FIA F2選手権のソチラウンドレース1が行われ、アレクサンダー・アルボン(ダムス)が優勝を果たした。福住仁嶺(アーデン)は9位、牧野任祐(ロシアン・タイム)は10位と、揃って入賞を果たした。
ポールポジションからスタートしたのは、ニック・デ・フリーズ(プレマ)だった。デ・フリーズは無難なスタートを決めて先頭をキープ、2番手にはジョージ・ラッセル(ARTグランプリ)が続いた。以下、アレクサンダー・アルボン(ダムス)、ニコラス・ラティフィ(ダムス)という順で1周目がスタートしていった。
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7番グリッドの牧野任祐(ロシアン・タイム)が好スタートを決めるも、1コーナーでアウト側にいたところをイン側からルカ・ギオット(カンポス)に当てられてしまい、押し出されるような格好でウォールに接触してしまう。これで牧野は17番手までポジションを落としてしまったが、レースは続けることができた。
ハイペースで追い上げるのは、19番手と予選が振るわなかったアルテム・マルケロフ(ロシアン・タイム)。スタート直後からオーバーテイクを連発し、4周目には8番手まで上がってみせた。
今回のレースには、ソフトタイヤとスーパーソフトタイヤが持ち込まれているが、スーパーソフトタイヤの劣化が激しいようで、4周目頃から急激にペースを落とすマシンが出始めてくる。
6周目、ペースが上がらない先頭のデ・フリーズを、アントニオ・フオッコ(チャロウズ)が抜き、首位に浮上。そしてこの周でスーパーソフトタイヤでスタートした各車がピットインする。
するとメインストレートで、マルケロフがフオッコをオーバーテイク。ついに先頭に浮上する。
なお、タイヤを交換を行う際、ランド・ノリス(カーリン)が痛恨のミス。間違えて他のチームのピットに入りかけてしまい、さらに右フロントタイヤが装着される前に動き出してしまう。これにより、ノリスはレースを諦めることとなった。
タイヤ交換を終えたマシンの中では、アルボンが先頭。デ・フリーズが2番手に落ち、ラッセルが3番手となった。牧野はタイヤ交換を完了したマシンの中では5番手というポジションに回復した。
マルケロフは、フオッコを抜いて2番手に上がったF2デビュー戦のニコ・カリ(MPモータースポーツ)を10秒以上引き離して首位をひた走って行く。しかし、無線がうまく通じないトラブルに見舞われていた。
一度は2番手に上がったカリだが、16周目からペースダウン。フオッコに再び抜かれてしまい、さらに福住仁嶺(アーデン)にも18周目に抜かれてしまう。
19周を走り終えたところで、マルケロフがついにピットイン。ただ、突如のピットインだったのか、タイヤ交換に手間取り、12番手までポジションを落としてしまう。
フオッコと福住は、タイヤ交換をせず走行を続ける。福住の後ろには、すでにタイヤ交換を終えた組の中のトップであるアルボンが迫ったが、必死の防戦。ただし、22周目に抜かれてしまう。
フオッコがピットインしたのは23周終了時点。牧野の後ろ、8番手でコース復帰を果たす。福住はさらにタイヤを交換せずに走行を続け、結局25周を走り切ったところでピットストップを行い、13番手でコースに復帰した。
牧野は6番手を走っていたが、27周目にペースが一気に落ち、フオッコに抜かれ、アレジオ・ロランディ(トライデント)とロベルト・メリ(カンポス)、さらにルイス・デレトラ(チャロウズ)にも抜かれてしまう。途中マキシミリアン・ギュンター(アーデン)がストップし、バーチャルセーフティカーが出動するが、それも功を奏さなかった。
結局アルボンが後続に11.3秒の差をつけてトップチェッカー。タイトル争いに望みを繋げた。2位にはラティフィが入り、ダムスが1-2フィニッシュを果たした。
3位にはデ・フリーズ。ランキング首位のラッセルは4位だった。
福住は最後牧野を抜いて、9位でフィニッシュ。牧野も10位に入り、日本人ドライバーが揃ってポイントを獲得した。ただ、8番手フィニッシュのメリは、コース外走行でアドバンテージを得たとして、審議対象となっている。
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