7月5日、宮城県のスポーツランドSUGOでENEOSスーパー耐久シリーズ2026 Empowered by BRIDGESTONE第4戦『SUGOスーパー耐久4時間レース』のグループ1決勝が行われ、ST-Xクラスの31号車DENSO LEXUS RC F GT3(鵜飼龍太/蒲生尚弥/小河諒/嵯峨宏紀)がポール・トゥ・ウインで総合優勝を飾った。
前日のグループ2予選と決勝を経て迎えた2026スーパー耐久第4戦SUGOの2日目。この日はST-X、ST-Z、ST-Q、ST-1、ST-2の5クラスから25台が参加するグループ1のレースが行われるが、午前の予選は霧が出るなかで実施。幸いにもスターティンググリッドを決めるQ1、Q2には影響なかったものの、CとDドライバー予選はキャンセルとなり、午後の天候が心配された。
【順位結果】2026スーパー耐久第4戦SUGO グループ1決勝
ただ、S耐チャレンジ決勝中に霧は徐々に収まっていき、お昼のピットウォーク中に視界がほぼクリアな状態に。スタート進行ではやや雨粒が落ちていたものの路面を濡らすまでには至らず、決勝レースはウエットパッチが残るなかではあるがドライコンディションで争われることに。グリッドではレインタイヤを用意しているチームもあったものの、各車スリックタイヤを装着していた。
スタートでは総合ポールポジションの31号車DENSO LEXUS RC F GT3を先頭に、23号車TKRI松永建設AMG GT3、777号車D’station Ferrari 296 GT3、182号車R ZERO Mercedes-AMG GT3 EVOとスターティンググリッドどおりの順位でレースを進めていく。ST-Xは序盤からトップ3台がポジションを争い、バックマーカーをかわしながら小河諒、中山友貴、藤井誠暢による接近戦が繰り広げられる。
ただ、スタートから1時間が経過しようとしたときに雨が落ちはじめ、1コーナー方向からは霧が発生してくる。各マシンがワイパーを動かすなか、60分間のAドライバー走行義務時間を終えたいくつかのチームがピットへ。とはいえ、まだ路面はウエットコンディションにはならず、各車ともスリックタイヤを選択してレースに復帰していく。
ST-Xはこのタイミングで一度は差が開いていた31号車DENSO LEXUS RC Fと23号車TKRI松永建設AMGのギャップが急接近。すると残り2時間49分というところで2台が同時ピットインを行う。aprは嵯峨宏紀に代わったがタイヤ無交換、一方のTKRIはタイヤ交換を含むフルサービスでAドライバーのDAISUKEに前戦富士24時間で勝利を呼び込んだ“ちょい濡れスリック”の第2スティントを託す。
トップ争いを繰り広げる777号車D’station Ferrari 296は1回目ピットインで藤井から金丸ユウに交代。ここで23号車TKRI松永建設AMGを逆転して2番手にポジションを上げると、残り2時間33分のS字カーブ進入で31号車DENSO LEXUS RC Fを捉え総合トップに浮上する。
残り2時間16分では31号車DENSO LEXUS RC Fが2回目のピットに向かい鵜飼龍太にチェンジ。この頃になると雨や霧は小康状態となり各車のペースがふたたび上がってくる。そして23号車TKRI松永建設AMGは残り1時間45分で任務を完遂したDAISUKEがピットインし片岡龍也にドライバーを交代。トップの777号車D’station Ferrari 296は残り1時間36分でピットへ入り、Aドライバーの星野敏でレースに戻る。
その後は777号車D’station Ferrari 296を31号車DENSO LEXUS RC Fを追い詰める戦いが続いたが、残り1時間12分で2番手の鵜飼は先にピットに入り蒲生尚弥に最終スティントを託す。対する777号車D’station Ferrari 296は残り35分で最後のピットインし星野からふたたび金丸へ、そして片岡が追い上げをみせた23号車TKRI松永建設AMGも同じタイミングでピットに向かい中山がコースに復帰していく。
