サイトトップへ

サイト
トップへ


現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ヒット車の「車名」にあやかって大誤算! じつは難しい「派生車」と失敗した3台

ここから本文です

ヒット車の「車名」にあやかって大誤算! じつは難しい「派生車」と失敗した3台

 ベースモデルの成功に乗っかったハズだったのに……

 いつの時代にも派生車は存在する。直近ではノートオーラだ。背景には新型ノートのバリエーションがあった。

バンにSUVにミニまで!? 13代の歴史のなかには色々あった「スカイライン」の衝撃バリエーション

 新型ノートはハイブリッドのe-POWERのみで、ノーマルエンジンを削った。「先代型も売れ筋はe-POWERだった」というのが廃止の理由だが、実際には25~30%はノーマルエンジンが売れていた。この不足分を補うことも視野に入れ、派生車のノートオーラを加えた。先代型のノーマルエンジン車は価格が160万円前後、ノートオーラは260万円を超えるから、同等に売れると儲かる。オイシイ話だ。

 このように派生車は「ベース車の名声にあやかって儲けたい」という狙いで設定されることが多い。ノートオーラもいきなり「オーラ」で登場したら、ユーザーはどういうクルマなのか悩むが、ノートオーラならわかりやすい。

 ただし派生車は、コケることも多いのだ。その例を挙げてみよう。

 1)トヨタ・マークXジオ(2007年)

 最初に見た瞬間、「こりゃダメだ!」と確信したのがマークXジオだ。3列目のシートを使うとミニバン、畳むとワゴン、間仕切りを入れるとセダンというコンセプトだったが理解しにくい。3列目は狭く価格は割高だ。

 ところが1カ月の販売目標は4000台と強気で、1カ月後には8000台を受注したと発表された。

「んなバカなっ、ウソだろっ!」。この仕事をやめようかと思った。2007年10月には、車名別の登録台数ランキングでも、マークXがカローラシリーズ、ヴィッツ、フィットに続く4位に入ったのだ。

 それまではマークXセダンだけで30位前後だったから、マークXジオの追加で急上昇したことになる。

 その後も11月は好調を保ったが、12月以降は急降下した。「やっぱり売れなかった、俺は間違っていなかった。この仕事を続けよう」と思い、今に至っている。

「こんなのあったっけ?」と言われるような悲しき存在も

 2)トヨタ・パッソセッテ(2008年)

「ミニバンユーザーの気持ちをまったく理解できていない!」と怒りすら感じたのがパッソセッテだ。パッソをベースにしたコンパクトミニバンだが、3列目は狭く、サッパリ売れなかった。

 決定的なのが車名だ。ミニバンは価格の安い小さな車種でも、幸せな家族の象徴だ。子供が生まれてミニバンを購入して、お父さんは「さあこれから子育てと仕事を頑張るぞ!」と、決意を新たにするのだ。そこにパッソの車名を付けたらどうなる? これから頑張るぞ! という気持ちになれますか? こんな車名を付けるのは、ミニバンとしての開発コンセプトが定まっていない証だ。

 案の定売れず、2010年に一度生産を終えたシエンタを2011年に復活させる異例の事態となった。そしてパッソセッテは、2012年に1代限りで終了した。トヨタとしては珍しい大失敗であった。

 3)日産キューブ キュービック(2003年)

 パッソセッテほど酷くないが、日産も似たような失敗をしている。それがキューブキュービックだ。2代目キューブの全長とホイールベース(前輪と後輪の間隔)を伸ばした3列シートミニバンだが、キューブとの違いがわかりにくい。

 開発者は「ミニバンに乗っていると思われたくないお客様もおられるから、あえてキューブと同じように見えるデザインにした」と述べた。これじゃダメでしょ。せっかくミニバンを買ったのに、友人から「へー、キューブに乗ってるんだ。子供が生まれたんだから、ミニバンにすればイイのに」などと言われてしまう。

 派生車種にもアルトラパンのような成功例もあるが、失敗例が目立つ。ほかにもN-BOXスラッシュ、フィットアリア、カローラルミオンなどが思い浮かぶ。人気車の車名にあやかるのは、要は自信がないからだ。ノートオーラには、頑張って派生車種の新たな星になってもらいたい。応援しているぞ!

おすすめのニュース

サイトトップへ

(株)カービュー関連サービス

メールマガジン メールマガジン

愛車無料一括査定

あなたの愛車今いくら?

車の種類を選択
事故車 商用車
お住まいの郵便番号を入力
-
※郵便番号がわからない方はこちら

※(株)カービューのページへ移動します