2023年4月16日(現地時間)、WEC世界耐久選手権第2戦ポルティマオ6時間がポルトガル南岸の都市ポルティマ近郊のアルガルヴェ・サーキットで行われ、トヨタの8号車GR010ハイブリッドがレースの大半をリードする完璧な走りで優勝を飾った。2位に50号車のフェラーリ499P、3位に6号車のポルシェ963が入った。開幕戦で優勝した7号号車GR010ハイブリッドはセンサー交換で11分間のタイムロスを喫し9位に終わった。
昨季からトヨタが4連勝、WEC参戦78戦目で通算41勝目をマーク
予選で圧倒的な速さを見せてフロントロウを独占したトヨタの2台は、決勝レースでは明暗を分ける形となった。
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快晴の中、正午にスタートした6時間の決勝レースは序盤激しい攻防が繰り広がられ、ポールポジションの8号車トヨタと予選2番手の7号車トヨタの間に、51号車のフェラーリが割って入る展開となった。
この攻防の中で3位にポジションを落とした8号車トヨタだったが、4周目に51号車フェラーリを抜き返して2位に復帰。再び1-2体制となった2台のトヨタは、最初の給油ピットストップへと向かう直前の33周目に順位を入れ替え、その後は8号車がレースをリードした。
ところが1時間20分ほどが経過したところで、2位を走行する7号車トヨタにリアのドライブシャフトセンサートラブルが発生。ハイパーカーはレギュレーションでドライブシャフトに取り付けられたトルクセンサーで性能を監視できるようにする必要がある。7号車トヨタはその交換のためにピットインし、最後尾に近い7周遅れとなってしまった。
一方8号車のトヨタは快調に2位以下との差を広げ、残り2時間となったところで最終ドライバーのハートレーに替わると、2位の50号車フェラーリを周回遅れにしてセーフティマージンを築き上げることに成功した。
その数分後にセーフティカーが導入されたが、12分後にレースが再開されると、8号車のトヨタはすぐに最後の給油ピットストップを行い、その後の終盤戦も着実に走り抜いて222周でトップチェッカーを受けた。
7号車のトヨタは最後尾まで順位を落とした後、トップ10圏内まで順位を取り戻して9位でフィニッシュしている。
トヨタ7号車は惜しい結果となったが、トヨタは昨年からの連勝を4に伸ばし、マニュファクチャラー選手権では2位のフェラーリに22点差をつけることとなった。ドライバーズ選手権ではトヨタ8号車のブエミ、ハートレー、平川が、2位のフェラーリ50号車に対し11ポイント差で首位に立っている。
次戦第3戦スパ・フランコルシャン6時間(ベルギー)はわずか2週間後の4月27日に開幕、4月29日の土曜日に決勝レースが行われる。このレースは、6月10日から11日(日)にかけて行われるル・マン24時間に向けた最後の実戦となる。トヨタのリードで始まった今季のWEC、今後の戦いが注目される。
2023年WEC世界耐久選手権第2戦ポルティマオ6時間決勝
1位 8 トヨタGR010ハイブリッド(ブエミ/ハートレー/平川亮) 222周
2位 50 フェラーリ499P(フォコ/モリーナ/ニールセン) 221周
3位 6 ポルシェ963(エストーレ/ロッテラー/ファントール) 221周
4位 2 キャデラックVシリーズ(バンバー/リン/ウエストブルック) 220周
5位 94 プジョー9X8(デュバル/メネゼス/ミュラー) 220周
****
9位 7 トヨタGR010ハイブリッド(コンウェイ/小林可夢偉/ロペス) 215周
2023年WEC世界耐久選手権ドライバーズランキング(第2戦終了時)
1位 ブエミ/ハートレー/平川亮(トヨタ) 53
2位 フォコ/モリーナ/ニールセン(フェラーリ) 42
3位 コンウェイ/小林可夢偉/ロペス(トヨタ)40
4位 バンバー/リン/ウエストブルック(キャデラック)30
5位 エストーレ/ロッテラー/ファントール(ポルシェ)27
2023年WEC世界耐久選手権マニュファクチャラーズランキング(第2戦終了時)
1位 トヨタ 64
2位 フェラーリ 42
3位 ポルシェ 30
3位 キャデラック 30
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