鈴鹿サーキットで行われている2019全日本スーパーフォーミュラ選手権の最終戦。前回の第6戦岡山で初優勝し、今週末は2連勝を狙っていた山下健太(KONDO RACING)だが、予選は11番手に終わりQ2敗退。予想していたような結果にならず落胆の表情をみせた。
予選Q1はB組から出走した山下。ミディアムタイヤでの出走が義務付けられているセッションでB組6番手タイムをマークし、なんとかQ2へ進出を果たした。しかし、そこからQ3進出圏内であるトップ8に食い込むことができず、Q2で11番手タイムとなりノックアウトされた。
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予選を終えた山下は開口一番、「厳しい予選でした……」と力なく語った。ただ、朝のフリー走行から手応えを感じられていなかったという。
「朝のフリー走行の段階でソフトタイヤを履いてタイムを出したんですが、14番手とか15番手くらいだったので……ちょっと(良くない方向に)ハマってしまった感じでした」
「その中で予選Q1にセッティングをガラッと変えて、それでなんとかQ1を通れるくらいのポテンシャルにはなったんですけど、Q3まで行ける力はありませんでした」
今大会は金曜日の専有走行で大雨となり、ドライコンディションでのセットアップを予選前のフリー走行のみで行わなければいけなかったことも影響していたようだ。しかし山下は今週末のホンダ勢の速さが予想以上だったと語った。
「多分みんな一緒だと思いますが、金曜日にドライで走れていればもう少し良い状態で予選に臨めたかなと思います。ただ、もしクルマが決まっていたとしても今回はホンダ勢が速すぎだな……という印象でした。その中でもニックが(トヨタ/TRD勢では)ひとりだけ頑張ってQ3へ行けているので、自分もそこに行きたかったという思いはあります」
「今週末、ホンダ勢が速いことは予想していましたが、正直ここまで差がつくとは思っていませんでした。ちょっと残念な予選になってしまいました」
今年のスーパーフォーミュラでは後方グリッドからスタートしたドライバーが逆転優勝を飾るケースもあり、山下としてもチャンスがないわけではない。しかし、今回導入される『タイヤ交換義務の消化は7周目以降』というルールもあるため、上位進出のチャンスは限られるのではないかと予想していた。
「ルール上、前回の(小林)可夢偉選手みたいな作戦は採れないですし、今回はシンプルに最初にミディアムを履くか、後半にミディアムを履くかの二択になると思います。そうなってくると大幅なポジションアップは難しくなるかなと思っています」
「11番手スタートということは、前方にそれなりの台数がいるので、作戦も半分くらいのドライバーと被ると思います。その中でみんなが選んでいない作戦の方をチョイスできれば、上位進出も見えてくると思います。スタートで抜くか、決勝ペースの良さで抜いていくしかチャンスはないと思います」
「その点では今回ホンダ勢がすごく速くて、ストレートでもスリップストリームについて仕掛けるのが難しい状況なので、厳しいところがあるかもしれません」
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