F1ベルギーGPの予選でシャルル・ルクレール(フェラーリ)は2番手となったものの、ライバルへのペナルティによって、決勝をポールポジションからスタートすることになった。
今回の予選はQ1から徐々に路面が乾いていくコンディションでスタートし、Q2の途中からはドライの走行ラインが浮かび上がり、スリックタイヤでのアタックに各車が切り替えていった。状況変化への対応が迫られる難しいセッションとなったものの、ルクレールはこうした状況に向けた対策が実ったと考えている。
■フェルスタッペン、F1ベルギーGPでグリッド降格ペナルティ。規定数超過のギヤボックス5基目を投入
ルクレールは最終的にQ3最速となったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)から約0.8秒差の2番手タイムを記録。フェルスタッペンは今回ギヤボックス交換によるグリッド降格ペナルティを受けているため、ルクレールが先頭から決勝レースをスタートすることになった。
ルクレールはこれまで、路面の湿ったコンディションでスリックタイヤからグリップを引き出すことに苦労していたと認めており、今回の予選はその弱点を改善するために行なってきた努力が報われたと語った。
「あのコンディションを特に考慮しても、僕らにとって悪い予選じゃなかったと思う」
ルクレールはそう語る。
「全てをまとめ上げるのは常に難しいことだ。数レース前はあまり快適な状態ではなかったから、こうしたコンディションに対して結構取り組んでいたんだ。それが報われたみたいだね」
「最後のアタックに向けては少し早すぎたかもしれないけど、間違いなく今回僕らはポールポジションを獲れなかったと思う」
「マックスが速すぎた。僕らももう少し近づけたとは思うけどね。ただ日曜(決勝)に向けて素晴らしいスタート位置を獲得することができたよ」
なお予選Q2の途中、ケビン・マグヌッセン(ハース)がターン9でウォールにヒットする場面があった。この時、マグヌッセンはそのままコースに戻り、後方のルクレールのアタックを妨害することになった。
結果的にこの一件は審議対象となり、マグヌッセンには3グリッド降格処分が下された。
ルクレールは当時の状況を次のように語っている。
「本当にトリッキーだった。ケビンはウォールにぶつかっていて、それで僕の前で走り続けていた」
「それで早めにアタックに入れなかったことで、最後はさらにプレッシャーがかかることになったし、あのコンディションでは簡単じゃなかった」
「でも最終的には全てうまくいった。だからハッピーだ」
「ただそうは言っても、レッドブルに追いつくためにはまだやるべきことがかなりある」
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