カズサスのエアサスと徹底した上げ加工で40系ヴェルファイアを完全着地
エアロパーツを一切組まないまま、路面へ吸い付くようなフォルムを手にした現行「ヴェルファイア」がある。仕掛けはエアサスと妥協のない上げ加工、そしてメッキ部分をフィルムでスモークに染める引き算の発想。20系「アルファード」、30系「ヴェルファイア」を乗り継いだオーナーが「これで最後」と決めて挑んだ1台を取材した。
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20系アルファードから30系ヴェルファイアを経て40系へ。ベテランオーナーが挑んだ最後の1台
トヨタ「ヴェルファイア(40系)」だった。オーナーはこの車両にたどり着くまでに、20系アルファード、30系ヴェルファイアと、トヨタの高級ミニバンを続けてドレスアップしてきた経歴を持つ。
取材の場でオーナーが口にしたのは、次のひと言である。
「年齢的にイジるのはこれで最後」
ベースに選んだのは、フルモデルチェンジからさほど時間が経っていない40系。手本にしたのは東北で支持されているシンプルスタイルで、そこへ自身の解釈を重ねることで、他とは重ならない空気をまとわせている。
カズサスのエアサスとJラインのアームで40系ヴェルファイアを完全着地させる
まず目を奪われるのは、常識的な範囲を大きく下回る車高の低さである。足まわりにはカズサスのエアサスを組み込み、アーム類はJラインで統一して動きの整合性を取っている。
落とし込む過程で干渉する箇所は、迷いなくカットして逃げを作った。燃料パイプなども可能な範囲で上げ加工を施し、車体下面に余裕を生み出している。積み重ねた結果として手に入れたのが、完全着地(車体の下端が路面に触れるまで車高を落とし切った状態)である。新車の香りが残る現行モデルで、ここまで踏み込む例はそう多くない。
BBS「RI-D」とイデアルのブレーキが支える全下げ時のツラウチセッティング
低さを引き立てているのは、足元の選択でもある。ホイールは高級鍛造の代名詞であるBBS「RI-D」。2011年に登場した超超ジュラルミン鍛造ホイールで、強度と軽さを兼ね備えた素性を持つ。ブレーキシステムはイデアルを組み合わせ、大径ホイールの内側を隙なく埋めている。
セッティングはツラウチ(タイヤやホイールの外側面をフェンダーより内側に収める合わせ方)で、全下げ時にはディスクとフェンダーが紙一重の距離まで接近する。低いままで快適性をさらに引き上げるべく、フロント用ショックを新たにオーダー中とのことだ。
エアロレスでもオーラを放つ理由は純正メッキ部分のスモークアレンジとプロテクションフィルム
外装にエアロの類は組み込まれていない。その代わりに効いているのが、純正グリルの色合いに合わせて仕上げたメッキ部分のスモークアレンジである。輝きを一段落ち着かせることで、40系本来の造形が引き締まって見える。
仕上げにはプロテクションフィルムを使っている。塗装で色を入れる方法とは違い、万が一飽きた場合でも純正の状態へ簡単に戻せる。さり気なく違いを出しながら、後戻りの道も残しておく判断は、長年ドレスアップを続けてきたオーナーならではの引き出しといえる。
3台にわたって高級ミニバンと向き合ってきたオーナーは、最後の1台で足まわりに全力を注ぎ、外装では力を抜いた。派手さを競うのではなく、自分が納得できる低さと質感を突き詰めた40系ヴェルファイアには、経験を重ねた人だけが到達できる静かな説得力がある。乗り心地を磨く作業はまだ続いており、この1台との時間はこれからも積み上がっていく。
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みんなのコメント
ダサ過ぎてタダでもいらない。
いや金もらってもいらないし、恥ずかし過ぎて家に置きたくない。
趣味の雑誌ならまだしも一般人も目にするこんな記事に取り上げられるとか、もはや罰ゲームだろ。
ご近所の冷ややかな視線が目に浮かぶわ笑