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536馬力! 美しすぎる「1+1人乗りスーパーカー」実車初公開! “超加速”4WDユニット×斬新「フローティングピラー」採用! 量産も見据えたバンディーニ「ドーラ」とは

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536馬力! 美しすぎる「1+1人乗りスーパーカー」実車初公開! “超加速”4WDユニット×斬新「フローティングピラー」採用! 量産も見据えたバンディーニ「ドーラ」とは

■名作と共通項の多い「新たなスーパーカー」

 2025年に10回目を迎えた新旧モデルによる自動車イベント「オートモビル カウンシル」。なかでも「主催者テーマ展示」も楽しみのひとつです。
 
 今回の「オートモビル カウンシル2025」の主催者テーマ展示は、「生ける伝説のカーデザイナーGiorgetto Giugiaro展 『世界を変えたマエストロ』」と「THE GOLDEN AGE OF RALLY IN JAPAN」。
 
 さらに、前者に合わせて名カーデザイナーのジョルジェット・ジュジャーロ(ジウジアーロ)氏がゲストとして来場することも大きな話題となり、3日間の来場者は過去最高の約4万5千人に達しました。

【画像】超カッコイイ! これが536馬力の「1+1人乗りスーパーカー」です! 画像で見る(46枚)

 生ける伝説のカーデザイナーGiorgetto Giugiaro展 「世界を変えたマエストロ」では、1963年発表のアルファ・ロメオ「ジュリア・スプリントGT」から、氏がデザインを行なったバンディーニ「ドーラ」まで、ジウジアーロ氏が手がけた、歴史を変えた名車10台が展示されました。

 ここで、バンディーニというブランドはあまり聞き覚えがない人もいると思いますが、これは1946年にイタリアの実業家イラリオ・バンディーニ氏によって設立された自動車メーカーです。

 最初の1台「プリマ」は、フィアットの量産セダン「1100」のベースとしたアルミボディの2人乗りオープンスポーツカーでした。

 元来レーシングドライバーだったイラリオ・バンディーニ氏は、スポーツカーの製造を行いつつ自らレースに参戦。軽量・小型のスポーツカーを数多く製作し、イタリア国内やアメリカなど国内外で好成績を収めました。

 1992年に「1000ターボ・ベルリネッタ」を発表後に80歳でこの世を去り、ブランドも消滅。その間、バンディーニブランドを冠するクルマは75台が生産されたといいます。

 そのブランド名復興を担う「ドーラ」は、ジウジアーロ氏が2015年に名デザインスタジオ イタルデザインを辞したあと、息子のファブリツィオ・ジウジアーロ氏と設立したカーデザイン会社「GFGスタイル」が作り上げたEVスーパースポーツカーです。

 大きなポイントは、単なるコンセプトカーではなく、量産を見越していることです。

 デビューは2020年のジュネーブショーが予定されていましたが、当時の世界的なパンデミックによって同ショーは開催自体が中止になり、発表はオンラインで行われました。

 それから後もドーラの公開は行われなかったため、公に人々の前に姿を見せるのはなんとオートモビル カウンシル2025が初でした。主催者発表では「事実上のワールドプレミア」と説明しています。

 かつて、バンディーニが数多くの小型軽量なバルケッタ(イタリア語で小舟のこと・転じて、2人乗りオープンスポーツカーの別称)を生み出していたように、新たなバンディーニであるドーラも、2ドア・2人乗りのオープンスポーツカーとして誕生しました。

 シャシはオールアルミ製のスペースフレーム構造で総出力536ps・最大トルク677Nmを発生するモーターを前後に搭載しています。

 その強大なパワーは4輪に伝えられ、停止状態から時速100km/hまでわずか約3.3秒、最高時速250km/hという高性能をドーラに与えています。

 サイドから見ると、フロントフェンダーの峰が前輪のホイールアーチ付近からそのままリアまで流れていく美しいシルエットを形成するモノフォルムが特徴です。

 その姿は、まるでジウジアーロ氏が1960~1970年代にスケッチしたコンセプトモデルのスポーツカー、ビッザリーニ「マンタ」、アルファロメオ「イグアナ」、マセラティ「ブーメラン」などを彷彿とさせます。

 ところが前や上から見ると、モノフォルムを作っているのはホイールアーチから立ち上がってリアまで伸びた「ピラー」であることがわかります。フロントウィンドウスクリーンは、思いの外ふつうの形状なのです。

 この特徴的なフローティング構造のピラーは、氏がデザインを担当したマセラティ「メラク」のディティールを思い出す人も多いのではないでしょうか。

 ミッドシップにエンジンを搭載するスポーツカーの多くは、エンジンフード上面をフラットにするデザインを採用しています。

 この場合、美しいクーペルックにするには、フードのサイドを立ち上げる必要があります。いわゆる「トンネルバックスタイル」です。

 しかしメラクでは、この「立ち上げ部」の真ん中をくり抜いたフローティングデザインとしており、トンネルバックスタイルの欠点である後方視界の確保のみならず、サイドから見た際にリアクオーターウィンドウがあるようにも見せることに成功しています。

 ドーラにはホロなどの備えはありません。ドアは上に跳ね上がるシザーズドアで、開けた姿はまさにエキゾチックスポーツカーにふさわしい雰囲気を生み出します。

 赤い本革で覆われた内装も個性的で、高い位置で左右座席を仕切るバーはダッシュボードにつながり、メーター類はステアリング奥に浮いたように設置されています。

 ステアリングホイールは操縦桿のような形状ですが、奥に長いスポークの奥にメーターを置くのも、「ブーメラン」とのつながりを感じさせます。

※ ※ ※

 ドーラが発表されたとき、ジウジアーロ氏はなんと82歳。2025年には87歳を迎えますが、会場でも元気いっぱいでした。

 GFGスタイルはドーラ発表後も精力的にEVモデルを発表していますので、ジウジアーロ氏と同社の今後の活躍にも注目です。

文:くるまのニュース 遠藤イヅル

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みんなのコメント

1件
  • まひろ
    オープントップの車をシザーズにすると 視覚的におもいッきり頼り無くなる実例… まぁ走る時は 低速以外はドアが開いてるコトは無いと思われるから要らぬ心配なのはワカルケド…
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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