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「マクラーレンに対抗できるペースはない」「マシンへの自信が高まり限界まで攻められている」/F1第9戦決勝コメント(1)

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「マクラーレンに対抗できるペースはない」「マシンへの自信が高まり限界まで攻められている」/F1第9戦決勝コメント(1)

 2025年F1第9戦スペインGPの決勝レースで6位~10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位~10位のドライバーはルイス・ハミルトン(フェラーリ)、アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、マックス・フェルスタッペン(レッド)だ。

■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)決勝=10位(66周/66周)3番グリッド/タイヤ:ソフト→ソフト→ミディアム→ソフト→ハード

“意図的な接触”に驚くラッセル。非難集中のフェルスタッペンは「その話はしたくない」

「セーフティカーが出て、ピットインしなければならなかったのは不運だった。でも、それがレースというものだ。うまくいくときもあれば、そうでないときもある」

「終盤に残っていた唯一の新品タイヤはハードだったので、他の全員がソフトタイヤを履いている中で、僕たちはハードに交換するという判断を下した。残念ながら、ハードタイヤはとてもグリップが低く、状況をかなり難しくしたので、それがかなりフラストレーションになった」

「残り6周しかなかったため、他のドライバーたちは全開でプッシュし、僕たちはかなり苦戦した」

「もちろんソフトタイヤでステイアウトするという選択肢もあった。後になって言うのは簡単だ。でもその時点で僕たちが下した判断は、ハードで行くというものだった」

「その結果、リスタートで困難な状況に陥り、ポジションを返すことにもなった。その際にいろいろなことが起こり、僕たちは10秒ペナルティを受けた」

「レースの中では、持てるものを最大限に生かし、できることはすべてやった。でも、マクラーレンに対抗できるほどのペースはなかった」

「最終的には、今日のことからポジティブな点を見つけるしかない。改善できることは常に存在する。そして、今日はタイヤのデグラデーションを考えると、3ストップは正しい判断だったと分かっている」

(『Sky Sports F1』に対して語り)「ハードタイヤは正しいタイヤではなかった。(ステイアウトしなかったのは)フレッシュタイヤが圧倒的に有利だからだ。ハードタイヤがこれほど良くないとは誰も予想しなかった。ステイアウトした方がよかったのかもしれないけれど、後から言うのは簡単だ」

■フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム)決勝=9位(66周/66周)10番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ソフト→ソフト

「母国でレースをするのは常に特別なことだ。バルセロナで今シーズン最初のポイントを獲得できたことには大きな意味がある。ファンからの応援は本当に素晴らしかった」

「昨日は調子が良かっただけに、マシンのペースが思ったほどではなかったのは残念だった。ストレートでのオーバーテイクに苦労したため、ターン3でかなり創造的な動きを取る必要があった」

「最終的にポイントを持ち帰ることができてうれしいし、この勢いを保ってカナダへ向かいたい。今日はランス(・ストロール)がいなかったことが残念だ。彼の早期回復を願っている」

■ピエール・ガスリー(BWTアルピーヌ・フォーミュラ1チーム)決勝=8位(66周/66周)8番グリッド/タイヤ:ソフト→ソフト→ミディアム→ソフト

「今日は僕たちにとって困難な日曜だったが、それでもポイントを獲得できたのは良いことだ。シーズンの出だしは厳しく、ここ数週間の3連戦もかなり難しかった。そしてモナコ(注:ガスリーはレッドブルの角田裕毅に追突したダメージで7周でリタイアした)の後、僕たちチームはバルセロナで何としてもポイントを持ち帰る必要があると分かっていた」

「予選は本当に良かったが、日曜になるとパフォーマンスがやや苦しくなる傾向があるようだ。今日のレースからは多くの検討材料を見つけた」

「終盤にセーフティカーが出てくれてかなりほっとした。フリーストップでフレッシュタイヤに履き替えるための判断をしてくれたチームの対応は素晴らしかった」

「僕たちとしてはできる限りのことはやったと思うし、チームとして共に振り返りを行うつもりだ。これからも懸命に取り組み続け、カナダに向けて弱点を修正することにしっかり取り組まなければならない」

■アイザック・ハジャー(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)決勝=7位(66周/66周)9番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ソフト→ソフト

「今日のレースには本当に満足している。力強いパフォーマンスを発揮できて、ほぼ完璧だった。チーム全員が誇りに思っていいと思う」

「ファーストスティントはとても楽しかった。最後の最後でニコに抜かれてしまったのは残念だったが、戦略は完璧だった。ミディアムタイヤでのペースが強力で、それによってミッドフィールドを突破することができ、いくつか素晴らしいバトルも展開できたんだ。ソフトタイヤへのピットインのタイミングも正しかった」

「マシンへの自信も高まっており、毎レース、限界まで攻めることができている。チームとしても明らかに正しい方向へ進んでいる。この3連戦では全レースでポイントを獲得できた。これ以上は望めない最高の結果だ。カナダにこの勢いを持ち込んで戦うのが楽しみだよ」

■ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリHP)決勝=6位(66周/66周)5番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ソフト→ソフト

「今日の結果は、自分が望んでいたものではない。予選はとてもうまくいき、マシンのパフォーマンスも向上していたので、レースに向けて良い感触を持っていた。でも、レースを通してバランスが狂っていると感じ、スタート直後からペースが不足していた。その理由が分からないので、データを詳しく調べ、根本的な問題があるかを確認しなければならない」

「シャルルにおめでとうと言いたい。彼は素晴らしい仕事をしたし、表彰台にふさわしい走りだった」

[オートスポーツweb 2025年06月03日]

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みんなのコメント

2件
  • tnw
    高度なパフォーマンス精神が安全で速ければ、その領域は僕が感じたことが少ないテーマかな。
  • まろまろ
    先シーズン終盤から、マクラーレンは速かった。
    開幕したらマクラーレンホンダ以来の1-2ラッシュかと思っていたが、さすが単独でネジ込める5連続狙うドラチャン!
    ハミルトン選手とのバトルで勝ち取った時と逆の立場の今シーズン、まだ何があるか判らないから、5連続チャンピオンを期待しております。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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