現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 定評固める世代交代 9代目トヨタ・ハイラックス 2.8 D-4D(2) トルクフルなディーゼルターボ 走破性そのまま洗練性向上

ここから本文です

定評固める世代交代 9代目トヨタ・ハイラックス 2.8 D-4D(2) トルクフルなディーゼルターボ 走破性そのまま洗練性向上

掲載
定評固める世代交代 9代目トヨタ・ハイラックス 2.8 D-4D(2) トルクフルなディーゼルターボ 走破性そのまま洗練性向上

トルクフルで粘り強く、速度上昇は円滑

9代目へ生まれ変わった、トヨタ・ハイラックス。2.8Lディーゼルターボエンジンは、耳障りさを抑えた、穏やかなノイズでアイドリングする。電動サイドブレーキを解除し、ゴツいシフトレバーをDに入れ、ブレーキペダルを緩めれば、滑らかに前進を始める。

【画像】破性そのまま洗練性向上 トヨタ・ハイラックス 競合クラスのピックアップたち 全148枚

エンジンはトルクフルで粘り強く、速度上昇は円滑。オフロード・モード次第で、アクセルレスポンスは変化もする。ロックではマイルドに、サンドではアグレッシブに。

高負荷をかけない限り、エンジンは静静と回転。0-100km/h加速は非公表ながら、10.0秒前後だろう。ピックアップトラックとして、不満のないダッシュ力といえる。

変速感は明確にあり、速度の上昇とともに4気筒ディーゼルらしい唸りが響いてくる。ライバルのフォード・レンジャーが積む、6気筒ほど洗練されてはいないものの、普段使いで不満が出るほどではないはず。

ピックアップとして快適な乗り心地

ステアリングホイールは、低速域では軽く、速度上昇とともに重くなりスワリも良くなる。手のひらへの感触は濃くなく、フロントノーズの反応はおっとり気味だが、最小回転直径は12.6mと小回りは効く側にあり、交差点などでの取り回しは悪くない。

乗り心地は、空荷の状態では特に、路面の凹凸を伝えがち。それでも、大きなうねりなどは良く吸収してくれる。レンジャーのように、乗用車的な落ち着きまでは得られないが、ピックアップトラックとして快適だといっていい。

ラダーフレーム構造だから、キャビンが独立して揺れる場面もあるが、走行時の車内ノイズは一般的なクルマと比較しても小さい。高速道路での安定性も、充分に高い。

最大積載量は、仕様によるが1025kgから1065kg。ブレーキ付きのトレーラーなら、3500kgまで牽引できる。燃費はカタログ値で10.2km/Lと、マイルド・ハイブリッドの4気筒ディーゼルターボの割に良くはない。

最低地上高309mmでライバル凌駕の悪路性能

悪路性能は、ライバルを凌駕する。先代が本格オフローダーのジープ・ラングラーへ届かなかったのは、長いホイールベースが理由といえた。最低地上高は309mmで、スターター・ジェネレーター(ISG)の位置が高く、最大渡河水深は700mmと深い。

ボディと路面が触れる角度は、フロントのアプローチで29度。ホイールベース間のブレークオーバーと、リアのデパーチャーも24度と、いずれも大きく確保されている。

険しい路面でも、ステアリングは軽いままで、フィードバックは穏やか。もう少し手応えはあってもいいが、長時間荒野を走っても疲れにくい、というメリットがある。

6速ATは、マニュアル・モードかスポーツ・モードを選択可能。2WDハイと4WDロー/ハイで変更でき、リアデフのロックと、ヒルディセント・コントロールも実装する。

定評を一層確固たるものにする世代交代

あらゆる環境において、従来以上のまとまりの良さと洗練性を実感させる、9代目ハイラックス。同時に、財政難で傷んだままの路面でも、自由を求めて飛び出した荒野でも、頼もしく走り続けられる能力は秘めたままだ。

