1位じゃなきゃダメなんです！ FF世界最速狙うシビック・タイプR限定車、鈴鹿に姿現す

ホンダは6月18日、FFホットモデル「シビック・タイプR」の限定車「タイプR リミテッドエディション」が鈴鹿サーキットを走る映像をYouTubeに公開。この限定車こそ、FF世界最速を狙う、メガーヌR.S.キラーである。

本年2月に登場が予告された後、新型コロナウイルス感染症の影響でローンチが延期されていたリミテッドエディションに新たな動きが見られた。公開された15秒の動画に登場するのは、専用のサンライトイエローIIにペイントされた1台のリミテッドエディションで、このハードコアマシンがタイムアタックにチャレンジする様子が収められている。場所は、付近の様子から見てホンダの聖地、鈴鹿サーキットだ。

詳細なスペック等は明らかにされなかったが、これまでの公開情報によると、サーキットに主眼を置いて開発されたというリミテッドエディションの主要装備は、強力なグリップを誇るミシュラン・パイロットスポーツ カップ2とBBS製20インチ鍛造ホイール。また、ボディ各部の軽量化や足回りのセッティング見直しも行い、公道走行を可能としたまま戦闘力を高めている。日本での販売台数は200台限定だ。

動画のタイトルは「#TypeRChallenge」となっており、今後ほかのサーキットを攻める様子が続いてアップされることも想定される。ホンダ自身は明言しないが、こうしたプロモーションやデビューのタイミングから見ても、このリミテッドエディションの仮想敵がルノー「メガーヌR.S. トロフィーR」であることは想像に難くない。つまり、同車が昨年鈴鹿で打ち立てた2分25秒454を更新するのが狙いだろう。その先には、同じくメガーヌR.S.が昨年4月に打ち立てたニュルブルクリンク北コースでのFF最速ラップ（7分40秒100）を抜き、王座を取り戻す計画があると見られる。

本年初頭に国内導入されたライバルは、頂点のカーボンセラミックパック装着車で949万円というプライスにもかかわらず限定台数を既に売り切った。シビック・タイプR リミテッドエディションも見事レコードを塗り替えれば瞬時の完売は必至。日仏両車の戦いからファンならずとも目が離せない。

Comments

シビック、頑張ってほしいね。

海外のYoutubeチャンネル見ても、シビックは日本が誇るＦＦ車