■高市首相の意外な愛車に注目!
奈良県奈良市には、奈良トヨタが運営する自動車博物館「まほろばミュージアム」があります。トヨタが生産していたクラシックカーを中心に、さまざまな名車を展示していますが、その中でも特に注目されているのが、高市 早苗 内閣総理大臣の愛車だった「スープラ」です。
どのようなクルマなのか、また高市総理のクルマはどのような個体なのか、紹介します。
【画像】超カッコイイ! これが「高市総理の元愛車 スープラ」です! 画像で見る
スープラは、トヨタの2ドアスポーツカーです。1978年に登場した初代モデルはスペシャリティクーペ「セリカ」の派生上級モデルとしてデビュー。
日本国内では「セリカXX(ダブルエックス)」として販売されていましたが、北米では「セリカ・スープラ」の名で販売され、スープラの系譜が生まれました。
その後、セリカXXとセリカ・スープラは1981年に2代目へと進化し、1986年まで生産が続けられます。
そして、1986年に販売された通算3代目モデル「A70型(70スープラ)」からはセリカから独立を果たします。
セリカもセダン「コロナ」のFFプラットフォームを採用し、高性能4WDターボを搭載するモデルを設定するなど、ここからそれぞれ別の道を歩み始めることになりました。
こうしたことから、車名もコロナのサブネームが削除され、「スープラ」という名前に変更。
70スープラは排気量や過給器の有無で異なる複数の直列6気筒エンジンの搭載に加え、操舵・接地性に優れる4輪ダブルウィッシュボーン式サスペンションや電子制御の採用、上質で存在感のある内外装デザインなど、世界に誇るフラッグシップスポーツカーとして進化しました。
この70スープラは、いくつかのマイナーチェンジを経て、着脱式ルーフが備わる「エアロトップ」の設定や、エンジンの新世代化などを行い、1993年に4代目のA80型(80スープラ)へとバトンタッチします。
レースにも出場し、ツーリングカー選手権やオーストラリアのバサースト選手権などに出場。活躍は短期間ながらも、結果を残しました。
なお、80スープラも2002年に生産を終了していますが、70・80型ともに、トヨタの誇る名スポーツカーということもあり、漫画や映画などの影響から、日本国外での人気が沸騰。
近年では海外に中古輸出されることも多くなり、1980年代から1990年代のスポーツカー黄金時代を代表する“伝説のスポーツカー”として、世界中で価値が高まっています。
さて、そんなスープラを愛車にしていたのが、日本初の女性総理大臣となった高市 早苗氏です。
生粋のスポーツカーであり、政治家の愛車というイメージはあまりないスープラですが、若手時代の高市首相は「とんがったクルマが好き!」ということで、終電がない時には地元の奈良と東京をこのスープラで往復するほど愛用していました。
購入したのは1991年式で、エンジンが新世代化されたあとのモデル。グレードは「2.5GTツインターボリミテッド」で車両本体価格は362万7000円、当時の70スープラにおけるトップグレードにあたります。
搭載ユニットは排気量2.5リッター、直列6気筒インタークーラー付きツインターボ「1JZ-GTE型」が搭載され、最高出力は280ps/6200rpm、最大トルクは37.0kg・m/4800rpmを発揮します。
ボディサイズは全長4620mm×全幅1745mm×全高1300mm、ホイールベース2595mm、車両重量は1550kgとなっています。
高市総理の個体は、「スーパーホワイトパールマイカ」のカラーで、内装色は「マルーン」。メーカーオプションの電動サンルーフも装着され、スポーツカーらしさと、フラッグシップモデルらしい豪華な仕様となっています。
一通り普段使いしたあと、高市首相が自宅で保存していたというこの白い70スープラですが、2022年7月に奈良トヨタが創業80周年の記念プロジェクトとして、レストアすると発表。10月に完成しています。
そのレストア車=高市総理の愛車が今回のまほろばミュージアムの展示個体になります。
販売店自身によるフルレストアというのもあって、ほとんど新車のような状態に仕上がっています。外観だけでなくエンジン内部もレストア。エンジンルーム内にある記念プレートは高市首相自身が貼りつけたそうです。
スタッフの方に当時の高市首相の反応を尋ねたところ「レストア車を初めて見た際には、とても感動していた」「何度も感謝の言葉を言ってもらった」と話していました。
首相自身も納得のレストアが行われた白い70スープラ。
2025年10月の第104代内閣総理大臣就任後、まほろばミュージアムの来場者数は急激に増加。
2025年9月頃には月500人ほどだった来場者が、10月には10倍の5000人に到達。11月にも3000人以上の来場者が訪れているそうで、総理の活躍とともに、かつての“意外”すぎる愛車にも、注目が集まっています。(鈴木伊玖馬)
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みんなのコメント
?、相変わらずです。