岡山国際サーキットでピレリ スーパー耐久シリーズ2019が開幕。9日(土)に行われた公式予選では#777 D’statin Vantage GT3が2戦連続で総合ポールポジションを獲得。Gr.2ではST-4クラスでランキング首位の#884 林テレンプ SHADE RACING 86が総合ポールポジションを手にした。
前々週のスーパーフォーミュラ、前週のスーパーGTに続いてスーパー耐久もシーズン最終戦を迎えた。最高峰のST-Xクラスはすでにシリーズチャンピオンが決まったが、ST-TCRクラスをはじめ5つのクラスがこの最終戦で王座が決定することもあり注目が集まっている。
■「とにかくホッとした!」1号車GTNET GT-R、2年連続でST-Xチャンピオンに輝く
今回は2グループに分かれて予選と決勝(それぞれ3時間耐久)が行われ、グループごとで予選と決勝を行う。ST-X、ST-Z、ST-TCR、ST-1、ST-2、ST-3クラスで構成されるGr.1は前回の第5戦もてぎに続き777号車が速さをみせた。まずAドライバー予選では星野敏が唯一の1分29秒台となる1分29秒934をマーク。#1 GTNET GT3 GT-Rの浜野彰彦に対し0.689秒の差をつけ、トップに躍り出た。
続くBドライバー予選でも777号車の藤井誠暢が他を圧倒し1分29秒247をマークしトップに浮上。セッション終了間際に元嶋佑弥(#112 SATO-SS SPORTS AMG GT3)が渾身のアタックを見せ、1分29秒600で2番手に食い込むも藤井のトップタイムを上回ることができずチェッカーフラッグが振られた。
これにより、A・B両ドライバー予選でトップタイムを記録した777号車が2戦連続で総合ポールポジションを獲得。2番手以下に1.4秒もの大差をつける速さをみせた。総合2番手には前戦でチャンピオンを決めた1号車、3番手には112号車のメルセデスAMG GT3がつけた。
この他、ST-Zクラスは#2 ケーズフロンティア SYNTIUM KTM、ST-TCRクラスは#19 BRP★Audi Mie RS3 LMS、ST-1クラスは#47 D’station Porsche、ST-2クラスは#59 DAMD MOTUL ED WRX STI、ST-3クラスは#68 埼玉トヨペット Green Brave GR SPORT マークXが各クラスポールポジションとなった。
また10日(日)午前中に決勝が行われるGr.2。特にST-4クラスはしのぎを削る予選となった。まずAドライバー予選ではトップ5台が1秒以内にひしめく接戦だったが、その中でクラス王者を争う#884 林テレンプ SHADE RACING 86(平中克幸)と#86 TOM’S SPIRIT 86(坪井翔)が頭ひとつ抜け出る速さをみせた。最終的に平中が0.017秒差で競り勝ちトップに立った。
続くBドライバー予選では#104 ROOKIE RACING 86(佐々木雅弘)が1分43秒474でトップに浮上。そこに884号車の国本雄資が0.2秒差でつけ、Aドライバーとの合計タイムで3分27秒099となりポールポジションを獲得した。ST-5クラスも合計タイムで0.1秒を争う接戦となったが、#66 odula Idia ROADSTERがポールポジションとなった。
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