離されているiBRS(統合型ブレーキ制御システム)により、初期の減速は摩擦ブレーキを使わずに、回生ブレーキでのみ行われる。さらにブレーキペダルを踏み込むと摩擦ブレーキが作動するが、ブレーキの感触は変わない。

モデルラインアップ

新型Q5シリーズは、SUVとSportbackの2タイプ。いずれも2.0L直列4気筒直噴ガソリンターボTFSIエンジンと2.0L直列4気筒直噴ディーゼルターボTDIエンジンを用意。2.0LTFSI直噴ガソリンエンジンは、VTG(可変タービンジオメトリー)付きのターボチャージャーを装備し、部分負荷で極めて燃費効率の良い改良型燃焼プロセスを採用している。VTGによりガソリンエンジンでも低回転域でトルクの一貫した俊敏な立ち上がりが可能になり、最高出力150kW、最大トルク340Nmを発揮。

一方、2.0LTDI直噴ディーゼルエンジンは、最高出力150kW(204PS)、最大トルク400Nmを発揮。EA288 evo世代のこの2.0LTDIエンジンは、最適化されたシリンダープレッシャーセンサー、排気ガス制御システムTwinDosing(ツインドージング)、2本のバランスシャフトによるスムーズなエンジン回転など、燃焼技術を継承している。また48V MHEV plusマイルドハイブリッドシステムを構成するPTGによって発進時のレスポンスに優れ、目覚ましい俊敏性を発揮し、加速性能ならびに燃費がさらに向上した。

いずれのエンジンも、48V MHEV plusマイルドハイブリッドシステムを搭載して、AWDクラッチ付きquattro四輪駆動は7速Sトロニックトランスミッションと組み合わされる。0-100km/h加速は、Q5 SUV/SportbackともにTFSIが7.2秒、TDIが7.4秒となる。

そしてQ5シリーズのスポーツグレードとなる新型SQ5/SQ5 Sportbackは、可変タービンジオメトリー(VTG)付きターボチャージャーを装着する3.0LV型6気筒TFSIエンジンを搭載する、最高出力270kW(367PS)、最大トルク550Nmを発揮する。48V MHEV plusマイルドハイブリッドシステムにより、特定の条件下で完全な電動走行を可能とし、電動ドライブコンポーネントの高い回生性能によるCO2排出量の削減をもたらす。また、20インチのグラファイトグレーポリッシュット5ツインYスポークアルミホイールを標準装備として、ダイナミックな走行性能と俊敏なハンドリングを実現。0-100km/h加速はSQ5/SQ5 Sportbackともに先代を大きく上回る4.5秒となる。

今回、この新型Q5シリーズの発売を記念して作られたグローバル限定モデルQ5/Q5 Sportback edition oneが同時に発売される。ダークAudi rings &ブラックスタイリングパッケージ(ミラーはボディ同色)、ライティングパッケージ、テクノロジーパッケージプロを装備するS lineをベースにしている。

限定モデルedition oneのための特別装備であるマグネシウムグレーがアクセントになるフロントエアインレットと、ディフューザートリム、2色の色分けが施された21インチブラックメタリックポリッシュトのAudi Sport製マルチスポークSデザインアルミホイールが、エクステリアのハイライトとなっている。

ボディカラーはデイトナグレーパールエフェクト、グレイシアホワイトメタリック、ミトスブラックメタリック、ナバーラブルーメタリックの4色を用意。インテリアカラーは、ブラック(スチールグレーステッチ)を採用しており、いずれも人気の高いパッケージが標準装備されている。アウディの新世代Q5の発売を記念するにふさわしい、個性と魅力を兼ね備えた限定モデルとなっている。

【メーカー希望小売価格】

■限定モデル edition one

関連情報:https://www.audi.jp/

構成/土屋嘉久

文:@DIME
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