11月11日、ホンダ・レーシング(HRC)が、新しいレーシングシミュレーター筐体「Honda eMS SIM-01」を世界限定10台で発売することを発表。そのお披露目イベントでは特別リバリーが公開された。
HRCは、モータースポーツの裾野を広げるために数年前からeモータースポーツに力を入れており、2023年から『Honda Racing eMS』というイベントを開催。世界70ヵ国で20万人を集客する大きな規模のイベントとなっている。
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そのなかで、オリジナルの筐体開発に着手。HRCのeMS 開発責任者である岡義友氏は、2023年いっぱいで現役を退いたホンダ・レーシングスクール鈴鹿(HRS)の教習車両であるSDH-F04のモノコックが廃棄待ちの状態になっているのを知り、それを活用して筐体を制作することになったとのこと。
没入感と迫力感を追求するべく、6.2chサラウンドと大型振動子を実物のカーボンモノコック内に響かせるようにスピーカーの位置などを工夫し、制作途中にはHRC所属のドライバー数人にも試乗してもらい、音や振動の伝わり方など、細かなセッティングを詰めていったという。
S600やCIVIC TYPE Rなどスポーツカーのプロジェクトリーダーも務めたほか、スーパー耐久ではTeam HRCの車両開発やチーム監督も経験を持つ岡氏は「今回、“走らないレーシングカー”SIM-01を作りました。これは新しい電動モビリティと言っても過言ではないと考えています。HRCの伝統にeMSというデジタルの近代化の観点を掛け合わせることで、Honda HRCのレーシングスピリットを未来にアーカイブできる。そんな想いをもって、これを製作しました」と語った。
今回の発表イベントには、スーパーGT、スーパーフォーミュラなど国内トップカテゴリーで活躍する小出峻が登場。彼もHRS(旧鈴鹿サーキットレーシングスクール)の出身で、岩佐歩夢や大草りき、木村偉織と同じ2019年度メンバーのひとり。
当時の教習マシンがレーシングシミュレータになったことについて、「このマシンで、レースの技術とかレースのイロハを教えてもらいました。スクールでクラッシュしたこともありましたし、ハンドルを強く握りすぎて手にいっぱいマメができたりとか……。本当にいろいろ経験しましたし、涙と血と汗が詰まっているというか、僕にとっては教科書のようなマシンです」と、当時を思い出しながら語った。
HRSでは使用するマシンを毎回くじ引きで行い、基本的には用意されているすべてのマシンに1人1回ずつ乗るようになっているとのこと。そのため、今回発売される筐体のモノコックは、角田裕毅をはじめHRS卒業生ドライバーが使ってきたものと同じだという。
イベントではHRSの佐藤琢磨校長や、今季もレッドブル・レーシングでF1に参戦中の角田裕毅、さらにテスト段階で試乗したHRCドライバーらのサインが入ったSIM-01に小出が搭乗してデモンストレーションを披露。「こんなに注目されながら乗ることはないので、緊張しますね」と言いつつも、安定した走りをみせていた。
現在は実車のレースだけでなくeモータースポーツ界でも活躍しており、JAF公認レーシングeスポーツ大会「UNIZONE」で今季チャンピオンに輝いている小出。改めてeモータースポーツの良さについては、このように語る。
「スポーツという括りのなかで、これだけ実際のものと同じ動きで出来るシミュレーターは、他のスポーツではあまりないのかなと思っています。実際に自宅にあるもので練習することで、リアルと同じような動きのまま練習ができます。リアルでドライビング面での課題があった時に、それを克服すためにシミュレーターを使って反復練習をしていく。そういうところは良いと思います」
設置サイズは3000mm×690mm×1700mmで、およそ4畳分の大きさ。サイドポンツーン・ユニットは、小さい子供でも安全に乗り降りできるように固い素材でできており、大人が両足で乗っても問題ないように設計されている。
その他、FRウイングユニット、サイドポンツーン・ユニット、タイヤユニット、ハンドル・ペダルユニットは付属となっているが、モニターとゲーム機は付属対象外。その分、対象となるレーシングゲームのソフトに限定はないため、自由度は増しそうだ。
価格は1000万円(税別)で世界限定10台。ZEANKAIRACINGが販売面の取り扱い、WEB サイト( https://zenkairacing.com/hrc-sim01)から購入できる。レンタル対応も可能で、その際はHRCが問い合わせ窓口になるという。
[オートスポーツweb 2025年11月11日]
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