自動車製造で排出されるCO2の約25%が塗装工程
自動車カスタムのひとつとしてボディラッピングが普及しています。2011年頃からカラーやデザインのバリエーションが増えてきたことが理由です。2025年5月21日~23日に神奈川県横浜市で開催された「人とくるまのテクノロジー展2025」のAICAブースで気になる文言を見つけました。
2万円でクルマを全塗装! ハケとローラーで行う「自家塗装キット」を愛車のロードスターに試した結果は?
外壁や樹脂接着剤を製造する老舗メーカーが自動車産業へ新たなる提案
『塗装は「貼る」時代へ……』。なかなかエキセントリックなキーワードで思わず足を止めたのはAICA(アイカ)のブース。中に入ると、色とりどりの模型やホイールキャップなどが置かれていた。何でもフィルムを張り付けて仕上げているそうだ。
AICAは愛知化学工業として1936年創業という、第二次世界大戦前からの老舗企業。当初は樹脂接着剤や自動車用のプラグなどを作るメーカーだった。やがてメラミンの化粧板などを作るようになり、1980年代には外壁材のジョリパッドなどを開発した(我が家もお世話になっていた!)。
そんなわけだから、どちらかといえば会社の沿革を見るかぎり、建築資材の分野の方が得意なのかと思われた。近年は化成品事業に力が入っているようである。そんなAICAが生み出したのが、3次元加飾ハードコートフィルム「ルミアート」である。
AICAによれば、自動車製造で排出されるCO2の約25%が、塗装工程に起因すると言われている。だからその部分をフィルム加飾で置き換えられないかといったところに注力している。
傷つけてもコンパウンドなどのリペア材の使用できる
スプレー塗装からこのハードコートフィルム加飾に変えることで、CO2排出を半分以下に抑えられると試算されている。しかも耐久性が高く、ガソリンなどへの耐性もある。さらに洗車時の細かい傷もつかないことから、外装フィルムとしては極めて高い性能を持っている。では、これをどのように自動車に貼るのかである。近年外装をフィルムで仕上げる作業はよく見かけるが、すべて手作業だ。しかし、それはあまりにも非効率的である。
そこで同社が考案したのがTOM(Three Dimentional Oberley Method)成型という手法である。ブースで映し出されていた映像は、ボンネットへのフィルム加飾を、人手をまったく使わずに施工するものであった。基本的にはボディ外装パーツすべてに加飾は可能。そしてさらに驚いたのは、万一傷が入った時にもコンパウンドなどのリペア材で対処が可能だということだった。
すでに塗装ブースを設置した工場では投資の観点から無理だが、新規に立ち上げるクルマの組み立て工場なら、その可能性はゼロではない。
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みんなのコメント
昔から有りましたよ!
フェイクプレス記事書けるな!