Fiat Panda Trussardi
フィアット パンダ トラサルディ
アウディの次世代バギーコンセプトに見る、EVとオフローダーの親和性【フランクフルトショー 2019】
初めての「ラグジュアリーなパンダ」
フィアットは、イタリアの老舗メゾン「トラサルディ」とコラボレーションした限定車「パンダ トラサルディ」を本国で発表した。
曰く、「史上初のラグジュアリー・パンダ」と謳う限定車は、日本へは未導入のパンダ クロスがベース。1911年に高級革手袋メーカーとして創業したトラサルディとタッグを組んだ。
カラーリングや装備、アクセサリー類は、フィアットスタイルセンターとトラサルディが厳選。パンダのキャラクターを活かしながら、イタリアンファッションの伝統とポップで新鮮な最新トレンドを再解釈して反映した。
注目は、つや消しのカフェ イタリアーノ ブラウンの外板色にブラックのアクセントを組み合わせたバイカラー仕立ての外観。パンダがつや消しのボディカラーを採用するのはこれが初めて。内装は、シートベルトからステアリングホイール、トリム類にいたるまで、トラサルディの衣服に通じる独特の触感とニュアンスを再現した素材を使用している。ラウンジのような高級感とプレミアム感あふれる雰囲気を演出したという。
トラサルディ伝統のグレイハウンドロゴは、リヤクォーターガラスとホイールセンターキャップ、ステアリング中央部などに描かれている。シートにも同じくグレイハウンド柄を図案化したパターンを織りで表現。シートベルトやフロアマットにもレタリングを配置した。ダッシュボートは、つや消しボディの外板色と同じカフェイタリアーノブラウンで配色している。
パワートレインは85hpの0.9リッター“ツインエア”直列2気筒ガソリンエンジン、もしくは69hpの1.2リッター直列4気筒ガソリンエンジンから、駆動方式はFWD、AWDから選ぶことができる。
パンダがトラサルディを着る理由
「39年前に生まれた傑作・フィアット パンダは、直近の6年間でもイタリアでもっとも人気のあるコンパクトカーのひとつであり続けています。また、2003年以来、ヨーロッパで一番売れているシティカーのひとつでもあります。累計販売台数はじつに750万台、そのうち500万台は現役で道路上を駆け回っているんですよ」とフィアットブランドのグローバル社長、オリヴィエ・フランソワは語る。
「同時に、様々な記録も打ち立ててきました。たとえばパンダは初めて4WDを搭載したスモールカーであり、エベレストに最初に登ったシティカーでもあります。そして今日、“初めてのラグジュアリー・パンダ”として、パンダ トラサルディを発表しました」
トラサルディの会長、トマソ・トラサルディも説明する。「我々は常にライフスタイルそのものを伝えながら、人種や性別を問わずに使える多用途性を重要な価値として考えてきました。これが、フィアット パンダがトラサルディの服をまとった理由です。現代的かつ機能的なこの一台は、大変注目を浴びるでしょう」
革手袋をはじめとしたレザー製品づくりが原点のトラサルディは、ライフスタイルを彩るブランドとして成長した。1984年にはファッションショーをミラノのドゥオモ広場で開催。当時、ファッションショーを一般公開したのは初めての試みだった。革新への挑戦と大衆との調和、ファッション感度の高さ。それはいずれもパンダのイメージにも共通する姿勢といえる。パンダ トラサルディは、特別感のあるシティカーであり、サイズも雰囲気もぴったり合った洋服のようにあらゆるシチュエーションに馴染む。そうフィアットは解説する。
発表会には、ポップ界の新星として各方面から注目を集めているアメリカ人シンガー、エイバ・マックスも来場した。パンダ トラサルディはキャンペーンとして、彼女のニューシングル『Torn』のビデオクリップともコラボしている。
パンダは依然として欧州シティカー界の代表選手。2019年現在、同カテゴリで14.8%のシェアを占めており、2018年から1.8%の伸び率を示している。累計750万台を売り上げてなお、まだ成長を続けるロングセラーだ。
特別仕様車のベースとなったオフロードスタイルのパンダ クロスは、いまやイタリア本国以外ではパンダの40%の販売を担う人気モデル。近年のSUVブームを受けて、欧州での2019年上期の売り上げは前年同期比で15%アップしている。
https://www.youtube.com/watch?v=evhNLyYMJcA
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