この記事をまとめると
■2023年6月にイタリア・ミラノで発表された新型BEV「EX30」が日本で発表された
【試乗】ボルボ初のBEV「C40リチャージ」は手練れジャーナリストも笑うほどの加速! リニアなハンドリングとブレーキもあっぱれ
■ボルボ史上最小のSUVということで日本での使い勝手にも優れたサイズ感となっている
■再生可能素材を多く使用したサステナブルなマシンメイキングが特徴となっている
日本市場も重視したサステナブルEVが上陸
自動車業界のなかでもいち早く全車電動化を果たしたことでお馴染みの北欧のプレミアムブランドであるボルボ。日本でもドイツブランドに引けを取らないほど人気があるブランドで、年々販売台数を伸ばしているほか、ブランド初のBEVモデル「C40」は注目度が高く、当初サブスクリプションサービスのみの扱いで100台限定だったにもかからわず、あっという間に定員に達し、抽選となったほど。
そんな勢いのあるボルボは、6月にイタリアのミラノにて新型BEV「EX30」を発表し、これまた話題となった。同車の特徴は、ブランド内で最小サイズのSUVであるとことがトピックであった。
それがこの度、本国での発表からわずか2カ月強で日本で販売されることが、ボルボ・カー・ジャパンの新社長に就任したばかりの不動奈緒美社長から発表された。今回はこのEX30の特徴をいくつか紹介しよう。
まず、先述のとおりこのクルマはボルボのラインアップするSUVでもっとも小さいモデルとなっている。なので、狭い道などが多い日本ではジャストサイズだ。最近は迫力などを追い求めるユーザーが多いこともあり、大きなSUVが増えてきたが、使い勝手を考えると大型SUVは最適解とは言えない。実際、都心部では駐車場の制限も多く、「クルマが入らない」「停められない」なんて声は数多い。
しかし、このEX30であればそんな悩みは吹き飛ぶ。なぜなら、ボディサイズは「4235×1835×1550(全長・全幅・全高)」。これは、都心部に広く点在する機械式駐車場に収まるサイズだ。それでいて、小さいから安っぽいということはまったくない。北欧のプレミアムブランドであるボルボらしさ全開の高品質な品質はそのままだ。
ちなみに、ボディサイズが小さいということもあり、使用されているパーツの数も削減されているので、環境にも配慮したクルマに仕上がっているのも特徴だ。数字で言うと、ボルボ最大サイズのSUVであるEX90(日本未販売)から30%部材が削減されているそうだ。ただ、ボディサイズは30%も小さくなっていないので、部品の厳選がしっかり行われていると言えよう。また、内装には、植物由来の素材(パインやデニム生地)となる再生可能な資源も多く取り入れている。
そのほか、インテリアには使い勝手に優れた機能が数多く装備されている。例えばドリンクホルダーや小物入れは、「すぐ使うもの」「あまり使わないもの」「鍵やスマートフォンや財布」「アクセサリー類」などを。まるで部屋のように綺麗に収納できるよう配慮されている。ボルボは、EX30を「移動できるリビングのような空間になるようデザインした」と発しており、それが見事に具現化されている。
インパネ中央には大型の縦型タッチパネルが搭載され、空調やナビ、そのほかエンタメ機能はすべてここでコントロールできるようになっている。OSはお馴染みのGoogle製のAndroid。5G電波に対応しているので、ネットワーク機能を使って動画や地図情報も映すことができるユーティリティの充実度も魅力だ。
安全に関する最新機能が満載
エクステリアでは、BEVならではのグリルレスな見た目も特徴的だが、なんといってもそれを囲む「トールハンマーヘッドライト」と呼ばれる新しいヘッドライトがユニークだ。また、滑らかかつ直線的なボディラインは、シンプルで飽きの来ないデザインとなっている。
ホイールベースは長めで、小さいボディでありながらもキャビンは見た目以上に広い空間となっており、ゆったりと過ごすことができる。
そして、気になるのは航続距離だろう。EX30は「小さい」「30%部材が少ない」といった、ミニマムな要素ばかりを押し出しているので、「あまり距離が走れないのではないか?」という感想もあった。
しかし、その点に関しては心配無用だ。このEX30のバッテリー容量は69kwh。1充電あたりの航続距離は、最大480km(欧州参考値)。これは、例えると東京から京都を無充電で行ける距離となっている。最大充電電力量は153kWhとなっており、仮にこのスペックで充電すると、26分強で、10%から80%まで充電が可能という性能を有している。
近所の買い物はもちろん、小旅行程度なら無充電でもまったく問題ないのだ。なお、加速力もBEVならではで、0-100km/hはなんと3.6秒というスポーツカー顔負けの俊足っぷり。
安全面でもボルボらしい心強い装備がいくつか新規導入されている。
例えば、自転車や電動キックボードなどの直前でドアを開けようとすると音と視覚で警告を行う「ドア・オープニング・アラート」を新たに搭載している点。他にも、ボルボ独自のアルゴリズムで作動する特別なセンサーが1秒間に約13回、ドライバーの目や顔の動きを検知し、注意散漫や眠気などを警告する「DAC(ドライバー・アラート・コントロール)」、前方を他の車が不意に横切った際、自動ブレーキで車を停止させ、衝突の回避や軽減をサポートする新たな機能が加わった「インターセクション・サポート」などもこのEX30に備わっている。
※写真は欧州仕様車
なお、今回はこのEX30の導入を記念してお得なサブスクリプションサービスもスタートする。
このサービスは、クルマを「所有」せず「利用」したいというユーザーへ向けたもので、月額9万5000円(消費税込み)で利用できるといったもの。準備台数は300台となっており、第1弾は2023年10月2日、第2弾は2023年10月16日より、特設オンラインサイトにて募集を行う。対象となるボディカラーは、第1弾がモスイエロー(100台)、第2弾がクラウドブルー(200台)の2色だ。
ボルボのサブスクリプションサービスの特徴は、申込金や頭金不要で、この金額に任意保険や諸費用が含まれる点。契約期間は最長で24カ月、利用者の都合に合わせ3カ月前の申し出でペナルティ無しで解約できるなど、透明性と利便性が高いのが魅力的だ。納車は、2023年内より順次開始としている。
もちろん、サブスクリプションサービス以外に”購入”という選択もできる。価格は559万円だ。この価格、「なんだ、小さいくせに安くないじゃないか」と思うかもしれないが、忘れちゃいけないのが、このEX30はBEV。自治体などによって金額は異なるが、国からの補助金なども出るのだ。つまり、この金額より数十万円以上安く買えるので、国産ミッドレンジSUVとそう大きな差がない金額で、ボルボの最新BEVが買えてしまうのだ。
日本にジャストサイズでプレミアム感満載、そして環境にも優しいといいことづくめな最新BEVとなっているので、新車検討中の人はもちろん、電気自動車デビューをしたい人も検討してみてはいかがだろうか。
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みんなのコメント
わくわく
BMWが後継出してくれないから、こっちにしちゃおうかな。