スペインのリカルド・トルモ・サーキットで行なわれたMotoGP第14戦バレンシアGPで、KTMのポル・エスパルガロは3位に入賞。今季5度目の表彰台を獲得した。
エスパルガロはレース中盤、中上貴晶(LCRホンダ)の追撃を受けていた。19周目の最終コーナーでは中上がオーバーテイクを仕掛け、エスパルガロは3番手から後退してしまうかと思われた。しかし次の瞬間には中上が転倒。エスパルガロは衝突を避けて3番手をキープし、表彰台を獲得することができた。
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エスパルガロはアクシデントを免れたことは「幸運だった」とコメント。ただこの影響でタイムを失ってしまったとも認めた。
「ああ、あれは本当に近くて危なかった」
中上がクラッシュした瞬間、何を考えていたか訊かれたエスパルガロはそう語った。
「レースを通じて僕は前のふたり(フランコ・モルビデリとミラー)に追いついていたし、最終コーナーではかなりリスクを冒していた。あそこはコース上でも僕が強い部分だったんだ」
「タカがイン側からオーバーテイクを仕掛けてきた時には、『いいぜ、何ができるか見せてみろ』と思っていた」
「そしてインに入ってきた彼は、コーナー脱出で僕に抜かれないラインをキープしようとしていた。でも、彼はクラッシュしてしまった」
「問題はその少し後だった。僕はその周で1秒を失ってしまったんだ。あのアクシデントは確かに信じられないほどラッキーだったと感じていて、その後のラップではさらに0.5秒を失ってしまった。少し神経質になっていたせいだ」
KTMへ2017年に加入したエスパルガロ。彼はそれ以来RC16の開発に携わってきたが、今季は大きく躍進。チームメイトのブラッド・ビンダーとテック3・KTMのミゲル・オリベイラの手によって優勝も遂げられるほどのポテンシャルを持つマシンへと成長した。
エスパルガロはKTMのプロジェクトに参加してから、わずか4年でRC16が表彰台常連のマシンとなったことは「信じられない」と語っている。
「9レースで5回の表彰台を獲得するだなんて、これは信じられないことだよ」と、エスパルガロは言う。
「(2017年から)4年間、本当にこうしたことを夢見て懸命に取り組んできた。この結果はまるで夢みたいだ」
「特に誰もがマシンを最大限活用でき、限界までプッシュできるようになる同一サーキットの連戦でも結果が出せたのは、とても誇らしい」
「連戦でこうした結果を得るというのは、本当に重大なことだ。これは僕らが良いパッケージを手にしているということ、それを上手く機能させることができたということを意味しているんだ」
「僕らが成し遂げたことを本当に、本当に嬉しく思うよ」
「チャンピオンシップでも良い位置(7番手)につけているし、トップからもそう遠くない。(8番手の)ジャック(ミラー)とはそこまで差がないから、また戦わないといけないね。でも自分たちにできていることを本当に誇らしく思うよ。本当に幸せだ」
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