しかし、その後方で蒲生がジワジワと差を縮めていた31号車DENSO LEXUS RC Fが2台のピットインで逆転。早めの最終スティントを蒲生で追い上げる戦略を採り、直接的なバトルとは違って目に見えないライバルとの争いを制した31号車DENSO LEXUS RC Fが約40秒差の総合トップに立つと、フィニッシュまでリードを守ったまま第1戦もてぎレース1以来の今季2勝目を挙げた。
ST-Zはクラスポールから52号車埼玉 GB GR Supra GT4 EVO2が快走していたが、2番グリッドからスタートした338号車GR Garage Balakong GR Supra GT4も食らいつく。優勝争いは2台のマッチバトルとなり、ピットタイミングごとに首位が入れ替わる展開が続く。
最終スティントでは338号車GR Garage Balakong GR Supraがピットインを遅らせる戦略で揺さぶりをかけるも、ディフェンディングチャンピオンの貫禄をみせた52号車埼玉 GB GR Supraが優勝。WING HIN MOTORSPORTS JAPANは2位となったがチーム初表彰台を獲得し、885号車シェイドレーシング GR Supra GT4 EVO2が3位でトヨタGRスープラGT4エボがトップ3を独占した。
ST-Qは“ミッドシップGRヤリス”ことGR Team ORC Fieldの28号車GR YARIS M conceptが4時間レースを走りきり、ST-2クラスに割って入る総合20位で完走を果たした。ST-1はクラスポールから2号車シンティアム アップル KTMがスタートからフィニッシュまでトップの座を譲らずに快走。そのままチェッカーフラッグを受け、2025年最終戦以来の勝利を挙げて今季初優勝を達成している。
ST-2は1周目馬の背コーナーで95号車SPOON リジカラ CIVICがクラスポールからスタートした743号車Honda R&D Challenge FL5をオーバーテイクしてトップ浮上に成功。その後もレースをリードした95号車SPOON リジカラ CIVICに迫ったのは、225号車KTMS GR YARISと13号車ENDLESS GRYARISという2台だ。
レース終盤には3回の義務ピット作業を完了しているトヨタGRヤリス勢に対し、95号車SPOON CIVICは約1分差でトップを走行するも最後のピットストップが必要という状況に。そこでSPOONは最終スティントをタイヤ無交換で小出峻に託し、クラス首位のままレースに復帰する。
しかし、やはりクルマが曲がりづらい95号車SPOON CIVICに迫ったのは13号車ENDLESS GRYARISの伊東黎明だった。まず225号車KTMS GR YARISの荒川麟をかわして2番手に上がると、その勢いのまま前をいく小出との差を縮め、残り2分で追いつくとヘアピンコーナー進入でアウト側に並び、軽い接触があったもののオーバーテイクに成功。ラスト2周での大逆転勝利を決めた。
午前の予選は霧の影響もあった2026スーパー耐久第4戦SUGOグループ1のレース日だったが、決勝は一度もセーフティカーやフルコースイエローが入らない落ち着いた展開で全車完走のクリーンバトルが繰り広げられた。今季スーパー耐久の次戦は九州オートポリスに舞台を移し、7月25~26日に第5戦の5時間レースが開催される予定だ。
[オートスポーツweb 2026年07月05日]
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
1年または1万5000kmって長くない? おじさん世代だったら3カ月3000kmだろっ! メーカー推奨のエンジンオイルの交換をサボったらどうなる?
なぜどかない? 法定速度を守っているから? 高速道路の追い越し車線に居座り続ける人がいまだになくならない不思議
【コメント欄で激論】「セダンで残すべき」「ミニバンになってほしくない」…「LS」のレビュー記事が話題。未来はどうなる?
前線から約800km先のロシア製油所が炎上 ウクライナ軍が長距離ドローン攻撃の映像公開 2500km先を狙ったことも
日産『エルグランド』正式発売、価格は689万7000円…16年ぶり刷新で『アルファード』追撃へ
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?