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ハミルトン「金曜日の魔法は消えてしまった」とセットアップに後悔。フェラーリはSC時のピットインには議論の余地ありと認める

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ハミルトン「金曜日の魔法は消えてしまった」とセットアップに後悔。フェラーリはSC時のピットインには議論の余地ありと認める

 2026年F1イギリスGP決勝で、フェラーリのルイス・ハミルトンは3位でフィニッシュ、今季5回目の表彰台を獲得した。

 3番グリッドから1周目にポールシッターのアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)を抜いて2番手に浮上。しかしスタートシグナルの前にごくわずかに動いたことが判明、5秒のタイムペナルティを宣告された。

3位ハミルトン、イエローフラッグ規則違反も戒告処分にとどまる。情状酌量の余地が大きいとの判断で降格はなし

 ハミルトンは首位を行くチームメイトのシャルル・ルクレールよりペースが悪く、次第に引き離されていき、11周目にはアントネッリに抜かれ、3番手に。23周目にピットインし、ペナルティを消化するとともに、ミディアムタイヤからハードに交換し、6番手でコースに復帰。ファーストスティントで後ろを走っていたジョージ・ラッセルが同時にピットインし、ハミルトンの前に出る形になった。

 その後、ラッセルとハミルトンは、3番手を走るマックス・フェルスタッペン(レッドブル)のすぐ後ろに追い付き、僅差の戦いになるが、ラッセルが34周目にスローパンクチャーのために緊急ピットイン。ハミルトンは38周目、フェルスタッペンをかわして3番手に上がった。

 41周目にアントネッリがマシンの不調によりピットインしたことで、ハミルトンはルクレールに続く2番手に復帰した。48周目にフェルスタッペンがコースオフし、セーフティカーが出動。その際にルクレールとハミルトンはタイヤ交換を行い、ソフトを装着。ルクレールは首位を維持してコースに戻ったが、3番手を走行していたラッセルがステイアウトしたため、ハミルトンは3番手に後退した。

 ハミルトンはラッセルに対してリスタートで有利なタイヤを装着していたものの、セーフティカーは最終ラップまで維持され、追い越す機会がないまま3位フィニッシュという結果になった。

 レース後、チーム代表フレデリック・バスールは、「ルイスをピットへ入れた判断が正しかったかどうかについては議論の余地があるだろう」と認めた。「しかし、もしこちらがピットインせず、ラッセルがピットインして新品のソフトタイヤを履いていたら、我々は使い古したハードタイヤのまま彼の前を走ることになり、大きなリスクを負うことになっていた」

「また、セーフティカーの導入があれほど長引くとは少し予想外だった。我々はレースが再開されるものと考えていたのだ。今回の判断については、いくらでも議論できる。だが、もし今まったく同じ状況に置かれたとしても、私は同じ判断を下すだろう」

 レース後、38周目のターン9でのシングルイエローフラッグを無視した疑いで、ハミルトンの調査が行われた。その結果、スチュワードはハミルトンは減速を行っていなかったと判断、しかしペナルティを軽減する要因があるとして、ドライビングに関する戒告という処分にとどめた。スチュワードが考慮した事実は、ハミルトンがイエロー表示前に該当するセクターへ進入していたこと、ステアリングホイールのディスプレイにイエロー表示が現れたのはイエローフラッグゾーンの終端付近だったこと、そのため反応できる時間および距離が極めて限られていたこと、さらに、直前にフェルスタッペンとバトルを行っており、そちらにハミルトンの意識が集中していたことだった。

 ハミルトンは3位を維持し、ルクレールとともに表彰台に登壇。ドライバーズランキングでは、147ポイントで3位、首位アントネッリが決勝でノーポイントに終わったため、その差は32ポイントに縮まった。

■ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリHP)決勝=3位(52周/52周)3番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ソフト

「チームの皆、そしてシャルルにおめでとうと言いたい。彼は今日、素晴らしい仕事をした。もちろんチームとして1-2フィニッシュを決めたかった。でもとても前向きな結果なのは確かだし、正しい方向へ向けたさらなる重要な一歩になった」

「この週末のポジティブな点を持ち帰り、これからのレースでも全力で戦い続ける」

(『Sky Sports F1』に語り)「金曜日にあった魔法は、週末のなかですべて消えてしまった(注:金曜には全セッションで最速、スプリントポールを獲得した)。フロントのグリップが足りなかった。フロントウイングの角度を減らしすぎてしまい、それは僕自身の責任でもあり、エンジニアリングの責任でもある」

「シャルルは予選と比べてバランスを変更し、ウイングの角度を増やしたと思う。一方で、僕たちのデフの設定ではマシンがかなりオーバーステア気味に感じられた。それでウイングの角度を減らしたら、レース序盤はこれまでで一番ひどいアンダーステアになってしまった」

[オートスポーツweb 2026年07月07日]

文:AUTOSPORT web
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みんなのコメント

2件
  • エンツォ
    残り周回数が少ない場面でのタイヤ交換は、リスキーだけども、仕方ない。まさかラッセルがステイアウトするとは思わないし、メルセデス時代にルイスもステイアウトして、まんまと最終周にマックスにブチ抜かれたことがあったし、思い出すよね。
    アレは仕方なかった。最後にレースになれば抜けたのにね。ガスリーも、悪くないし。仕方ない。
  • kir********
    SCのままレース終了になるかどうかの駆け引きなんて1mmも面白くない。SC後の残り周回数を読んでの駆け引きの方が数倍面白い。残り10周以下でSCの場合は赤旗にするべきだと思う。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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