ベースはポルシェ911ターボS
1980年代のチューニング界の伝説、ウーヴェ・ゲンバラ氏の息子であるマーク・フィリップ・ゲンバラ氏は、『マルシエンGT(Marsien GT)』と名付けられた新型スーパーカーを公開した。ポルシェ959にインスパイアされた公道志向の最新モデルだ。
【画像】830psの水平対向6気筒を搭載した最新作【マーク・フィリップ・ゲンバラ・マルシエンGTを詳しく見る】 全32枚
このモデルは、砂漠での高速走行を想定した『マルシエン』から派生した。その名称はフランス語で「火星人」を意味し、UAEの火星を思わせる砂漠の風景から着想を得たものだ。
新型マルシエンGTはアスファルト路面での走行に重点を置き、マルシアンよりも車高を低く、シャシーを硬く設定している。ポルシェ911ターボSをベースにしており、圧倒的なパフォーマンスと「日常的な実用性」を融合させることを目指している。
ベースとなった911からの主な変更点としては、新しいカーボンファイバー製ボディワークと、ルーフ製エンジンへの換装が挙げられる。そのツインターボチャージャー付き水平対向6気筒エンジンは、最高出力830psと最大トルク94.8kg-mを発生する。
オプションで、出力を900ps以上に引き上げるエンジンアップグレードも用意される。
派手さを抑えたスポーティなインテリア
また、路面の変化にアクティブに対応するKW製ダンパーを備えた新型ダブルウィッシュボーンサスペンションが採用されている。
インテリアでは、ポルシェ・カレラGTをモチーフにしたシフトレバーが特徴的だ。素材やカラーとしては、レザー、アルカンターラ、カーボンファイバーのディテールを組み合わせた複数のインテリアパッケージから選択できる。
マルシエンGTの生産予定台数はわずか30台で、価格は77万ユーロ(約1億4000万円)からとなる。ただし、ベースとなる911の価格は含まれていない。
この生産台数は、ウーヴェ・ゲンバラ氏の生誕70年を記念したもので、これまでに40台のマルシエンが生産されている。
なお、息子のマーク・フィリップ・ゲンバラ氏が設立した会社『マーク・フィリップ・ゲンバラ(Marc Philipp Gemballa GmbH)』は、初代911ターボやBMW 635CSiなど、型破りな改造で知られる父親のゲンバラ社(Gemballa GmbH)とは無関係である。
マルシエンGTは、今週後半に米国で開催されるモントレー・カー・ウィークの一環であるペブルビーチ・コンクール・デレガンスで初公開される予定だ。
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