■待望の「NISMO MT」ついに登場、基準車は「S30風」新顔に
日産はマイナーチェンジを遂げた新型「フェアレディZ」を世界初公開しました。
【画像】超カッコいい! これが「新型フェアレディZ」 画像で見る
最大のトピックである「NISMO」へのMT追加に加え、基準車のデザイン刷新や往年の名車を彷彿とさせる新色の設定など、ファン垂涎の改良ポイントを徹底解説します。
2026年1月9日、幕張メッセで開催された「東京オートサロン2026」。日産ブースのステージでは、多くのファンの熱気に包まれる中、新たな進化を遂げた「フェアレディZ」のマイナーチェンジに関するトークショーが行われました。
登壇したのは、日産スポーツカー ブランドアンバサダーの田村宏志氏と、チーフプロダクトスペシャリスト(CPS)の伊藤潔氏です。
歴代のZ開発を牽引してきた両名によって語られたのは、ファンの声を真摯に受け止め、走りの質を磨き上げた「深化」の内容でした。
今回、最も大きな注目を集めたのが、ハイパフォーマンスモデル「フェアレディZ NISMO」へのマニュアルトランスミッション(MT)の追加設定です。
これまでNISMOモデルは、最速のシフトチェンジを実現する9速ATのみの設定でした。
田村氏によれば、当初は「速さ」を追求するNISMOのコンセプトにおいて、タイムロスが生じるMTは不要ではないかという議論もあったといいます。
しかし、市場からは「速さだけでなく、NISMOのハイパフォーマンスを自らの手で操りたい」という熱烈な声が多数寄せられました。
これに応える形で開発された6速MTは、単なる載せ替えではありません。
シフト操作はショートストローク化され、NISMO専用のエンジンエンジントルクプロフィールを採用。
低回転から高回転まで突き抜けるような伸びのある加速感を実現し、操る歓びを最大化するチューニングが施されています。
NISMOモデルの進化はトランスミッションだけにとどまりません。走りの質を底上げするために着目されたのが「バネ下重量」の軽量化です。
フロントブレーキには、新たに2ピースローターを採用しました。中心部分(ハット)をアルミ製に変更することで、片輪あたり4.5kg、車両トータルで約9kgもの軽量化を達成しています。
バネ下が軽くなると路面追従性が向上しますが、同時にサスペンションのセッティングも見直されました。
伊藤氏によると、単に足を固めるのではなく、軽くなった足回りをしなやかに動かす方向でチューニングを実施。
特にリアのショックアブソーバーを適切に動かすことで、限界走行時でもリアが粘り、踏ん張りの効く「乗り心地と操安性を両立した足」に仕上がっているとのことです。
また、ホイールデザインも一新され、往年の「Z31型」のデザインからインスパイアされたディープな造形のダブルスポークタイプが採用されています。
■基準車は「S30風」新顔に! デザインだけじゃない進化とは
一方、基準車(標準モデル)においては、エクステリアデザインの大幅な変更が行われました。
現行モデル(RZ34型)のデビュー時、四角いフロントグリルに対して「もっとS30型(初代Z)のようにしてほしい」という声があったと田村氏は振り返ります。
今回のマイナーチェンジでは、ノーズ先端を約30mm延長し、グリルを上下に分割する「センターバー」を追加。これにより、よりS30型を彷彿とさせるクラシカルかつ精悍な顔つきへと生まれ変わりました。
このデザイン変更は、単なる懐古趣味ではありません。
ノーズを伸ばして受圧面積を増やすことで、フロントとリアのリフトバランスを適正化。
さらにボディサイドへ流れる空気を整流することで、空気抵抗を増やさずにダウンフォースを稼ぐという、機能的な裏付けのあるデザインとなっています。
視覚的なトピックとして見逃せないのが、フロントノーズへの「Z」エンブレムの復活です。S30型からZ32型まで採用されていた象徴的なアイコンが、再びZの顔に戻ってきました。
さらに、ボディカラーには新色として深みのあるグリーンが追加されました。これはS30型のイメージカラーでもあった色味を現代的に解釈し、耐候性を高めたものです。
インテリアには新たに「タンカラー(淡い茶色)」が設定され、グリーン外装とタン内装という、大人の色気を感じさせる「黄金の組み合わせ」が可能となりました。
発売時期について伊藤氏は、「暑くなった頃(夏ごろ)にはお届けできる」とコメントしています。(くるまのニュース編集部)
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みんなのコメント
細かいところで文句言わないで
本当に買うんだろうな