メルセデスのチーム代表を務めるトト・ウルフは、ドライバーの自信を維持するためにチームとしてもっとできることがあると語った。
ウルフは、バルテリ・ボッタスがシーズン終盤に苦しんだことで、タイトル獲得の希望が潰えた後のドライバーの考え方の変化を浮き彫りになったと考えているが、それは以前は必ずしも評価されてこなかった要素だという。
■ボッタス、やれ! メルセデス代表、アタック直前の”珍しい”無線は「新しい形のサポート」
新型コロナウイルスに罹患したルイス・ハミルトンの代役としてサクヒールGPを戦ったジョージ・ラッセルの影に隠れ、不本意な結果に終わってしまった後、ボッタスはウルフとお互いをサポートするための最善の方法について話し合った。
最終戦アブダビGPに向けて行なわれた変更のひとつが、ボッタスへの”声かけ”だ。彼はチームから無線でもっと励ましの言葉をかけてほしいと考えており、それが実行されたのだ。
ウルフは、ドライバーたちの精神状態をうまくマネジメントするのはチームにとっての課題であり、そのグランプリでのパフォーマンスだけを重視するべきではないとmotorsport.comに話した。
「我々が注目し、協力して取り組む必要があることは、ドライバーにとってチャンピオンシップに勝つことだけが全てではないということだ」
「それ(タイトル)が決まったときに、どうすればエネルギーレベルを高く保つことができるか、その方法を見つける必要があるんだ。しかしこのスポーツでは、勝ち負けの差は非常に小さい」
「もしボッタスがサクヒールGPで先頭に立ち、レースに勝っていたら誰もバルテリを批判しなかっただろう。そしてそれは、スタートの良し悪しにかかっていた。彼は我々の不適切なピットストップ・アクシデントの前に追い上げていたんだ」
「だからドライバーを判断する際は、高揚感と憂鬱感の間で揺れ動いていてはいけない。ドライバーが自信を持ち、能力を伸ばし、持続可能なパフォーマンスを発揮できるように手助けして、パフォーマンスの平均値を見なければいけない」
ボッタスは2020年シーズン、ハミルトンに124ポイント差をつけられたものの、この数字が彼らのパフォーマンス差を如実に表したものではないと、ウルフは主張。ボッタスはパンクや赤旗中断など、コントロールできない出来事によって多くのポイントを失ったと彼は語った。
「2020年、バルテリには良い時期もあったが、それ以上に落ち込んだ時期もあった」
「それはパフォーマンスが欠如しているのではなく、単に運が悪かっただけなんだ」
「赤旗が振られる前に彼がトップに立ったことは何度あっただろうか? あるいはタイヤがパンクする前にトップに立ったことが何度あっただろうか? 何度もあるんだ」
「彼はもっとたくさんの勝利を手にすることができただろう。タイトル争いはもっともっと長く続いていたかもしれない」
「彼は非常にハイレベルなパフォーマンスをしている。週末に最高のパフォーマンスを見せてくれれば、彼に疑問を抱く理由はないだろう」
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