マイルド・ハイブリッドへ期待するほど燃費は良くないが、価格競争力は高い水準にある。これまで通り、耐久性や信頼性も間違いないだろう。ハイラックスの定評を一層確固たるものにする、内容の濃い世代交代だといっていい。

◯:従来の強みをそのまま継承 パワフルでトルクフル 頼もしい悪路性能
△:より洗練性の高いライバルが存在する 後席の広さはSUVが上 恩恵を感じにくいマイルド・ハイブリッド

トヨタ・ハイラックス 2.8 D-4D 48V インヴィンシブルX(欧州仕様)のスペック

英国価格:5万4095ポンド(約1136万円)
全長:5320mm
全幅:1855mm
全高:1815mm
最高速度:177km/h
0-100km/h加速:10.0秒(予想)
燃費:10.2km/L
CO2排出量:256g/km
車両重量:2205kg
パワートレイン:直列4気筒2755cc ターボチャージャー+ISG
使用燃料:軽油
最高出力:203ps/3000-3400rpm
最大トルク:50.9kg-m/1600-2800rpm
ギアボックス:6速オートマティック/四輪駆動

文:AUTOCAR JAPAN AUTOCAR JAPAN
【キャンペーン】毎日機械洗車が50%オフ!お得に愛車をピカピカに(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

