ジョージ・ラッセルは、所属するメルセデスが2025年シーズンのF1に向けてニューマシンW16の開発において“新たな罠”にハマらないよう細心の注意を払っていると語った。
かつてF1で一時代を築いたメルセデスは、現行グラウンド・エフェクト時代の幕開けとなった2022年シーズンに大きく出鼻をくじかれ、そこから2年はなかなか立ち直れないシーズンが続いた。空力が原因のポーパシングの解決に1年半近くを要した上、その問題が上位進出の妨げとなる課題を覆い隠していたのだ。
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2024年シーズンにメルセデスはマシンに大幅な改良を施し、ジョージ・ラッセルとルイス・ハミルトンが2勝ずつを挙げたものの、サーキットレイアウトやコンディションによっては苦しむこともあり、コンストラクターズランキングでは4位に終わった。
ロンドンで開催されたF1合同ローンチイベント“F1 75”に出席したラッセルは、ハミルトンのフェラーリ移籍により新人のアンドレア・キミ・アントネッリと共に迎える2025年シーズンに向けて、チームが短期的な問題解決策による効果と弊害を考え、より規律の取れた開発アプローチを採ったと語った。
「例年のような罠に陥ることはないと僕はかなり自信を持っている」とラッセルは言う。
「ここ2~3年は問題を解決することに集中していて、それが将来どんな問題を引き起こすかが見えていなかった。ひとつのことを解決しても、それがまた新たな問題を引き起こしてしまう」
「僕らはこれまでよりも、ずっと先を見据えてきた。空力のような世界ではごく普通のことで、ハンドリングを変えてフロントを強くすると、リヤが犠牲になる。行き過ぎれば、同じように問題になる」
「『僕らが実施しようとしている根本的な変更はこれ』『それは〇〇になると考えているが、これらのレースで問題になるのか?』『もしそうなら、それを回避するためにどうドライブするのか?』というように、徹底的に考えられたと思う」
とはいえ、メルセデスが2025年シーズンに向けて講じた措置が、実際にチームの運勢を改善するのに十分かはまだ分からない。そしてチームは2025年マシンをさらに開発するか、割り切って全く新しいレギュレーションが導入される2026年シーズンに向けた開発にリソースを注ぎ込むか、厳しい決断を強いられる。
「今年は大きな変化の年になるだろう」とラッセルは言う。
「正直なところ、毎年問題を発見しては解決し、また新しい問題を生み出してきた」
「マシンに加えた全ての変更点でより規律が取れていると思う。新たな罠にハマらないように、シミュレータ作業に関してはこれまで以上に徹底している」
「今のところ、妥当なステップを踏めていると思う。2025年から2026年にかけて、みんながどのようなリソース配分をするかによって、かなり興味深いシーズンになるだろう」
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