レッドブルのセルジオ・ペレスは、F1メキシコシティGP決勝のスタートでの接触について「勝つことしか考えていなかった」と語った。
開催期間中に延べ40万人を超える大観衆が詰めかけた今年のメキシコシティGP。母国戦の決勝レースを5番手から迎えたペレスは、絶好のスタートを決めるとターン1までの長いホームストレートで、ポールスタートのシャルル・ルクレール(フェラーリ)、チームメイトのマックス・フェルスタッペンに並びかけ、3台横並びの状態となった。
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ターン1ではイン側からフェルスタッペン、ルクレール、ペレスの並び。一番アウト側にいたペレスは切り返しのターン2でイン側の走行ラインを取るべく、ターン1で2台をまくろうとしたが、ターンインのタイミングでペレスの右リヤタイヤとルクレールの左フロントタイヤが接触した。
タイヤ同士が当たったことでペレスのマシンは跳ね上げられ、マシンは大きなダメージを負った。ペレスは一周回ってピットまでたどり着いたものの、リタイアを余儀なくされた。
マシンを降りたペレスは苦渋の表情を浮かべたが、集まった母国ファンの前で勝利だけを目指していたとして、高いリスクを取ったが故の結果に後悔はないという。
「今回はチャンスだったから、悲しいのは間違いないよ」
リタイア後、DAZNスペイン版に対してペレスはそう語った。
「スタートはとても良かったし、レースに勝つことしか考えていなかった。表彰台に登るだけじゃ嫌だった。もう2年連続で表彰台に上っていたからね」
「チャンスだと思ったから、攻めたんだ。今思えばリスクを冒したけど、もし成功していたらトップでターン1を抜けていたはずだ」
またペレスは、ルクレールがターン1で引くと考えていたようだ。
「シャルルは真ん中にいたから、彼があんなにブレーキを遅らせるとは思わなかった」とペレスは言う。
「彼はイン側にいたマックスよりもマージンが少なかったし、アウト側にいた僕が一番奥までブレーキを遅らせていた」
ペレスの1周目でのリタイアは、週末を通して母国の英雄を熱狂的に応援してきた大勢のメキシコファンにとって最悪のシナリオだった。
「彼らにとっては大きなダメージかもしれないけど、僕は文字通り全力を尽くせたから、気持ちよく家に帰ることができる」
「もし今回、優勝するチャンスがあったと分かりながらも表彰台で終わっていたら……何があっても、みんなに勝利を届けたかったら、彼らにとって残念なことだ」
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