先日行なわれたスーパーフォーミュラもてぎラウンドは、PONOS NAKAJIMA RACINGのイゴール・オオムラ・フラガがデビュー3戦目にして3位表彰台を獲得し、大きなインパクトを残した。この週末はチーム全体としてもパフォーマンスが高かったと言えるが、チームメイトの佐藤蓮は1ポイントも積み重ねることができずにもてぎを去った。
NAKAJIMA RACINGは今季開幕から好調であり、佐藤は鈴鹿サーキットでの第1戦で3位と久々の表彰台を獲得した。翌日の第2戦も上位争いに絡んでいたが、タイヤ交換の際に10秒ほどロスがありポジションダウンしてしまい、6位に終わった。佐藤はレース後、2位も狙えるレース展開だと残念がっていた。
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もてぎも土曜に第3戦、日曜に第4戦が行なわれる2レースフォーマット。佐藤は第3戦の予選で、リヤウイングの後端につけるガーニーフラップを短いものに変更し、ダウンフォースを若干削ってストレートスピードを稼ぐ戦略に出たが、これが奏功せず9番手。そこからの追い上げを期した決勝レースだったが、スタート直後の1コーナーで大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)と接触してリタイア。ブレーキング時にややロックアップしていた大湯には訓戒が出ており、佐藤にとっては“もらい事故”だったと言える。
1週間前のスーパーGT開幕戦岡山でも、オープニングラップの1コーナーでスピンした石浦宏明のマシンを避けきれずに激突し、レースを終えた佐藤。2週連続の不運に、「運がないといえば運がないのかもしれませんが……何かあるのかなと思っちゃいますよね」と落ち込んでいた。
不運はこれだけでは終わらなかった。翌日の第4戦では予選Q1敗退で14番グリッドに沈んだ。どうやら車高設定において計算ミスがあったようで、「それで全然ダウンフォースが出ない状況でした。(Q1で)落ちるのも仕方ないかな」ということだった。
そして決勝レースでは、セーフティカーが入った1周目に多くのマシンがピットインする中、前にいたチームメイトのフラガも入ったこともあり佐藤はステイアウト。基本的には不利な戦略と思われたが、レースペース次第ではライバルをオーバーカットして大きくポジションを上げられる可能性もあった。しかしまたもタイヤ交換作業に手間取り、少なくとも5秒ほどロス。これで密集していた入賞争いの集団の一番後ろに回ることになり、追い上げるも12位が精一杯だった。
チェッカー後の無線で佐藤は「僕から言うことはないです。もう……メンタルもたないです」と開口一番話し、「(タイヤ交換を)100回やって100回成功できるようにしないと、レース戦えないです。お願いします」と冷静ながらも強い口調でチームに呼びかけた。
どのドライバーもシーズン中に不運に見舞われることは珍しくないが、佐藤はその回数が特に多いと感じられる。2023年はマシントラブルにより複数のレースを失っており、昨年もトラブルでのリタイア1回、車両重量違反の失格1回(この時は暫定4位だった)、タイヤ交換ミスでのリタイア1回(この時は表彰台を争っていた)を数えた。
こういった状況にはチームの首脳陣も危機感を感じている。NAKAJIMA RACINGの第4戦公式レースレポートの中で、伊沢拓也監督はこうコメントしている。
「彼(佐藤)自身のペースも良く、ポジション的には4位を狙える状態だったのですが、ピットストップのミスで足を引っ張ってしまい、非常に申し訳なかったです」
「昨日から佐藤選手に流れがなかった中で、彼自身の力でいい走りを見せていたということに関しては良かったのですが、ドライバーに迷惑をかけてしまうようなことがチームとして続いているので、何とか立て直す必要があると思っています」
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