EVとピックアップトラックは相性がいい?
アメリカ人が大好きなクルマは、ずばりピックアップトラック。バカでかいサイズ、豪快に唸るエンジン、大らかな乗り味、いずれもアメリカンスピリットを体現しているからにほかなりません。が、ここへきてアメリカのメジャーメーカーがピックアップトラックを本格的にEV化しています。はたして、アメリカンスピリットがEVピックアップを受け入れてくれるのか、各社のモデルをチェックしてみましょう。
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環境論者の悪夢が天使に生まれ変わった⁉ GMCハマーEV 3X
シュワルツェネッガーが普段のアシ車にしていたことで話題となった初代ハマーH1からすると、EVとなったX3は「別の惑星から来たクルマ」としか思えないでしょう。なにしろ、H1はリッターあたり3kmも走らないというクリーンエネルギー信奉者から目の敵にされていたのです。それが、3基のモーターを搭載した完全EVに生まれ変わったのですから、環境論者だって目を白黒させるはず。
しかも、合計で最高出力1000馬力と1万5600Nmの最大トルクというのも冗談めかした大パワー。スタンディングスタートで60mph(約96km/h)まで3秒ほどと、ひと昔前のフルチューンGT-R並みの速さまで手に入れてしまったのです。また、全開走行となると話は別かもしれませんが、GMが計測したデータでは、1回のフル充電で約590kmの航続ができるのだとか。
また、EV化の恩恵なのか、4輪操舵システムを活用して低速で斜めに走行できる「CrabWalk(カニ歩き)」や、シャシー下面のカメラで、タイヤの位置やスリップなどを運転席から直接確認できる「UltraVision」テクノロジーといった装備も充実しており、もはやでっかいだけの大雑把なSUVなんて呼べません。もっとも、10万ドル(約1500万円)を軽く超えるお値段だけは、昔日のハマーなみにダイナミックではあります(笑)。
ピックアップトラックはEVでも人気ジャンル
EVになっても人気は変わらずナンバーワン! フォード F150ライトニング
2022年にF150のEVがデビューした際には誰もが驚いたはず。アメリカで人気ナンバーワンのピックアップトラックにEVが必要なのか! とか、エンジンルームだった場所が丸ごとラゲッジルームになっていたり、斬新を通り過ぎて突飛にすら思えるものでした。
が、いまとなってはEVピックアップトラックの先駆け的な存在として、市場でも順調な売れ行きを示しているのだとか。とりわけ、2026年モデルとして導入されるSTXは従来のXLTに代わるモデルで推定航続距離は290マイル(約467km)を実現しつつ、6万ドル台(約900万円)と戦略的なお値段。なるほど、人気が出るのも大いに納得です。
モーターやバッテリーパッケージもバリエーションが豊富で、普及版のXLTは452馬力デュアルeモーター、航続距離が最大240マイル(約386km)から、最上級グレードのライトニング・プラチナは580馬力、最大300マイル(約482km)と、選ぶ楽しみもバッチリかと。
ハンズフリーの高速道路運転をはじめ、最大11個のコンセントの装備、過剰なまでのインフォテイメントシステムの充実など、さすがEVになっても人気ナンバーワンのF150といったところです。
アバランチ好きなら食指も動くスタイリング! シボレー・シルバラードEV
シルバラードはシボレーのフルサイズピックアップですが、フォードF150を最大のライバルに据えてきた歴史があります。F150が2022年にEVをリリースすると、シボレーは2024年モデルでシルバラードEVを発売し、以前から続く熾烈な販売合戦を加速させているわけです。シルバラードの宣伝はF150やテスラ・サイバートラックとの比較表を出すなど実践的で、登場が遅れたぶん、さまざまな分野で先の2モデルを凌ぐとアピールしています。
たとえば、ミドルグレードのLTとハイエンドのトレイル・ボスの航続距離478マイル(約770km)と最大出力780馬力は2車をだいぶ引き離すほか、けん引能力(1万2500lbs.)や荷台容積についても勝っているとのこと。シボレーの意地が垣間見えるところかと。
そして、お気づきの方も多いと思いますが、シルバラードEVのスタイリングは、往年のアバランチ(2001~2012)を思わせるもの。とくに、荷台へかかるピラーの造形はシボレー独特のデザインで、シルバラードEVはサーフェスされるなど洗練されているものの、面影がはっきりと見て取れるはず。
なお、シルバラードEVにもシボレーのスペシャルエディション「RST(Rally Sport Truck)」が設定されており、24inのオリジナルホイールや、アメリカ国旗をイメージしたストライプ、さらにはブレンボ製キャリパーを装備した「スター&スティール」も登場。ここまで派手にしてもらえると、たしかにアメリカ人は大喜びしてくれることでしょう。
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みんなのコメント
意味分かんないのが電動化の仇
当然重量かさんでもその分大容量バッテリー搭載と強力モーター搭載して相殺可能だし…
価格が高くなるのは致し方なしか?
砂漠のド真ん中で電欠にならないように太陽光パネルの搭載もしといたほうがいいかもね。