現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > オフロードを走れるのが魅力のハズなのに……2輪駆動のSUVに存在価値はあるのか?

ここから本文です

オフロードを走れるのが魅力のハズなのに……2輪駆動のSUVに存在価値はあるのか?

掲載 更新
オフロードを走れるのが魅力のハズなのに……2輪駆動のSUVに存在価値はあるのか?

 SUV発祥の地アメリカでも1980年代からFFモデルが存在した

 SUVというのはクロカンをルーツとしている部分もあり、4WDが当たり前というイメージはある。しかし最近はFFのSUVがあって、なんだか違和感があったりする。だが、じつはSUVの発祥地でもあるアメリカでは、1980年代ぐらいからFFモデルが存在していた。

SUVは中身が千差万別! SUV選びで失敗しない4つのポイントとは

 また、ハイラックスサーフなどの日本車でも北米仕様にはFFが用意されていたほど。並行モノを扱うショップでは、「FFのクロカンあります」というのをアピールしていたところもあって、「海外にはそんな仕様があるんだな」と思ったものだ。

 もちろん当時のモデルはハードなテイストで、クロカンイメージが強いものばかりだったが、それなのにFFという理由はそのイメージにあった。アメリカといっても荒野を走りまくるわけでもなく、舗装路を走る場合がほとんど。そうなると4WDである必要はない。アメリカゆえに燃費は意識しないかもしれないが、車両価格は安いほうがいいということもあったりして、FFを求める層が一定数存在するのは事実。

 でも、アメリカ人はピックアップが好きなことからもわかるように、開拓者的なイメージを好む。実際、クロカンのイメージが大好きで、今でも各メーカーともに複数の無骨なSUVをラインアップしており、ジープはその典型だろう。

 悪路御用達のスズキ・ジムニーにもFRモデルがあった!

 その流れが北米以外にも日本などにも波及して現在に至ると言っていい。クロスオーバーやプレミアムSUVが全盛の昨今では、一生悪路を走らないケースがほとんど。SUVだから4WDでないとダメというユーザーも少なく、それよりも価格の安さや燃費を重視する傾向もある。

 もちろん雪国やスキーなどで雪道を走るというユーザーは4WDを選ぶだろうが、逆を言えば、非降雪地などでは4WDである必要もない。でもスタイル的にはSUVは魅力だし、視点が高いので運転もしやすい。実用面でもワゴン的にも使えて便利だ。メーカー側としても、横置きエンジンが多いのでFF化もしやすく、負担も少ない。

 そうなると、必然的にFFをラインアップに加えるということになるのが自然だろう。ちなみにゴリゴリのクロカンであるジムニーには、FFではないがFRの2WDモデルが存在したのをご存じだろうか。先代のJ2というモデルがそれで、女性向けのL(恐らくレディのL)というのもあった。とくに後者は快適装備の充実に力を入れ、当時のリリースを見ても「力強いイメージを街中で楽しんでいただく」とあるのは、まさにこの原稿のテーマの結論と同じというわけだ。

