現行レクサスLSをローダウンできる唯一のアイテムが、データシステムのエアサスコントローラー「ASC683L」。純正の車高選択スイッチで簡単に切り替えられるのが特徴だ。
最大70mmのローダウンと自動復帰を兼ね備えた逸品
現行レクサスLSは、同ブランドの最上級サルーンでありながらクーペスタイルの攻めたフォルムが特徴だ。いままで現行LS(50型)になかったのがエアサスコントローラーで、先代LS(40型)向けにもエアサス&アクティブサスコントローラーとしてリリースしているデータシステムが開発、市販化したのが「ASC683L」 。現行LSの電子制御エアサスペンションには、走行時に車高を自動的に下げるだけでなく、状況に応じて上げることも可能。任意で設定できるノーマルとハイの2段階に加えて、乗り降り時に車高が上がる乗降モードも用意されているが、「ASC683L」の開発ではこの乗降モードの存在が苦労させられたそうだ。
市販化にこぎ着けた「ASC683L」は、究極のローダウンを謳う「SPLモード」と、ほどよい車高の「STDモード」のふたつの車高設定値をメモリーできるようになっている。SPLモードは7段階(最大70mmダウン) 、STDモードは3段階(最大30mmダウン)の切り替えが可能で、ノーマル車高よりも上げることはできない。また、90km/h以上になるとSTDモードはノーマル車高に復帰し、より低いSPLモードの場合では車高を3段階上昇させ、50km/h未満になると設定しておいた車高に復帰する。さらに、前輪左右の車高を独立で設定できるようになっていて、左右バランスを調整することもできる。
最大70mmローダウンが可能なSPLモードにすると、クーペルックの現行LSがさらに低く構えているのが一目瞭然で、ノーマル車高が腰高のように感じるほど。純正スイッチで容易に車高変更ができるため、段差を乗り越える際にも気を使わずに済む。現行レクサスLSのボディシェイブに惚れてオーナーになった人は、ローダウンの姿に惚れ直すはずだ。
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