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クアルタラロが3連続ポール。M.マルケスは最終周のミスで2列目/第7戦イギリスGP

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クアルタラロが3連続ポール。M.マルケスは最終周のミスで2列目/第7戦イギリスGP

 5月24日、2025年MotoGP第7戦イギリスGPの2日目セッションがシルバーストン・サーキットで行われ、MotoGPクラスの予選ではファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)がポールポジションを獲得した。小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)は前日の転倒で脛を骨折した可能性があり同ラウンドは欠場する。

 2日目は曇り空だが、初日と同様にドライコンディション。気温は17度、路面温度は22度で30分間のFP2が始まった。欠場しているホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)の代役はロレンツォ・サバドーリが務めている。また、アレイシ・エスパルガロ(ホンダHRCテスト・チーム)が今季2度目のワイルドカード参戦をしている。

ミル、Q2直接進出にわずか0.096秒届かず「スピードに手応えを感じていた」/第7戦イギリスGP 初日

 FP2の開始時には小椋の欠場が発表された。FP1の最後に2コーナーで転倒していたが、右脛骨上部の骨折の可能性があるようで、検査のためにスペイン・バルセロナに戻る。さらなる情報は検査後にチームが発表するようだ。

 その他の22人のライダーは一斉にコースイン。フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)が最初に1分59秒756に入れてトップタイム。8分が過ぎると15コーナーでアレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)がリヤを滑らせて転倒。コース上からは外れたが縁石付近にマシンが残り危険だったため、赤旗が掲示されてマシンを回収した。

 21分03秒のセッションが再開されると、ペドロ・アコスタ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)が7コーナーでスリップダウンしていた。残り15分頃には2分を切ったライダーが4人に。トップは変わらずバニャイア、2番手はジョアン・ミル(ホンダHRCカストロール)、3番手はジャック・ミラー(プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP)、4番手はフランコ・モルビデリ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)となる。

 その後はタイムが更新されていき、1分59秒590のフェルミン・アルデグエル(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)がトップに立つが、マルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)が1分59秒178でそのタイムを塗り替えた。

 終盤はアレックス・マルケスが1分59秒424に入れて2番手に。マルケス兄弟のワン・ツーかと思われたが、最後にクアルタラロが1分59秒032でトップタイムを獲得した。

 続いて行われた予選Q1は、気温17度、路面温度24度だ。ソムキャット・チャントラ(イデミツ・ホンダLCR)のみタイヤはフロントにミディアム、リヤにソフトを選択。その他のライダーは前後ともにソフトだ。

 1度目の計測はトップ2がラウル・フェルナンデス(トラックハウスMotoGPチーム)とアコスタ。次の周には1分58秒566のアコスタ、1分58秒716のミルへと変わりピットイン。2度目の走行に入るとマーベリック・ビニャーレス(レッドブルKTMテック3)のマシンがストップ、さらにチャントラが転倒している。

 そんななか、ルカ・マリーニ(ホンダHRCカストロール)が1分58秒209、モルビデリが1分58秒299でふたりが一気に浮上。この2名が予選Q2への進出を決めた。

 予選Q2の1度目の計測はクアルタラロ、アレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)、ミラーのトップ3で、いきなり1分58秒台に入れた。次周にはマルク・マルケスが1分57秒914を記録してトップ、2番手は1分58秒195のクアルタラロ、3番手は1分58秒220のバニャイア、4番手は1分58秒245のアレックス・マルケスだ。

 ピットに入り残り5分で2度目のアタックに入ると、クアルタラロが1分57秒233で首位に。このタイムで3戦連続でポールポジションを獲得した。

 フロントロウは1分57秒542のアレックス・マルケス、1分57秒822のバニャイアだ。マルク・マルケスは最後のラップでコースアウトしてしまい4番手、5番手はアルデグエル、6番手はミラーだ。

 3列目はファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)、マリーニ、最後に転倒したヨハン・ザルコ(カストロール・ホンダLCR)。4列目はモルビデリ、マルコ・ベゼッチ(アプリリア・レーシング)、リンスとなった。

[オートスポーツweb 2025年05月24日]

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みんなのコメント

5件
  • taka.
    良し!FP、予選、スプリントでもやれる事はわかった。次の課題はロングランだ。復活のエル・ディアブロ。
  • civ********
    YAMAHAとクアルタラロの一発の速さはもう疑う必要は無いですね。リンスとミラーも近づいて来てます。
    今後はロングランですね。
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