こんな記事も読まれています

V型4気筒エンジン搭載!! ホンダ「VF750F」に注ぎ込まれた先鋭のメカニズムとは?
V型4気筒エンジン搭載!! ホンダ「VF750F」に注ぎ込まれた先鋭のメカニズムとは?
バイクのニュース
フェラーリ内紛再び? サインツJr.、F1中国GPの1周目ルクレールの動きに苦言「僕らのレースに影響を及ぼした」
フェラーリ内紛再び? サインツJr.、F1中国GPの1周目ルクレールの動きに苦言「僕らのレースに影響を及ぼした」
motorsport.com 日本版
タナベのローダウンスプリング「SUSTEC NF210」に『スペーシアカスタム』の適合が追加
タナベのローダウンスプリング「SUSTEC NF210」に『スペーシアカスタム』の適合が追加
レスポンス
全長4.4mの人気コンパクトSUV 日産・新型「キャシュカイ」欧州で登場 変更されたフロントグリルは「サムライの鎧」をイメージ!?
全長4.4mの人気コンパクトSUV 日産・新型「キャシュカイ」欧州で登場 変更されたフロントグリルは「サムライの鎧」をイメージ!?
VAGUE
マツダ「新型“最上級”ステーションワゴン」!? まさかの「復活」に期待の声も! 次期「MAZDA6“ワゴン”」予想CGが「カッコイイ」と反響集まる
マツダ「新型“最上級”ステーションワゴン」!? まさかの「復活」に期待の声も! 次期「MAZDA6“ワゴン”」予想CGが「カッコイイ」と反響集まる
くるまのニュース
【MotoGP】ホンダは苦境でも、ザルコは「悲観的になる必要はない」と前向き。改革の効果出るのはまだ先?
【MotoGP】ホンダは苦境でも、ザルコは「悲観的になる必要はない」と前向き。改革の効果出るのはまだ先?
motorsport.com 日本版
マットモーターサイクル、新モデル『DRK-01』受注開始
マットモーターサイクル、新モデル『DRK-01』受注開始
レスポンス
2024スーパーGT第2戦『FUJI GT 3 Hours RACE』参加条件
2024スーパーGT第2戦『FUJI GT 3 Hours RACE』参加条件
AUTOSPORT web
やってはいけない「マフラー交換」5例。「爆音」「落下」「黒焦げ」など本当にあったダメなカスタムをお教えします
やってはいけない「マフラー交換」5例。「爆音」「落下」「黒焦げ」など本当にあったダメなカスタムをお教えします
Auto Messe Web
WEC第2戦、7号車トヨタが今季初勝利、巧みな戦略でポルシェの追い上げを退ける。8号車トヨタも5位入賞 【イモラ6時間決勝】
WEC第2戦、7号車トヨタが今季初勝利、巧みな戦略でポルシェの追い上げを退ける。8号車トヨタも5位入賞 【イモラ6時間決勝】
Webモーターマガジン
たった9台の激レアなアルファロメオTZ3! V10 OHVエンジン搭載のその中身はなんと「ダッジバイパー」だった!!
たった9台の激レアなアルファロメオTZ3! V10 OHVエンジン搭載のその中身はなんと「ダッジバイパー」だった!!
WEB CARTOP
ブラックのベントレーウイングが印象的なベントレー・ベンテイガの特別仕様車が登場
ブラックのベントレーウイングが印象的なベントレー・ベンテイガの特別仕様車が登場
カー・アンド・ドライバー
ロイヤルエンフィールド INT 650 発売、価格は94万7100円より…ブラックアウトの「DARK」を新設定
ロイヤルエンフィールド INT 650 発売、価格は94万7100円より…ブラックアウトの「DARK」を新設定
レスポンス
いまの若者にも「パブリカ」の偉大さを伝えたい! いまの大ヒット車「ヤリス」に繋がるご先祖が「超国民思い」のクルマだった
いまの若者にも「パブリカ」の偉大さを伝えたい! いまの大ヒット車「ヤリス」に繋がるご先祖が「超国民思い」のクルマだった
WEB CARTOP
写真の中のセナが蘇る? アイルトン・セナ没後30年を偲ぶ【オートモビルカウンシル2024】
写真の中のセナが蘇る? アイルトン・セナ没後30年を偲ぶ【オートモビルカウンシル2024】
くるくら
”宙ぶらりん”の来季WRCレギュレーション。変更望むFIAにマニュファクチャラーが反発か
”宙ぶらりん”の来季WRCレギュレーション。変更望むFIAにマニュファクチャラーが反発か
motorsport.com 日本版
スズキ新型「高級SUV」発表! 「絶対“スピード違反”させないマシン」搭載! 900万円超えの「アクロス」伊に登場
スズキ新型「高級SUV」発表! 「絶対“スピード違反”させないマシン」搭載! 900万円超えの「アクロス」伊に登場
くるまのニュース
驚くほど快適になった!──新型ランドクルーザー250シリーズ試乗記(速報)
驚くほど快適になった!──新型ランドクルーザー250シリーズ試乗記(速報)
GQ JAPAN

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

165.4200.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

11.8398.0万円

中古車を検索
ジムニーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

165.4200.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

11.8398.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村