すでにパリ・モーターショーでデビューしている3シリーズだが、フラグシップグレードたる、M340i xDriveセダンがLAショーで公開された。
パリ・モーターショー以降ガソリンエンジンは、2.0ℓ直4ターボエンジンのみ発表されていたが、今回LAショーで公開されたのは新開発の3.0ℓ直6ターボエンジンで、最高出力374ps(先代比+48ps)、最大トルク500Nm(同+50Nm)を発生すると謳う。組み合わされるトランスミッションは8速ATで4輪を駆動し、0-100km/h加速は4.4秒を誇るという。Mモデル専用サスペンションシステムや、後輪駆動のようなハンドリングを示すインテリジェントAWDシステムでスポーツセダンの新しい価値を切り拓くだろう。
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M340i xDriveセダンは車高が10mm低くなるMスポーツ・サスペンションを標準装備し、オプションで電子制御ダンパー付きアダプティブMサスペンションも用意される。他にも電子制御式無段階可変ロッキング機能付きMスポーツ・ディファレンシャルが装備され、トラクション性能を向上させるだけではなく、スタビリティや俊敏さも高まるという。タイヤサイズは標準ではフロントが225/45R18、リアが255/40R18となる。オプションで19インチも選択可能だ。なお燃費は7.5ℓ/100km、CO2排出量は172g/kmとなっている。
フラグシップグレードらしく、専用装備も多く採用される。フロントエプロンには冷却用の大型エアインテーク、メッシュ・デザインのキドニーグリル、ボディ同色リアスポイラー、セリウムグレーメタリック仕上げのドアミラーキャップなどによりMモデルらしい外観に仕上げられた。
パリ・モーターショーで既報のとおり、インテリアはBMWらしいドライバーズオリエンテッドでシャープな印象。さらに将来技術の発展を予感させる各種ドライバーアシスタント・システムの他、インテリジェント・コネクティビティでも最新機能が用意される。ライブコクピット・プロフェッショナルは、BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントに接続可能で、音声入力で『ヘイBMW』と語りかけると起動し、ナビやエアコンなどさまざまな機能を使用可能になる。シームレスに実行される定期アップデート機能、リモート・ソフトウェア・アップグレードにより、絶えず新機能が追加されると謳う。これは将来的には他のBMWモデルでも利用できるようになる予定だそうだ。
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