シトロエンC5 エアクロス・プラグイン・ハイブリッド195(2) エンジンの出番は多め 力強さと滑らかさ大幅向上 快適性と操縦性が好バランス
シトロエンC5 エアクロス・プラグイン・ハイブリッド195(2) エンジンの出番は多め 力強さと滑らかさ大幅向上 快適性と操縦性が好バランス
AUTOCAR JAPAN
2026年のニーズを反映 アウディQ4 e-トロン・パフォーマンス(2) 高速域での上質さは特筆に値 今後も好調な販売を予想
2026年のニーズを反映 アウディQ4 e-トロン・パフォーマンス(2) 高速域での上質さは特筆に値 今後も好調な販売を予想
AUTOCAR JAPAN
新型『レクサスES』の美点は普通の人が普通に実感できる! セダン受難の時代でも進化を留めない「作り手の愛」【渡辺敏史が吟味】
新型『レクサスES』の美点は普通の人が普通に実感できる! セダン受難の時代でも進化を留めない「作り手の愛」【渡辺敏史が吟味】
AUTOCAR JAPAN
走破性が高いから どこでもイケちゃう余裕の走りが魅力だよね! 大型フラッグシップで長距離も疲れ知らずな「国産アドベンチャー」3選
走破性が高いから どこでもイケちゃう余裕の走りが魅力だよね! 大型フラッグシップで長距離も疲れ知らずな「国産アドベンチャー」3選
VAGUE
アウディQ5はディーゼルがベストバイ? モデル全体に漂う中庸の美学【日本版編集長コラム#91】
アウディQ5はディーゼルがベストバイ? モデル全体に漂う中庸の美学【日本版編集長コラム#91】
AUTOCAR JAPAN
家族に愛されるエコノミークラス フォルクスワーゲン・カリフォルニア x シトロエン・ホリデイズ バンコン・キャンピングカー比較(2)
家族に愛されるエコノミークラス フォルクスワーゲン・カリフォルニア x シトロエン・ホリデイズ バンコン・キャンピングカー比較(2)
AUTOCAR JAPAN
BMW iX5 60 xドライブ(2) ボルボEX90やメルセデスEQS SUVと一線画す 約3.0tの車重を感じさせない操縦性 iXに変わるゲームチェンジャー
BMW iX5 60 xドライブ(2) ボルボEX90やメルセデスEQS SUVと一線画す 約3.0tの車重を感じさせない操縦性 iXに変わるゲームチェンジャー
AUTOCAR JAPAN
重視したのは快適性と価格価値 シトロエンC5 エアクロス・プラグイン・ハイブリッド195(1) 経験生きるインテリアで中国勢へ対抗
重視したのは快適性と価格価値 シトロエンC5 エアクロス・プラグイン・ハイブリッド195(1) 経験生きるインテリアで中国勢へ対抗
AUTOCAR JAPAN
メルセデス、アウディ、マツダの逸品 2026年版 最も注目すべきディーゼル車 10選(後編) 捨てがたいトルクフルな走り
メルセデス、アウディ、マツダの逸品 2026年版 最も注目すべきディーゼル車 10選(後編) 捨てがたいトルクフルな走り
AUTOCAR JAPAN
アウディQ4 e-トロン・パフォーマンス(1) 5年目のアップデート 英国EV販売目標クリアに大幅貢献 A3に次ぐ人気モデル
アウディQ4 e-トロン・パフォーマンス(1) 5年目のアップデート 英国EV販売目標クリアに大幅貢献 A3に次ぐ人気モデル
AUTOCAR JAPAN
打倒ヤリスクロス!? EVだけだったけどハイブリッド追加の新型アベンジャーが魅力的すぎ!!
打倒ヤリスクロス!? EVだけだったけどハイブリッド追加の新型アベンジャーが魅力的すぎ!!
ベストカーWeb
航続最長666kmの電動ミニバン『メルセデス・ベンツVLE 300』登場 競合より遥かに快適な長距離移動 キャビンの高級感も大幅上昇
航続最長666kmの電動ミニバン『メルセデス・ベンツVLE 300』登場 競合より遥かに快適な長距離移動 キャビンの高級感も大幅上昇
AUTOCAR JAPAN
【試乗】新型キックスはライバルを凌ぐ上質な走りが凄い! 第三世代e-POWERを武器にクラスを超えた快適性を実現
【試乗】新型キックスはライバルを凌ぐ上質な走りが凄い! 第三世代e-POWERを武器にクラスを超えた快適性を実現
WEB CARTOP
【電撃試乗!】ホンダ「CB500 SUPER FOUR E-Clutch」インプレ|400発売まで待ちきれない! ひと足先に新世代スーパーフォアに速攻試乗!
【電撃試乗!】ホンダ「CB500 SUPER FOUR E-Clutch」インプレ|400発売まで待ちきれない! ひと足先に新世代スーパーフォアに速攻試乗!
webオートバイ
【休日クラシック・ポルシェ・アーカイブ #28】1977年ポルシェ935/77「より戦闘力を高めた935進化系」
【休日クラシック・ポルシェ・アーカイブ #28】1977年ポルシェ935/77「より戦闘力を高めた935進化系」
AUTOCAR JAPAN
シトロエン・トラクシオン・アバン【UK中古車ガイド】(2) 年式感じない快適性 ID用エンジンの換装例も 価値上昇の可能性アリ
シトロエン・トラクシオン・アバン【UK中古車ガイド】(2) 年式感じない快適性 ID用エンジンの換装例も 価値上昇の可能性アリ
AUTOCAR JAPAN
「あのSUVに似ている…!」 新型キックス“40歳代にぶっ刺さる”戦略にヒット車の面影 ライバルの弱点を徹底的に突いてきた!? 試乗で実感
「あのSUVに似ている…!」 新型キックス“40歳代にぶっ刺さる”戦略にヒット車の面影 ライバルの弱点を徹底的に突いてきた!? 試乗で実感
乗りものニュース
2026年版 最も注目すべきディーゼル車 10選(前編) 風前の灯火だがメリット多数 イチオシはチェコ製ワゴン
2026年版 最も注目すべきディーゼル車 10選(前編) 風前の灯火だがメリット多数 イチオシはチェコ製ワゴン
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

498 . 1万円 550 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

130 . 0万円 768 . 0万円

中古車を検索
トヨタ ハイラックスの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

498 . 1万円 550 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

130 . 0万円 768 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村